社長賞を受賞した折口さんにインタビューしました

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こんにちは。広報のたがみです。

先日行われたキックオフで、表彰式が開催されました。

▽表彰式についてはこちら▽ sabawaku.serverworks.co.jp

その中で、サーバーワークス社長賞を受賞された折口さんにお話を伺いました。

右側が折口さんです。

折口さんは昨年度、サーバーワークスが提供している「クラウドシェルパ」のお客様への導入、支援を推進した第一人者として功績を収め、社長賞の受賞に至りました。

大石さんによる授賞理由が以下の通りです。

「クラウドシェルパ」のローンチ後に、AWSとのプロサーブとの間でのサービスブラッシュアップに関するプロジェクトリーダーとして、スコープの策定から、必要事項の取りまとめなどプロジェクトリーダーとして推進していただいています。

「クラウドシェルパ」で提供されるサービスは今後の当社ビジネスの中核サービスとなるもので、そこに対して、しっかりとしたビジョンを持ちプロジェクトを推進してもらっています。

伴走して解決に導く「クラウドシェルパ」

ここまで何度も出てきている「クラウドシェルパ」、何ぞや?という話ですが、

クラウドシェルパは、AWS の導入から、導入後のガイドラインや統合基盤環境最適化を行い、クラウドネイティブを目指すお客様に総合的なサポートを提供できる伴走型ソリューションの総称です。

これまでサーバーワークスが提供してきたソリューションに「伴走型」という新しい価値・メッセージを付帯して、再構築しているものを指します。

シェルパというのは、登山者が山の頂上にたどりつくための手助けをする案内人を意味する登山用語で、サーバーワークスがこのシェルパとなり、お客様と伴走することでクラウドの導入・活動の支援をしていきたいという想いからこの名称がつけられています。

折口さんの受賞の感想や本受賞のカギとなるクラウドシェルパについてお聞きしましたので、お読みいただければと思います。

ー まずは社長賞おめでとうございます!

折口:ありがとうございます。

あの日はサプライズで…と言いたいところですが、実は少し予想できちゃっていました(笑)

というのも、キックオフより前に大石さんから「当日、よろしくね!」と言われていたんです。なんのことだ…?と思いつつ、表彰式があることは知っていていたのでうっすら「あ、大石さん表彰する人ひとりひとりに声かけてるんや」と気づきました。

結構沢山の人が表彰されるんだろうな~いつ名前出てくるんかな~って思ってたらまさかの社長賞!!だったので、そこはびっくりでした。

G-gen の社長賞は小林あゆみさん(以前サーバーワークスに所属、現在 G-gen に出向)が受賞していたのですが、彼女とは昔サーバーワークスで同じ案件に入って仕事をしていたので、つながりのあった同士が受賞していたのは運命的なものを感じて感動しましたね。

社長賞という賞は自分ひとりの成果ではなく、チームみんなで出した成果の一部だと思ってます。チームメンバーには感謝したいです。

「まだ磨ける」伸びしろを感じたクラウドシェルパ

ー 大石さんのコメントの通り、折口さんはクラウドシェルパのブラッシュアップを行っていたんですよね。

折口:そうですね。

まずはちょっと、この表を見てもらいたいのですが…

これはクラウドシェルパをスタートさせるにあたって、今まで個々になっていたサービスをパッケージ化して提供しますよっていうのが示されている表ですね。

で、これ見た時に「まだ全然磨ける余地があるなあ」と思ったんですよね。

クラウドシェルパの構想を描いた時、クラウドシェルパはサーバーワークスの集大成だけど、同時にスタートでもあると思っていました。

だからこそ、次のステージにどんどん進んでいけるようにするには、まず今の地盤をしっかり整えることが大事です。

そういう想いを持ってクラウドシェルパのブラッシュアップ計画を立て始めましたね。

ブラッシュアップの計画づくり

まずは大枠として、ガイドラインのアセットについて考えました。

これまでサーバーワークスでは、案件が違っても提供するサービスや支援に通ずる部分があったり、類似した課題や支援内容の案件があっても、各案件のチームがほとんどゼロから着手している状態でした。ゼロからじゃなくても、各々で誰かがやっていたことを参考、ベースにして進める程度ですね。

つまり一つのチームやそのメンバー一人一人にノウハウがあっても、それが組織の中できちんと共有されていない、という状態だったんです。

そうなるとアウトプットの形や品質に違いが出てしまいますよね。

お客さんを導くシェルパとして、「Aさんはここまで連れていけたけど、Bさんはここまでしか連れていけていない」という事態が起きるのは良くないです。ですから、誰がやっても同じように高い品質が担保されたアウトプットができるアセット、いわば教科書のようなものを作ったほうがいいよねという話をしました。

そして、アセット自体が出来たら、そのアセットを実際に案件で使いながらより良く更新していく必要があります。今後アセットまわりをどういう体制で運用していくかや、アセットを使いこなしていけるようにメンバーに向けてどうトレーニングしていくか等の整理も行いました。

