こんにちは!新卒採用担当の菊池です。
この記事では、「大学院を卒業後にサーバーワークスへ入社した社員」にフォーカスした社員インタビューを発信していきます。
大学院でさまざまな研究をしてきた人がなぜITを志望してサーバーワークスに入社をしたか?就活はどのように進めたのか?など
学生のみなさんの参考になるような内容をお伝えできたらと思います。
第2回目の今回は、2022年入社、サービス開発部の布施さんにお話を聞きました。
学生時代
ー 今回は大学院卒インタビューということで、どんな研究をしていたのでしょうか。
大学院では「地形効果補正の自動化」というテーマで研究をしていました。
ざっくりと説明すると、衛星画像を機械学習にかけて「このあたりは森だよね」とか「このエリアは都市だよね」というデータを作るんですけど、 そのために必要な前処理を自動化するプログラムを書いていました。
ー なぜ大学院へ進もうと思ったのですか?
あまり前向きではないですが、専攻している学問を生業にするのかを決めるための時間が欲しいなと思ったためです。
学部3年生の就職活動が始まる時期に研究室に配属されるのですが、これまで学んできたことを仕事にするイメージが湧かなかったんです。
授業や実習は楽しかったのですが、これから先何十年もそれを仕事にして興味を持ち続けられるのだろうか...と。
なので研究を通じて専攻領域に集中して向き合うことで、仕事として長く付き合っていけるのかを確認するための時間が欲しいと思い、大学院に進むことを決意しました。
ー 不安要素を払拭できるかの確認をする時間が欲しかったんですね。
はい、今思うと「えいや」で決めて良かったと思うんですけど、当時は「モラトリアムが欲しい」みたいな感じでした。
似たような研究をしている人は公務員の林業職、環境コンサルや測量会社に就く人が多いのですが、周りに流されてそれを仕事にして良いのかなと…
当時は漠然と「自分は何がしたいんだろうか…」みたいな感じで悩んでいましたね。
ー 研究以外ではどんなことをしていたのですか?
学部時代は弓道部に所属し、テレビ局でアシスタントのアルバイトをしたり離島にインターンに行った経験もあります。
院生時代は、フリーでWeb制作のお仕事もいただいていました。
ー 面白いですね。人とは少し違う活動をしたいと思っていたんですか?
うーん。意図的にそうしていたわけではなく、ただ目の前に面白い経験ができそうなチャンスがあったときに、割とすぐやってみようと行動に移せるタイプなのかなと思います(笑)
就職活動
ー 次に就活についてお聞きしたいのですが、エンジニアになろうと思ったきっかけはありますか?
これ!というはっきりとしたタイミングはなかったです。
もともと研究でプログラムを触っていたこともあり、コードの正しく書けばちゃんと動く性質に魅力を感じていました。
自己分析をして、自分の努力が結果に繋がりやすい仕事が良いなと思っていたこともあり、身に着けた知識や技術なども含め、努力した結果が比較的分かりやすいエンジニアになりたいなと考えるようになりました。
ー 就活をするときにはすでにエンジニアになりたいという思いがあったのですね。
そうですね。特にIT業界は技術のアップデートに敏感なイメージがあって、努力が求められる分それが結果に反映されやすい業界なのかなとも思っていました。
ー 就活はどのように始めたのでしょうか?
一番最初に就活エージェントさんに相談しました。
というのも、地方大学に在籍していた私の周りには東京のIT企業に就職する人がいなかったので、何をするべきか参考になる情報が近くになかったんですよね。
ー エージェントを利用してどのように進めたのですか?
まずは自己分析でよく用いられるWill Can Must をエージェントさんに手伝っていただきながら深掘っていきました。
Will Can Mustの順番で考えていったのですが、Mustとして、①東京の会社であること②技術的に成長しやすい環境であること③エンジニア以外の職種とも関わりやすいこと の3つに辿り着きました。
そしてこれらを就活の軸としていました。
ー 具体的に3つのMustについて教えて欲しいです。
それぞれ、以下のような感じでした。
東京の会社であること
地方で技術の勉強をしようとしたときにどうしてもコミュニティが少なく、勉強会も東京開催であることが多いので、技術のキャッチアップがしやすい場所だろうなと思っていたからです。技術的に成長しやすい環境であること
技術力だけでないエンジニアを目指したいと思っている反面、いいエンジニアに技術力は必要不可欠であると思っていたので、技術の成長に惜しみのない会社だと良いなと思っていました。エンジニア以外の方との関わりがあるか
仕事を進める上で何が課題なのか?お客様の欲しいものは何か?を考えて提案できるエンジニアになりたいと思っていたからです。
そのためにはエンジニア以外の職種の人と関わって、その価値観とかを不満を知る機会がとても大事だなと考えていました。
なのでエンジニア以外の方ともフラットに喋れる環境だと良いなと。
ー ITの中でもクラウド(AWS)にした理由はありますか?
