こんにちは!2024年度新卒入社の伊藤です。
今回は、読者の皆さん、特に就活生が気になっているであろう、サーバーワークスの面接とその対策について、私がどういったことをやっていたかご紹介します。
サーバーワークスの新卒選考の流れ
サーバーワークスの新卒採用(総合職)では、基本的に次のようなプロセスで選考が進みます。
- グループ面接
- コンピテンシー面接
- カルチャーマッチ面接
- 最終面接
エンジニア採用の場合は、これらの間に技術面接というものも入りますが、私は総合職での応募でしたのでこれについては割愛します。
就活一般で気を付けていたこと
まず、サーバーワークスに限らず、一般に就活や面接で私が気を付けていたことを紹介します。
①会話で取りつくろいすぎない
就職面接は、多くの就活生にとって、社会人候補として知らない人と顔を合わせる最初の機会です。
まして、この面接で自分の今後数年、数十年の未来が左右される重要な場ですから、どうしても必要以上に取り繕ったり、感情をまったく表に出さずにガチガチな態度で臨んでしまいがちだと思います。
もちろん、敬語の使い方や、ネガティブな言行を避けるなど、社会人として相対する上でのマナーは必要です。しかし面接では、その人の経歴や能力のほかにも、
- この人とスムーズに仕事の話ができそうか
- この人と一緒に働きたいか
といった面も考慮されます。
そのため、定型的な受け答えをする、カンペを棒読みするといった、「就活生の演技」をするのではなく、ある程度自分を出し、相手をしっかり見て、話題に応じて自分の言葉で話していくことを意識しました。
こうすることで、面接官に「この人はちゃんとコミュニケーションを取れているな」という印象を与えられます。自分にとっても、面接官、さらにその背後にある企業カルチャーとの相性を測る事ができ、ミスマッチを防げます。
②企業の「ファン」になっておく
面接の場で自分の言葉で話すためには、ある程度その企業の情報が頭に入っている必要があります。もっと言えば、単に名前や数字を暗記するだけではなく、その企業の事業やカルチャーについて「理解し、納得している」必要があります。
そのために、面接が始まる前にその企業のファンになり、
- この企業の一押しポイントは何だろう?
- 社員の方たちはどのような姿勢で仕事をしているんだろう?
- 大事にしていることは何?
- この会社はこれから何をしようとしているの?
といったようなことについて調査していました。
といっても、すべての企業について詳細に調べ上げて納得するまで情報を咀嚼するのはいくら時間があっても足りませんし、企業の情報を広く浅く見ておく、くらいは誰しもやっているものです。そこでオススメしたいのが
- その企業の気になったトピック1つについて、ガッツリ深掘りする
ことです。
私がサーバーワークスを受けた時は、業界に詳しい友人を捕まえて、IR情報などを読みながら「サーバーワークスがこれからやろうとしていること」についていろいろ考察しました。
ここで重要なのは、考察しているうちにその周辺情報を「前提」として無意識に吸収できることです。考察の結果そのものが面接で問われることはほぼありませんでした。
しかし、この「前提」は面接官や社員の方々も共通して持っているものなので、企業や仕事についての突っ込んだ会話が一気にしやすくなります。
③自己分析の罠に気を付ける
就活生が最も使っているであろうマイナビでは、自己分析を次のように説明しています。
就活における自己分析とは、自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析し、自分の『強み』を見いだすことです。
https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/knowhow/article/what-is-self-analysis.html
昨今では手軽に就活用の自己分析を行えるサイトや診断などもあり、試してみるのもよいかもしれません。
ただし、自己分析は沼です。考えれば考えるほどわからなくなってくるトピックですから、
「社会人の目線で客観的に見た時、自分はどんな人間か」
ぐらいのことを把握しておけばよいのではないかと思います。
就活を超えた「本当の」自己分析は非常に難しく、一生をかけて取り組まなければならない事であり、うっかりこれをやろうとしてしまった当時の私は「こんなのすぐにできるわけないだろ!」と思ってしまいました。
私は一時期、ユング心理学にハマったことがあるのですが、ユングの本を読んでいると、人間が自身を客観的に偽りなく見つめることがどれだけ難しいことなのかを実感してしまいます。
こういった「ガチ」の自己分析は就活では不要です。実際に企業を受ける際には、自分を分析しているのは自分自身ではなく面接官です。面接官の分析の材料になるように、自身の長所・短所や過去のエピソードをいくつか整理して話せるようにしておくのがよいでしょう。
各面接で意識したこと
ここからは、サーバーワークスの面接に絞った話です。それぞれの面接の詳細については、他の方々が良い記事を書いているので、ここでは私が行った対策を簡単に紹介していきます。
一次:グループ面接
グループ面接は数人の応募者が一度に集まり、順番に質問を受けるといった形で行われます。
この面接は応募者がどういった業界を見ているか、その理由は何かといった質問を通して、業界への適正や説明能力を測ります。
私の対策:
ITに進みたい理由や、サーバーワークスに興味を持った理由を整理してノートにざっくりまとめていました。このあたりの対策は他企業の一次面接と共通するものも多いかと思います。
参考:
二次:コンピテンシー面接
コンピテンシー面接とは、「問題に直面した際にどのような行動をとる人なのか」を確かめる面接です。
私の対策:
修士課程時代の研究の話をしようと考え、当時何が起きてどう考えて行動していたのかを整理しました。一つのトピックに絞って、当時のことを詳細に思い出しながら書き出してスムーズに説明できるようにしておきました。
ただし、面接官の質問に合わせて柔軟に受け答えする必要があるので、メモを棒読みするのではなく、相手が知りたそうなことを想像して過不足なく論理的に話すことを意識しました。
参考:
三次:カルチャーマッチ面接
カルチャーマッチ面接では、「応募者はサーバーワークスの行動指針にマッチしているか」「応募者がやりたいこと・実現したいキャリアは何か」「サーバーワークスはその手助けができるか」といったことを判断します。
私の対策:
IT業界になぜ興味を持ったか・サーバーワークスに入ってどのようなことをしたいかについて改めて整理しました。
また、サーバーワークスHPのカルチャーに関する記事などを再度読み直し、自分と共通するような部分はどこだろう、といった確認もしていました。
参考:
最終:役員面接
最後は役員面接です。役員との面接の直前に作文課題があり、これを書いてから役員とのお話に進みます。
正直な話、緊張で受け答えに必死だったので、どんな質問をされたかよく覚えていません(笑)
私の対策:
ここまで進んだ方は、どこかのタイミングで面接のフィードバックを貰えるかと思います。私の場合、フィードバックを参考に、就職エージェントの方にもお手伝いいただきながら想定問答集を作っていました。
この面接は、自分がどういった人間か、ということを役員に改めて紹介する要素もあると考えたので、特に自己分析を改めて行いました。
(先ほど自己分析はやりすぎるなと言いましたが、こういうタイミングで少しブラッシュアップしていくのが良いと思います)
役員の方とお話できる貴重な機会になるので、企業経営に関する逆質問も考えていました。
おわりに
サーバーワークスは、
- 採用は会社の印象を左右する
- 不採用は会社の責任である
といった考えのもとに採用活動を行っております。私自身、選考中の丁寧な対応やフォローに何度も驚かされました。
少しでもご興味をお持ちいただけたら、ぜひ会社説明会にお越しください!
伊藤 風輝(執筆記事の一覧)
2024年4月新卒入社。スーパーエンジニア目指して突っ走ってます。インドカレーの求道者。