"ノーリスクで貴重な挑戦ができる機会を逃す手はない" サバラボ1st通過チームインタビュー

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こんにちは!大穂です。
サーバーワークス社員の皆さんが新しいビジネス(事業/サービス/プロダクト)にチャレンジすることを応援する仕組みである「サバラボ」の運営委員をやらせていただいております。
サバラボって何?っていう方は是非、以下のブログ記事をお読みください。

sabawaku.serverworks.co.jp

さて、そんなサバラボに参加していただき、見事サバラボ1stを通過しサバラボ2ndにてアイデアの事業化に向けて洗練中のチームがいます。
今回はそんなメンバーにインタビューをしてきました!針生 泰有さん、中村 悟大さん、江利 義陽さんです!

今回のインタビュイーの皆様 左から江利さん、針生さん、中村さん

「どうしてサバラボに参加したのか?」
「実際にサバラボに参加して何か変化はあったか?」
「どんな人に参加してみてほしい?」

このような観点でたくさんのお話をしてきました。サバラボに参加しようと思っている方に少しでも参考になるような内容をお届けできればと思います。

サバラボに参加しようと思ったきっかけ~サバラボが始まった当初から参加したかった~

このようにインタビューしました!左側:大穂、右側:鶴田さん

ー 本日はよろしくお願いします!サバラボ1stに見事通過した皆様にサバラボに参加していただいたきっかけや、実際にサバラボに参加してどうだったかなどいろいろとお話できればと思います。よろしくお願いします!

針生、中村、江利:よろしくお願いします~!

ー ……それ台本ですか?笑

針生:せっかくならちゃんと答えたいと思って、少し用意してきました笑

ー ありがとうございます!!棒読みにならなければOKです笑
  早速ですが今回のサバラボにご参加いただいたきっかけをお伺いしたいです。

針生:実は私個人としてはですが、サバラボが始まった当初からずっと参加したかったんです。ただ、具体的なアイデアがずっとなくて何かいいものがないかなと思い続ける日々でした。

そんな中2023年の3月1日に、OpenAIのAPIが発表されました。発表されてすぐに「これで何かできないかな??」と思っている中、翌日に自分の部署の技術情報共有会があったのです。この技術共有会の中で中村さんから「OpenAIを使って何か新しいことをやってみたい」とあって、それに私と江利さんが乗っかって3人が集まったのがスタートなんです。

この時中村さんと江利さんは「この挑戦を通して自分の技術を深めよう」と思っていたと思うのですが、既に私の中では「これでサバラボに出て、経営層にアイデアをぶつけてやろう」と裏で思っていました。二人はまさかサバラボに出るなんて微塵も思っていなかったと思います。

ー 江利さん、中村さんそうなんですか???

江利:そうです笑。ただ私は前職までSalesforce関連の仕事をメインでやっていてサーバーワークスに入ってからも同様の仕事をしていたこともあって、「何か新しいことに挑戦したい」と思っていたのですごく良かったです。

中村:私も最初は月一レベルで開発に取り組んで簡易的なBotを作るとかをイメージしていました。まさかサバラボに出るなんて思っていなかったです。

ー なるほど、針生さんのアツい思いがスタートだったんですね。

針生:サバラボにエントリーするきっかけは確かに私ですね。3人で集まりだしたのはサバラボにエントリーする前からでした。この時から週一くらいで3人で集まって実際にどういうものを作っていこうかを3か月くらい話していました。サーバーワークスのビジョンである「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」に沿うのは何か、実際にどのようにマネタイズしようかまで話し合っていました。

明確に「伝える」ことが大事だという共通認識を得たことが大きかった

ー こういったアツい思いがある中でエントリーをしていただいたのですが、ご認識いただいている通り最初の一次審査で我々サバラボ1st運営委員側で皆様のアイデアは一次審査落ち(※1)にさせていただきました。

(※1) サバラボへエントリーした後は、サバラボ1st運営委員側で一次審査を実施しています。一次審査落ちしたアイデアはサバラボに参加することができません。ただし「再アピール申請」をすることで通過の判断となる場合があります。針生さん達のチームが参加したときは7チーム中5チームが1次審査に通過しました。

