HR課の倉田です。
サーバーワークスで働いているメンバーが
「どんなことをしているのか?」
「どんな思いをもって働いているのか?」
そんな部分に焦点を当てながら紹介していくインタビューです!
今回は、2022年度より新設されたトレーニング部門である「アプリケーションサービス部 インターナルエデュケーション課」でのトレーニング第1期生であり、カリキュラムを終えたばかりの小菅 信幸さんにお話を伺いました。
【小菅 信幸(こすが・のぶゆき)】2022年7月入社。アプリケーションサービス部 インターナルエデュケーション課のトレーニー第1号として、約4か月間のカリキュラムを修了。2022年11月よりクラウドインテグレーション部へ配属。大手SIer子会社にてインフラエンジニアのキャリアをスタート。趣味はサウナで、専門資格も取得している有識者。
(インタビュアー:倉田)
- 入社後、ギャップなし!だった転職
- お客様役のトレーナーと接して得た気づき
- 気軽にサポートを求められる環境
- カリキュラムの伸びしろ
- 技術的な専門性でチームをけん引するリーダーへ
- 未来の仲間に伝えたいこと
- 編集後記
入社後、ギャップなし!だった転職
ートレーニング期間、お疲れ様でした。まずは、ざっくり今までのご経歴を教えてもらえますか。
小菅:サーバーワークスが3社目ですね。今は仙台に住んでいますが、1社目は東京のSIerでお客様のシステムの運用や障害対応をしていました。2社目ではデータ分析基盤の開発に携わりました。
1社目での運用業務の中で、ちょこちょこAWSを使うことがあったんです。EC2インスタンスを構築したりとか、ちょっとLambdaを触ったりするくらいだったんですけど、それは運用業務を改善する際の補助程度のものや、手順書に従った構築だけみたいなものだったんです。
2社目のデータ分析基盤開発で、AWSのサーバーレスサービスを使ってがっつり構築をしていこうという土台方針があったので、そこでAWSに触れました。AWSがすごく楽しくて、もうちょっと極めてみたいなという思いがあり、サーバーワークスの求人票を見かけて応募したという感じですね。
AWSって何でもできちゃうので、もしかしたらこれ実現するかも?っていうのも気軽にすぐ実践できる楽しさがありました。
ー応募した具体的な理由はどんなところでしたか?
小菅:2社目でAWSの業務に携わったときに、AWSに関して調査をすることが結構多かったんですけど、調べる中でサーバーワークスのエンジニアブログ(※1)がたくさん出てきたんです。それを見て、こういう会社もあるのか、というのをまず知りました。そこからまた調べていくうちに、もしかしたらAWSをいろいろ触らせてもらえるのかなと思い、興味がわいた感じですね。
社内の誰かに教えるためにいい資料がないかな?という時に、サーバーワークスのブログを引用したりもしました。
ー入社を決めたポイントはありましたか?
小菅:やっぱりスピード感かなと思います。結論を先延ばしにして調査に時間をかけるのではなく、すぐに質問できる場があります。また、「叱責しない」という文化もあるので、質問に対してとても敷居が低いし、何事にも迅速に対応できるところが決め手になりましたね。 会社の文化に共感しました。
ー実際に入社してみて、その印象とギャップはありましたか?
小菅:毎回、転職ではギャップがあるものだろうなと思って臨んでいるんですけど、今回は見事にギャップがなかったなという感じです。リモートワークのしやすさとか、スピード感っていうのもそのままでした。
お客様役のトレーナーと接して得た気づき
ーインターナルエデュケーション課(以後、IE課)でのトレーニングについて教えてもらえますか?
小菅:最初の1ヶ月はサーバーワークスが提供しているサービスであったり、業務で使うツールについて理解しました。めちゃくちゃツールの数が多いなと思って(笑)。前職に比べると…6倍くらいはあるんじゃないかなって気がします。OneLogin(※2)の画面に表示されるツールのアイコンとか、もう無数じゃないですか。まだ知らないものもありますからね。
そういうツールを触ったり、ドキュメントを見たりといったことを1ヶ月間やっていました。
その後の3ヶ月は1ヶ月周期で「模擬案件」という形で、トレーナーをお客様役として、僕がエンジニアとして対応するということを3回ほど繰り返しました。
ー大変だった、苦労したことはありますか?