正直、特にクラウドにこだわって会社を見ていたわけではありませんでした。
ただ、先ほどお話しした就活の軸を元に会社を探していたのですが、自分がやりたいことが実現できるのは自社開発メインの会社かなと思っていました。
その中で、サーバーワークスのことを知り、SIerではあるものの、ここなら自分のMustに合致してそうだと感じて選考を受けてみることにしました。
ー サーバーワークスに入社をした決め手は何だったのでしょうか?
軸に合う会社であったことはもちろんなのですが、最後の決め手は人でした。
選考中に現場のエンジニアの方とお話する機会をいただいて、質問にとても真摯で納得感のある回答をしてくださったことが印象的でした。
あとは選考の内容も大きかったです。
よくある選考はでは「自分がどうなりたいのか?」「うちの会社だとそれをどう実現できる?」といった未来のことを深堀りしていくことが多いのですが、学生の立場で明確なイメージって沸かないなと思っていました。
サーバーワークスの面接はどちらかというとこれまでのことを深堀りして、「その学生が自分の会社に合っているのかを確認している」という感覚が強かったです。
特にコンピテンシー面接というその人の価値観や行動事実・特性を見る面接があり、とても合理的な印象を受けました。
そこから「きっと合理的な判断ができる良い会社なんだろうな〜」と感じていました。
今思うととても偉そうですが(笑)
現在の仕事
ー サーバーワークスに入社して、現在はどのような部署にいるのでしょうか?
自社開発しているAWS運用自動化サービスの「Cloud Automator」というWebアプリケーションの開発を行っています。
※Cloud Automatorについて詳しくはこちらをご覧ください。
https://support.serverworks.co.jp/hc/ja/articles/115008161807
ー 入社してから今に至るまでに大変だったことはありますか?
今所属している部署は必要になる技術・知識の幅が広いため、求められる技術レベルに達していないと感じることがよくあります。
今でも勉強をしながらの毎日です。
ー 大学院で学んだことが仕事に活かされている場面はありますか?
特定のこの瞬間というのは難しいですが、人に物事を丁寧に伝えようとすることを意識しています。
もともと、研究室に「人に分かりやすく伝えることも重要だ」という文化がありました。
これは仕事でも必要なことだと考えていて、例えば、資料ひとつ作る場面でも、伝える相手は誰なのか?をまず考えて、相手の理解度に合わせた大枠の骨子を決めて、そこからどんなデータ・イラストを活用すれば伝わるのかなどを考えながら進めています。
さいごに
ー最後に就活生へメッセージをお願いします。
弊社の代表のブログに「不採用は会社の責任」という記事があります。
私はこの思想がとても好きで、合否を決定できることで立場が上になりがちな企業が、本来は就活生とフラットな位置関係にあることを訴求しているようにも感じるからです。就活生だった当時、素直に「いいな」と思っていました。
どうしても就活では結果が出ます。「受かるためのアレコレ」を考えてしまうものだと思います。しかし、その度に私は「就活は納得のいく自己表現をする場」であって欲しいとも思っていました。
そして、正しく自分のことを伝えることができて落ちてしまったら、それはもうどうしようもないことで、自分がその会社の文化に合わなかっただけ。むしろ入った後にミスマッチで苦しくなることを防げたからラッキー、だと考えていました。
そんな心持ちで就活をしていたらありがたいことに、就活生とフラットで、「いいな」と思っている会社から内定をいただきました。
この記事を読んでくださった人が、サーバーワークスを選んでも、そうでなかったとしても納得のいく自己表現ができる就活になることを願っています!
「不採用は会社の責任」はこちらをご覧ください。
sabawaku.serverworks.co.jp
布施さん、ありがとうございました!
※内容は取材時のものです
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