今週のひとことアーカイブ #6「資格を取る意味」

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こんにちは。広報のたがみです。

本日は、大石による「今週のひとこと」のレポート第6回目です!

サーバーワークスグループでは、毎週月曜日に行われる全社朝会の中で、大石がお話をする「今週のひとこと」というコーナーがあります。

その今週のひとことで取り上げられたトピックの中からいくつかピックアップしご紹介していくシリーズです。

大石が話しているイメージをしながら読んでいただけるとうれしいです。 また、実際にお話ししいている動画も合わせて掲載いたしますのでよろしければそちらもご確認ください!

第6回目は「資格を取る意味」についてです。


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~以下、大石のお話です~


先日、GoogleCloudのパートナートップエンジニアに弊社グループ会社であるG-gen、トップゲートから16名が表彰されました!

うれしいですし、すごいことです。表彰されたみなさん、おめでとうございます!

表彰とか資格を取ることって意味あるの?

こうやって表彰されるのって本当に素晴らしいことだと思うのですが、中には若干斜めに見ている人もいると思います。

似たものだと、資格取得に対してもそうですね。

「それ意味あるんですか?」っていう議論が定期的に発生するんです。IT業界が長い方であればよく聞く話かもしれません。

なんなら自分がそう思っている、という方もいるんじゃないでしょうか。

そういう人たちは大体、「資格を持っていてもできない人はいるし、実践で使える知識がある方が技術者として意味があると思う」という考えを持っていると思っています。

今回はこの、資格取得や表彰に対して生まれがちな考え方を典型的な勘違い!として一刀両断!!するお話をします。

なぜ勘違いかと言うと、表彰されることや資格を持っていることが、「その仕事ができること」や「技術者として優秀であること」の証明になるものではないからです。

特に資格というものは、社内外問わず周りに「その技術に関する知識に抜け漏れがありません」ということを知らしめるためのものなのです。

資格は免許のようなもの

ここで、車の免許のことを想像してみてください。

自動車学校の卒業が迫っている人も免許を返納した人も、免許を持っていないけれど運転できるかと言われれば…おそらく、できちゃいますよね。

でも、免許を持っていない人は「公道で運転するにあたって知っていなくてはならない知識」をきちんと持っているかどうかが周りの人からは判断できない、認められていない、危険な状態です。

つまり免許は、「運転が上手いということの証明」にはならないが、「運転するために必要な最低限の知識は分かっている」ということの証明になるものなんですよね。

これが、ITでの資格取得でも同じことを言えます。

資格が無くて「AWSの構築、バリバリできます!」と言う人がいるとします。

たしかにその人は、特定の状況での構築技術はあるかもしれないですが、AWSを扱うにあたって知っていて当然の知識を持っているかどうかは周りから一目では分からないですよね。

「この人の構築って本当に大丈夫なんだっけ?」というところの信頼性が担保されないのです。

一方で資格を持っている人は、本当に優秀なエンジニア(技術力がある)ということの証明にはならないが、その分野で必要最低限の知識を備えていることが周りから見ても分かる状態にあります。

ですので、周りの人も分からないことが合った時「この人は知っているはずだから聞いてみよう」と信頼を以て思えるのです。

資格で一定スキルの見える化を

このように、表彰や資格取得は「その分野で一定の知識がある」ことの強力な証明になります。

ですが裏を返すと、表彰についてはあくまで知識やアウトプットに対する表彰なので、その人が優秀だということの直接的な証明にはなりません。

その点で「驕らない」という姿勢が大切になってきます。

表彰された人は驕らず、そして表彰されなかった人も「優秀ではない」という意味ではないので鍛錬を怠らず、知識をアップデートして、必要に応じて資格を取ったりしていく、というのが正しい向き合い方だと思います。

資格や表彰など、狙って取れるものはどんどん狙って取っていき、お客様など社外だけでなく社内に対しても能力の見える化をしていきましょう!