マネージドサービス部 佐竹です。
今回は、サーバーワークス歴代の AWS Ambassadors 受賞者と AWS Top Engineers 受賞者をまとめてみます。
はじめに
たまにこちらにも投稿するエンジニア、佐竹です。
ふと思い立ち、サーバーワークスでこれまで AWS Ambassadors と AWS Top Engineers をそれぞれ受賞してきた人たちをまとめておこうと考えました。
これらの表彰は、リセラー/パートナーに入社した後に、AWSのクラウドエンジニアとしての市場価値を向上させるには重要な指標かと思いますので、AWS 業界でこれから活躍したい!と考えている方の参考にでもなれば幸いです。
各表彰についての説明
これらの発表及び表彰は、APN というネットワーク(グループとも言えます)で展開されているものです。この APN というのは AWS Partner Network の頭文字を取った略称です。
そしてこのネットワークは、200か国以上に存在する13万を超える AWS パートナーが登録されている巨大なグローバルコミュニティで、AWS をエンドユーザ様に様々な形で提供するため、日々尽力している企業が所属しています。
AWS パートナーネットワーク (APN) は、AWS のテクノロジー、プログラム、専門知識、ツールを活用して顧客向けのソリューションとサービスを構築するグローバルコミュニティです。
そして AWS パートナーには「セレクト、アドバンスト、プレミア」という 3 つのティア (階層) があり、弊社はその最上位ティアである APN プレミアコンサルティングパートナー (現 AWS プレミアティア サービスパートナー)に2014年から認定されております。
そして、この APN に所属する各企業の従業員が、1年に1度 AWS Japan から「表彰」を受ける機会がありまして、それが AWS Ambassadors、AWS Top Engineers、そして AWS All Certifications Engineers 表彰となります。
今回はそのうちの特に AWS Ambassadors と AWS Top Engineers にフォーカスしています。
AWS Ambassadors とは
AWS Ambassadors (アンバサダー) は、先にご紹介しました「APN」の中から、アンバサダー=大使・広告塔としての「技術的な専門家」を毎年 AWS がグローバルで選出しています。AWS が世界的に行っている表彰であるため、「AWS Ambassador Program」のサイトからは世界中のアンバサダーが確認できます。
アンバサダーとして認定されるためには、技術ブログの記載やウェビナー(セミナー)登壇、紙面での記事掲載や講演などを行い、AWS 業界をパートナーの代表として広告塔たる役割をしてきた日々の実績が必要となります。
認定されるためには、その他に「複数の AWS 認定資格を持っている必要」があり、加えて「AWS に関する詳細な知識も持っている」と AWS 側に認識されている必要があります。アンバサダーは各パートナー(会社)から最大2名の選出でしたが、2024年からは3名となったようでした。
AWS Top Engineers とは
「Japan AWS Top Engineer Program」は、APN に所属する AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムで、2022年度より3つのカテゴリーに分類され応募するようになっています。
以下は、2024年度のカテゴリーです。説明文は AWS のクライテリアブログからの引用となっています。
- Japan AWS Top Engineers (Services)
- 2019 年より実施している Japan AWS Top Engineers を継続したカテゴリーです。AWS に関する活動を総合的に判断して、エンジニアの方を表彰します。
- Japan AWS Top Engineers (Software)
- 自社プロダクトの開発にて活躍されているエンジニアが対象です。自社のソフトウェアやソリューションに対して高度な AWS 技術を用いて活躍いただいているエンジニアの方を表彰します。
- Japan AWS Top Engineers (Networking / Analytics / Machine Learning / Security / Database / SAP on AWS)
- 専門領域で高度な技術を持って活躍されているエンジニアの方を表彰するカテゴリーです。専門領域のカテゴリーは、AWS 認定 Specialty 資格の 6 つの分野が対象となります。
募集のための前提条件としては、特定の AWS 認定資格を持ち、会社を超えてパブリックに技術力を発揮した活動を行っている方が対象で、その応募者の中から AWS Japan により選定が行われます。
特定の AWS 認定資格を持ち、AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を行っている方、または技術力を発揮したその他の重要な活動や成果がある方を、Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出します。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/2024-japan-aws-top-engineers-criteria/
AWS Partner Ambassadors には各パートナーごとに人数制限がありますが、AWS Top Engineer にはその制限がありません。
なお、時代と共にこれらの表彰に冠する名前も微妙に変わってきていますが、基本的には AWS Ambassadors と AWS Top Engineers の枠は変わっていません。
歴代受賞者のまとめ!