小菅:大変だったのは、最初の1ヶ月でサービスやツールの使い方について勉強はしたものの、実際に模擬案件をやるときにサーバーワークスなりのやり方にうまく合致させることです。
あとは、当然ですがAWSを扱っているので、AWSについてちゃんとお客様に詳細な機能を説明できなければいけないことですね。前職や前々職ではエンジニア同士の会話が多くて、「そこまで説明する必要はないだろう」みたいなところは省略して会話をすることが可能だったんです。でも、対お客様ということを意識したときに「ここまで教えてあげなきゃいけないな」「ここまで説明してあげなきゃいけないな」といった気づきが非常に多くて、そこで成長させられたなと思います。
色々な案件を経験された方がトレーニングをやってくださるので、「こういったところをもうちょっと詳しく説明してあげた方がいいよ」といった指摘をもう毎日のようにいただいてたんですね。
そういう指摘から「ここまで説明してあげなきゃいけないか」っていう気づきを得られました。
ー他に、これは良い学びだったなと思ったことはありますか?
小菅:基本はリモートで顔を合わせることなくお客様と会話をすることが多いので、文章でどう上手く伝えるかというところですね。そういったところも非常に勉強になったと思います。
あとは今まで自分が2社目で使っていたようなAWSのサービスについて「こう使えばいいんだろう」と感覚的に知っていたようなところがあったんですが、それが実際にどういう機能になっているのかとか、他にどういう使い方ができるのかといった新しい学びもあったと思います。
気軽にサポートを求められる環境
ートレーニング中、色々な先輩社員がトレーナーとしてついていたと思います。「こういう声かけをしてもらって嬉しかったな」といったことはありますか?
小菅:一番心に残っているのは、oVice(※3)という仮想オフィス上で他の方に模擬案件で詰まっていることについて質問をした時ですね。
「気軽に質問していいよ」とよく言われていたので、oViceで話をしている先輩達にもう思い切って「ちょっと話ぶったぎっていいですか?」みたいな感じで質問したら、トレーナーだけじゃなくて色んな部門の方3~4人くらいが一生懸命になって資料や画面を用意してくれたり、「どこまで行った?」とか「画面見せて」とか言ってくれたりして。ここまで親身になってくれるっていうのは非常に嬉しいなと思います。
今までの1社目や2社目では顔を突き合わせて働くスタイルでしたが、サーバーワークスに来てからはリモートワークなので当然そういった人脈というか人間関係を作れていないですよね。面識のない僕に対して、1回も話したことのない人たちが一斉に分からないことに関して教えてくれる、っていうのがすごく嬉しかったです。
ーそれは嬉しい体験ですね。IE課のチームとして「こういう仕組みがあってよかった」と思うものはありますか?
小菅:まず、提供していただいたカリキュラムは非常にいいなと思っていました。プラスアルファで、質問をしやすくするためには人脈を形成していくっていうのがまず大事かなと思っているんですが、社内で隔週でサバトークADULT(中途入社の方向けの、部署を問わず雑談ができる時間)があったりして、社内で関係を構築するのにありがたかったなと思います。
あとは、質問をするときに「文面で2回で伝わらなければ対面で話をしよう)」というガイドラインがあるので、それに従って「ちょっと今お話いいですか」と頼めば、皆さん気軽に引き受けてくださったり、「今日の空いてる時間を押さえておいてもらっていいよ」と言ってくれたりしました。
トレーナーとは当然毎日接しているので「対面でお願いします」ということも言いやすいんですけど、ちょっと驚いたのがSlackのtechチャンネル(※4)ですね。
技術的な質問を何でもしていいというチャンネルなんですが、そこで質問を投げかけたところ「ちょっと伝わらないから別で予定を押さえてくれない?」と別の部署の方が声をかけてくれて、その日のうちにGoogle Meetで対面で会話をするといったこともあったので、会社の文化としていい仕組みだなと思います。
カリキュラムの伸びしろ
ー逆に、この点は今後改善できるんじゃないかと思うことはありますか?