サバラボ1stの流れ

ー この時、率直にどのように思ったか、お聞きしたいです。。。(恐る恐る)

針生:第一声は「なんでだ…」でした。かなり落胆しましたね。

今までのサバラボ(※2)の流れからすると、エントリーすれば普通に参加できるくらいの認識でしたのでかなりびっくりしたというのが正直なところです。
(※2) 一次審査の仕組みを導入したのは今回のサバラボが初でした

ー ですよね・・・ただ一次審査に落選してからかなり早い段階で「再アピール申請」をしていただきました。この申請内容からサバラボ1st運営委員で協議し通過と判断して皆様にはサバラボに参加していただいています。落選してからチームで何か話したのでしょうか?

針生:はい。すぐにチームで集合して話し合いました。「なぜ落選したのか?」という理由を分析することを実施しました。審査基準である「審査員自身がアイデアに対してワクワクしなかった」ことが当てはまったのかな?と考えました。

江利:エントリーフォームへの入力内容はかなり軽い内容だったと思っています。我々としてはそれでも「これはすごくいいアイデアだ!」と思っていたので。

針生:ただ、1次審査落ちを通して「自分たちが伝えたいことは、きちんと伝えないと伝わらない」というのがチームの共通認識になりました。

この共通認識は、実際のサバラボ1stの最終発表の仕方にも反映しています。いかに自分たちのアイデアを魅力的に「伝えるか」に非常にこだわりました。 伝えるために必要な情報の取捨選択から、その情報の伝え方、またプレゼン時の声の出し方、画面の移り方までこだわり抜けたと思っています。

仮に1次審査に通過していたら、今の私たちはないのでは?と思っています。この共通認識が生まれなかった可能性もあると思うので、アイデアの内容も変わっていたかもしれません。なので1次審査を誠実に実施していただき、落選という判断をしたサバラボ1st運営委員の皆様には本当に感謝しています。

ー そう言っていただけると大変助かります。。。ただ最終発表前にアイデアの内容や伝え方のFBをする機会は、仕組みとしてあった方がよさそうですね。これを聞けて本当に良かったです!

針生:我々もいつかこれをサバラボ1st運営委員に伝えたいと思っていたので、よかったです!

サバラボ期間中~相性抜群の役割分担~

ー 実際にサバラボ期間に入った後は、そのような進め方をしていったのでしょうか?

江利:サバラボに始まる前に「OpenAIを使って何をしたいか?」「何をしたらハッピーになるか?」をメモしまくっていました。この期間でアイデアを使ってほしいペルソナに関しても明確に決めていたのでここでぶれることはなかったです。

針生:なので、もう明確に役割分担をしていました。中村さんに最終発表でデモできるようなプロトタイプの開発、江利さんに情報収集、私はプレゼンの準備や肉付けに集中していました。

ー 情報収集というと具体的にどのような情報を収集していたんですか?

江利:サーバーワークスの既存のお客様に使用してもらうことを前提に検討していたので、サーバーワークスのお客様の分析をしていました。具体的なお客様のどの層に売っていくことができるかをお客様の会社の人数比からも考えていきました。

また、世に出ているバズっているアプリの特徴の分析も実施しておりました。

ー プロトタイプの開発では実際にどのようなことをしていたんですか?

中村:最初はいろんなライブラリを触っていました。OpenAIから出ているものやLangChainから出ているものを使用してSalesforceの情報を取得してどのような回答があるか等、技術的な調査をしていました。

ただ、これだけだと発表時のインパクトに欠けると思っていました。そこでサーバーワークス社員がよく使用するツールであるBacklogとの連携を選択しました。自分自身もよくBacklogでお客様とのやり取りをしていたので、このツールに関連してハッピーになることができれば発表時のインパクトも大きいと考えました。

ー ここも「見せ方」にこだわっていたのですね。

針生:この役割分担もそうですが、3人の相性はすごくよかったです。資料も最終発表当日の1か月前にはできあがっていました。

リアルで本番を想定した練習を繰り返し、意見を言い合った

ー サバラボ期間中でよかったことはありましたか?