最初にまとめておきます。
歴代 AWS Ambassadors
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2024年 | 小倉 大 | Associate Ambassador |
2024年 | 坂本 知子 | Associate Ambassador |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2023年 | 福島 和弥 | Ambassador |
2023年 | 山﨑 翔平 | Ambassador |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2022年 | 佐竹 陽一 | Ambassador |
2022年 | 福島 和弥 | Ambassador |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2021年 | 佐竹 陽一 | Ambassador |
2021年 | 杉村 勇馬 | Ambassador |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2020年 | 城 航太 | Ambassador |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2019年 | 城 航太 | Ambassador |
歴代 AWS Top Engineers
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2024年 | 小倉 大 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2024年 | 近藤 恭平 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2024年 | 山﨑 翔平 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2024年 | 山本 哲也 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2024年 | 兼安 聡 | Japan AWS Top Engineers (Database) |
2024年 | 村上 博哉 | Japan AWS Top Engineers (Machine Learning) |
2024年 | 佐竹 陽一 | Japan AWS Top Engineers (Security) |
2024年 | 本田 イーゴリ | Japan AWS Top Engineers (Security) |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2023年 | 福島 和弥 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2023年 | 山﨑 翔平 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2023年 | 小倉 大 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2023年 | 手塚 忠 | Japan AWS Top Engineers (Networking) |
2023年 | 佐竹 陽一 | Japan AWS Top Engineers (Security) |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2022年 | 福島 和弥 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
2022年 | 佐竹 陽一 | Japan AWS Top Engineers (Services) |
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2021年 | 田斉 省吾 | Japan AWS Top Engineers |
2021年 | 福島 和弥 | Japan AWS Top Engineers |
2021年 | 山中 大志 | Japan AWS Top Engineers |
※2021年以前はアンバサダーの受賞者が AWS Top Engineers に選出されない(択一)規定であった
受賞年度 | 名前 | 受賞内容 |
---|---|---|
2020年 | 渡辺 信秀 | Japan AWS Top Engineers |
2020年 | 柿﨑 拓人 | Japan AWS Top Engineers |
2020年 | 山中 大志 | Japan AWS Top Engineers |
2020年 | 加藤 和也 | Japan AWS Top Engineers |
2020年 | 坂本 知子 | Japan AWS Top Engineers |
2020年 | 佐藤 豊 | Japan AWS Top Engineers |
2024年度
ここから先は、各年度ごとの変化について記載しつつ個別に振り返っていきたいと思います。まずは2024年度からです。
2024 Japan AWS Ambassadors
- 小倉 大 :Associate Ambassador
- 坂本 知子 :Associate Ambassador
補足ですが、2024年度から AWS Ambassadors にはティアができており、アンバサダーになって1年目は「Associate Ambassador」となります。そのあと、1年後に無事に規定のバーをクリアし更新できた場合には、2年目から「Ambassador」となります。
加えて、応募の前提条件として「過去に AWS Top Engineers を受賞していること」という条件もできました。このため、サーバーワークスのアンバサダー両名も、過去に AWS Top Engineers を受賞している2名が選出されています。
2024 Japan AWS Top Engineers
2024 Japan AWS Top Engineers (Services)