そこからは、クラウドシェルパ の中身をどんどんブラッシュアップしていくマスタースケジュールを立て、統合管理基盤や、お客さんのニーズにより対応できるようなパッケージ改良を行うためのチーム体制の構築など、一連の流れを計画しました。

計画実行のための連携

折口:先に話した計画を実行するには、様々な部署の人と話し合い、体制を作っていく必要がありました。

例えば、サーバーワークスのメンバーがアセットを使えるようになるためのトレーニング体制を整える社内育成事業を取りまとめる課、パッケージに含まれる各サービスに特化している課とかですね。課を横断して仕事を進めていました。

あとは、こういった社内間の連携だけでなく、AWS のプロサーブの方たちとも一緒に進めましたよ。

ブラッシュアップにおいて、どこを自分たちで進めるのか、どこをサポートしてもらうのか切り分けを行い、AWS のプロサーブの方たちから直接知見やノウハウ、フィードバックをもらえるように連携を図りました。

ー これを折口さんがプロジェクトリーダーとして取り仕切り、進めていたということですね。

そうですね。でもこうやって計画を立てるところから実行するところまで、課のメンバー、他部署のメンバーの力が無かったら進めることはできなかったと思ってますね。

ビジョンをどうやって実現していくかやスケジュールの可視化などは、僕がマネージャーをしている課のメンバーがすべて資料をしっかり作って話してくれました。

自分自身、クラウドシェルパに携わる課のマネージャーとして目立つ立場だったかもしれないですが、出した成果はみんなのものですね。

壁を超え、One Team で

ー 折口さんが、チームで動くことにとても価値を感じているように思いました。

折口:僕はもう… Dream・Idea・Passionで生きてるんで!!!

僕は情熱をもってビジョンを描くことが好きですけど、そういう「ビジョン」っていう抽象的なものをしっかり論理だてて考えてくれるメンバー、手を動かすのが得意で目に見えるものにしてくれるメンバー…色んな経験や持ち味を持ったメンバーがたくさんいますから。みんなを最大限生かしたいと思ってます。

何より、メンバーがみんな僕が描いているものにやりましょうと前向きに思ってくれるのもありがたいことですよね。これまでもこれからも、ビジョンを形にするべく、みんなで「やるぞー!!!」と突き進んでます。

ー そのバイタリティの源はどこにあるのでしょうか?

前職で言われてから大切にしている言葉があってですね。

「壁を超えて One Team でやろう!」っていう言葉なんですけど、一丸となって、自分が受けた喜びや感銘を周りと分かち合いたいですし、自分からも与えたいなと思ってます。

これがお客さんと共に学び続け、進み続け、安心してもらう「伴走」っていう形ともピッタリなんですよね。

私自身、このクラウドシェルパの伴走という形にとても良さを感じていますし、何よりこの仕事が楽しく、自分にとって天職だと思っています。

自分が良いと思うものやことで楽しく働けているのは私を動かす大きな原動力になっていますね。

社長賞受賞を経て、これからの夢

ー キックオフ・表彰式を終え新しい期にも入りますが、これからの方針を教えてください。

折口:今回社長賞を取れた要素の一つとして、チーム全体で、チームの成果を生み出せたのが良かったかなと思っています。

これからは、我々のようなベテランがチームをしっかり引っ張っていける体制を整えて、どんどんチーム、組織を強く大きくしていきたいです。

正直、ベテランができるのは当たり前です。クラウドシェルパの推進にあたっても、組織の成長、若手の成長は必要不可欠なことだと思っています。

未来のことを考えるとワクワクするんですよ。これからもクラウドシェルパの目標達成に向けて突き進んでいきたいです!

何回も言いますけど、社長賞という賞は自分だけのものではなく、みんなで取れたものだと思ってます。僕が代表して選んでもらえたのも年齢とか、課長っていう立場的な要素もあったかもしれませんし。

でもこうやって人前に立って表彰されるっていうのはなかなか無いことですからね、良い経験にもなったと思ってます。

来年は一緒に働いているチームのメンバーから受賞される方が出たら僕も嬉しいですね。バトン渡す感じで!

編集後記

折口さんはインタビューの中で質問に答えるたびに「でもね、これはチームで得られたことですから」「チームのみんなのおかげでここまで来れましたから」と感謝の気持ちを言い表していたのが印象的でした。

また、「早く行きたければひとりで行け、遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉があります。これは社長である大石さんが常々大切にしている言葉です。

チームの先頭に立って体現しながら、クラウドシェルパという武器を磨き続ける折口さんはその言葉にとても共感しているそうで、チームについて話している時から特にその価値観がうかがえました。

今期もすでにクラウドシェルパを推進していくべく、折口さんのチームがますますパワーアップし動かれている様子を目にしています。

折口さんはじめ、チームの皆さんの今後のご活躍もお祈りしています!

田上(執筆記事の一覧)

2021年新卒入社