新卒採用1次面接対策

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いよいよ、プロ野球公式戦が明日、開幕します。色々な意見をお持ちの方もいると思いますが、私個人としては、大変嬉しい限りです。当社にもその日を心待ちにしているメンバーが何人もいます。また、私は草野球選手でもあります。こちらは残念ながら、春季大会の中止が決定しています。なので、早くとも、秋季大会が再開のタイミングとなりますので、もう少しの辛抱です。

当社の新卒採用活動はコロナ渦でも変わらずに続いています。会社説明会や面接は早々にリモートでの実施に切り替え、当初は学生さんがリモート面接に適応してもらえるか心配でもありましたが、今はリモート面接をする企業も増えてきたことで学生さんからも慣れてきているという声をよく聞きます。

新卒採用1次面接官の役割

さて、私は実質、今年から新卒採用の1次面接官を担当しています。実は、昨年も面接官を担当する予定でしたが、通常業務が多忙で結果として1名の学生さんを担当しただけでした。なので、実質、今年からになります。今は週2、3人の学生さんとお会いしています。当社では1次面接はコンピテンシー面接という手法を採用しているので、過去の行動を中心にお話をお伺いしています。

面接官の役割は面接対象となる学生さんを合格させることであり、不合格と判定することでもあります。1次面接中は過去の行動に当社の合格基準を満たす「光る」部分がないかを会話の中から懸命に探します。そして、それに当てはまりそうな部分を掘り下げて聞いて「光り輝き具合」を確認していきます。面接後にはその会話の内容をメモと記憶から手繰り寄せながら厳しい目で合否判定を行います。

1次面接官から学生さんへのメッセージ

一番残念に思うのは、その学生さんが緊張のために、上手にお話しいただけないケースです。例えば、話している内容に矛盾点があれば「さっき、Aと言ったけど、今はBと言いましたが、どちらが正しいのですか?」のように確認します。言い間違えなのか、説明不足なのかなどを確認しています。こういった矛盾が生じたり、その確認で論理的な説明ができないケースは、緊張度の高い学生さんによく見受けられる印象を持っています。

当社の1次面接合格基準に達している行動ができていた学生さんでも、その行動を説明できないと不合格と判定することになります。それは、学生さんにも、私たちにも残念なことです。特にあがり症な学生さんはどうやったら緊張が一定レベル以下に抑えらえるかを事前準備として考えてみてください。

私の緊張対策

緊張をほぐす方法は状況によっても異なりますし、人によっても合う、合わないもあると思います。例えば、私の場合、人前で話すときの緊張対策は、笑顔でこちらを見てくれている人をよく見るようにします。緊張が高まり過ぎたら、その人を見て、こっそりと深呼吸します。もしくは、野球のバッターボックスで緊張している場合は、一度、タイムをとって、両軍のベンチや観客などを観察します。それによって、緊張感漲る場面をバッター以外の第三者的視点立場で楽しむような感覚をもつように意識します。

学生という立場で当社の1次面接を受ける機会はこれが最初で最後です。その貴重な時間を楽しむくらいに思ってみてはいかがでしょうか。そして、私たち面接官は学生さんを緊張させないように、できるだけ笑顔を保って、お話を聞くようにしています。

with緊張

学生さんの中には、「少し考える時間をください」とインターバルをとったり、水などを飲んで気持ちを落ち着けようとしているケースがあります。緊張しないということはとても難しいことです。緊張を自覚し、コントロールすることを心がけて面接に臨んでもらえると、あなたの素敵な部分を私たちも見つけやすくなります。