- 小倉 大
- 近藤 恭平
- 山﨑 翔平
- 山本 哲也
2024 Japan AWS Top Engineers (Database)
- 兼安 聡
2024 Japan AWS Top Engineers (Machine Learning)
- 村上 博哉
2024 Japan AWS Top Engineers (Security)
- 佐竹 陽一
- 本田 イーゴリ
AWS による発表 URL Link
補足事項
去年までは、Japan AWS Top Engineers の受賞者から Japan AWS Ambassadors を選出しておりましたが、今年はその前提条件を撤廃しました。前述の Commercial タイプ追加により、Japan AWS Top Engineers の評価基準との間にギャップが生じたため、それぞれ独立したプログラムとして選出する形となりました。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/2024-japan-aws-ambassadors/
上記の通りですが、2024年度からは2021年以前に戻っています。これは以下の2023年度の項目内でも補足します。
2023年度
2022年~2023年の2年間は「AWS Ambassadors」は「AWS Top Engineers」の上位に位置づけることになっていたため「AWS Top Engineers」に選出された方から「AWS Ambassadors」が選定されていました。反対にいうと「AWS Ambassadors」は「AWS Top Engineers」に選出されていることになります。
よって、「AWS Ambassadors」は「AWS Top Engineers」に同時に選出された、という判定になっていました。これはこの2年間のみです。
2023 Japan AWS Ambassadors
- 福島 和弥
- 山﨑 翔平
2023 Japan AWS Top Engineers
Japan AWS Top Engineers (Services)
- 福島 和弥
- 山﨑 翔平
- 小倉 大
2023 Japan AWS Top Engineers (Networking)
- 手塚 忠
2023 Japan AWS Top Engineers (Security)
- 佐竹 陽一
AWS による発表 URL Link
2022年度
この年までは、Japan AWS Partner Ambassador と APN AWS Top Engineers という名称でした。2023年からは変わっています。
なお、この年は私が本受賞内容をまとめたブログを記載していますので合わせてご覧ください。
当時、受賞後に頂けた記念品については以下で紹介しました。
2022 AWS Partner Ambassadors
- 佐竹 陽一
- 福島 和弥
2022 APN AWS Top Engineers (Service)
- 佐竹 陽一
- 福島 和弥
AWS による発表 URL Link
2021年度
「2022年度より3つのカテゴリーに分類され応募するようになっています。」と先に記載した通り、2021年より前は AWS Top Engineers は1つにカテゴリーで統一されていました。
なお、2021年度のアンバサダーと AWS Top Engineers は分離されており、アンバサダーに選ばれたメンバーは AWS Top Engineers に選ばれない(どちらか1つのみで重複して表彰されない)ようになっていた模様で、この点については注意が必要だと感じました。
こちらも私が頂いた記念品については以下で紹介しました。
2021 Japan APN Ambassadors
- 佐竹 陽一
- 杉村 勇馬
2021 APN AWS Top Engineers
- 田斉 省吾
- 福島 和弥
- 山中 大志
AWS による発表 URL Link
2020年度
2019年度のアンバサダーと2020年度のアンバサダーの発表は同時に行われており、共通のメンバーといなっています。
余談ですが、2020 APN ALL AWS Certifications Engineer はこの時点でたった14名しかいなかったことを考えると、2024年の「1,222名」は本当に人が増えたなと感じます…。
2020 APN Ambassadors
- 城 航太
2020 APN AWS Top Engineers
- 渡辺 信秀
- 柿﨑 拓人
- 山中 大志
- 加藤 和也
- 坂本 知子
- 佐藤 豊
AWS による発表 URL Link
なお、2019年以前については以下の通り情報がまとまっていないようでしたため、2020年までのまとめとして終了させていただきます。
当初は、2019 APN AWS Top Engineers の選出者全員について、本ブログでお名前と会社名を掲載する予定でしたが、APN Ambassadors のみの発表という形に統合しました。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/apn-ambassadors-2019-apn-aws-top-engineers/
最後に
今回は、サーバーワークス歴代の AWS Ambassadors 受賞者と AWS Top Engineers 受賞者をそれぞれ一覧にまとめてみました。
2018年頃からから開始された本プログラムの認知度は近年益々高まってきており、特に AWS All Certifications Engineers の受賞者の数も鑑みると非常に盛況です。
来年以降もこのリストに自身の名前が載るように、これからも日々仕事に励みたいと思います(真面目か?)。
では、またお会いしましょう。
佐竹 陽一 (Yoichi Satake) サバワクブログの記事一覧はコチラ
マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを利用してきています。2021-2022 AWS Ambassadors/2023 Japan AWS Top Engineers/2020-2023 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。