小菅:もうちょっとカリキュラムに時間的な余裕があるといいなと思いました。トレーニング後に配属予定の部署で実際に対応する初期構築案件の模擬案件をやったんですけど、それにプラスして他の部署のやっていることも理解する目的で、運用代行と言われる作業も一緒にやったんですね。それを初見で1ヶ月で実施した覚えがあって。分からないながらもやることがだいぶ多くて、ヒーヒーしてたなっていうのはあります。
あとは、僕がIE課でのトレーニー第1号だったので、当たり前なんですが最初の1ヶ月はトレーニーが僕しかいなかったんですよ。仕事の魅力というのはやっぱりチームで何かを成し遂げるっていうところが非常に大きいと思うので、トレーニー同士で組んで模擬的なプロジェクトに当たるような仕組みとかもあると、何かを教え合うこともできますし、気持ち的にもだいぶ楽かなと思います。「同じところで詰まってるから一緒に頑張っていこうね」みたいな。
僕の場合はしょうがなかったなっていうのも同時に思いますし、今はトレーニング自体の改善フェーズでもあるので、IE課の中でも色々と改善をされているところだと思います。
技術的な専門性でチームをけん引するリーダーへ
ーこれからは実際にどんな業務をしていく予定ですか?
小菅:クラウドインテグレーション部に配属になり、初期構築やお客様の技術支援をする予定です。
台数や規模がけっこう大きいようなAWSへの移行案件などです。サーバーワークスとしての技術以外の面も含めた模擬案件をやった上で、実際の顧客対応がいよいよ始まるというところですね。
ーエンジニアとして、今後やってみたいことはありますか?
小菅:今後、きっとマネジメントみたいな役割をいただける機会もあるかなと思うんです。そういったときに自分の技術的な専門性などをもってチームに対して影響を与えていかないと、メンバーがついていくのって難しいのかなと思っているので、まずは自分の専門性を高めて、それをもってチームをけん引するようなリーダー的なポジションになりたいなと思っています。
社員が「声を上げやすい」というのは社内を見ていても思いますけど、一方で僕はけっこう石橋を叩くタイプなので(笑)。一旦ちゃんと地を固めてから、リーダーやマネジメントをやらせてくれという提案をしたいなと思っています。
未来の仲間に伝えたいこと
ーこれからサーバーワークスに入社する方や、応募を考えている方にメッセージはありますか?
小菅:サーバーワークスで掲げている行動指針に「顧客視点」「オーナーシップ」「スピード」「成果」という4つがあるんですけど、それをそっくりそのまま体現しているような会社です。
自分から動けば成長できるのはもちろんですし、そういった機会って本来なら自分で作っていく必要があると思っていたのですが、サーバーワークスはそのきっかけをたくさん提供してくれると感じます。成長機会は非常に多いと思いますね。
あとはやっぱり、仕事をしていて非常に楽しいなと思います。社員同士で気軽に会話しやすいですし、先ほどお話したバーチャルオフィスに気軽に入っていけば雑談もできますし、そこから話をぶったぎって業務的な質問をしてもたくさんの人がレスポンスをしてくれるので、リモートワークだから1人で抱え込むみたいなことも全然なくて、楽しく仕事ができる会社だなというふうに思います。
※1:サーバーワークスのエンジニアブログ。毎日のように記事が更新されています。
※2:サーバーワークスで導入しているシングルサインオンシステム。業務で使用する数多くのツールへ少ない手間でログインすることができます。詳しくはこちらの記事もご覧ください。
※3:「oVice」についてはこちらの記事もご覧ください。
※4:社内での普段のやり取りはSlackでのテキストコミュニケーションがメインです。数多のチャンネルの中でも、誰もが気軽に技術的な質問をできるtechチャンネルを活用しているエンジニアが多くいます。
Slackを始めとした社内コミュニケーションについてはこちらの記事もご覧ください。
編集後記
サーバーワークスでの仕事の進め方を学ぶ目的で作られたトレーニング部門の、記念すべき第1期生となった小菅さん。
今回のお話を通して、トレーニング期間中にもらった多くのフィードバックをご自身のものにして学びを深めてきたことが伝わってきました。
また、気軽に質問を投げかけ、それに対して多くの先輩社員が手を差し伸べてくれたこともトレーニングを受ける上でとても役立ったそうなので、改めて「分からないことを聞ける」「ググレカス禁止」の文化が根付いていて良かったなと感じます。
これからの小菅さんの活躍が楽しみです!