江利:やはりリアルで集合してブラッシュアップすることができたのが非常に良かった。特に本番1か月前に集合したときには、実際に使用する会議室を借りてプレゼン練習を繰り返しました。

針生:このブラッシュアップをリアルでやることで、フィードバックや改善のスピード感が明らかに違いました。最初プレゼンをしたときは2分長かったので、「具体的にどのセリフを削るか?」「話すスピードはどうか?」等、色々とこだわりました。

ー この努力があってあのプレゼンが生まれているんですね。実際の発表時も私を含めた視聴者が「こんな針生さんは見たことない」と思っていたと思います。

江利:発表中、雑談チャンネルで見てくれている皆さんが「すごい!!」「これ買いたいです!!」「明日から使えますか??」というようなことを言ってくれていて、これはキタな!と思っていました。

実際の発表時の雑談チャンネルの様子

サバラボに参加した気持ちの変化

ー実際にサバラボに参加してみて、気持ちの変化のようなものはありましたか?

江利:私は入社して1年目だったということもあって、サーバーワークスで参加できるものには参加したいという想いがありました。ただ、もし針生さんに声を掛けられなかったらサバラボに参加していたとしても全く別のアイデアになっていたと思っているので非常に良かったですね。普段の業務では新規事業への取り組みに参加することはないので、本当にいい経験をさせていただいたと思っています。

中村:私は、サバラボに申し込んだ当初は機会をもらって面白いことができたらいいくらいの気持ちでした。そんな中サバラボに通過し、新規事業としてやっていくとなると、自分の中でかなりの熱が入っていきました。今はサーバーワークスの次の事業の柱を作ってやるという想いです。

針生:私はサバラボという活動に関しては最初からやる気マンマンだったので、気持ちの変化としてはそこまで大きいものはないかもしれません。一方で普段意識しないことを意識する機会が多かったため、学ぶことができました。例えば、「どうすればほかの人に魅力を伝える事ができるか?」ということは普段意識しなかったので、すごく勉強になりました。

ここまでノーリスクで貴重な経験ができる機会はない

ー こういう人にはサバラボに参加してほしいという人はいますか?

江利:基本的にはだれでも参加してほしいと思っていますけど、とにかくサバラボを通して新しいことをしてワクワクしたい!と思っている方は是非手を挙げてほしいな、と思います。私も本業はSalesforce関連の仕事が多いですが、サバラボ期間中は今までやったことない新しいことにワクワクして楽しかったです。

中村:野心のある人はぜひ出てほしいなと思います。特に2ndに行ったときに覚悟を求められる部分はあると思います。私は2ndに進出してより熱が入ったことで今があると思っています。

針生:一番大事なのは…気持ちだと思っています。とにかく自分のやりたい新規事業を成功させたい!という気持ちですね。新しいことにチャレンジしたいと少しでも思っている人は参加してほしいと思います。

ー ありがとうございます!最後に、サバラボにこれから参加しようと思っている方々にメッセージをお願いできますか?

針生:新規でプロダクトを作り出すという経験を、会社の支援をもらってできるということはなかなかできないことだと思っています。それこそお金を払ってでも得ることのできない知識、経験を得ることができます。このような貴重な体験に、リスクなしで参加できるということはすごいことだと思っています。行動しないことには変わらないので、是非サバラボに参加してほしいと思います。

ー なるほど、リスクなしというのは事実ではありますが、サバラボ1st運営委員として強く意識することはほとんどありませんでした。貴重なメッセージをありがとうございます!

終わりに

いかがでしたか?
サバラボという新規でプロダクトを生み出すというなかなかできない経験を貴重と捉え、熱意をもって取り組んでくださった様子がわかり、私も大変うれしく、またためになるインタビューとなりました!

これを読んだ皆様が、「ノーリスクだし、挑戦しない手はないよな!!」と思っていただけたら幸いです。

今後のサバラボにも是非ご期待ください!

最後に、サバラボ1st運営委員と一緒に一枚とってもらいました!一番右がサバラボの創始者である山﨑さんです

大穂 宗一郎(執筆記事の一覧)

現在OJT中。Youtubeに今までになかったジャンルの動画を投稿し視聴者を増やそうとしています。