【社員インタビュー #007】常に自信を持って、AWSの「プロ」であるために。 | 2021 APN AWS Top Engineers

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こんにちは! HRマーケティング課の倉田です。

サーバーワークスではたらいているメンバーが

「どんなことをしているのか?」

「どんな思いをもってはたらいているのか?」

そんな部分に焦点を当てながらご紹介していくインタビューです!

前々回から5回にわたって、弊社から選出された 2021 APN Ambassadors と 2021 APN AWS Top Engineers を紹介しています。

シリーズ第3回目の今回は、アプリケーションサービス部 ディベロップメントサービス課の田斉 省吾さんにお話を聞きました。

【田斉 省吾(たさい・しょうご)】2016年4月、新卒でサーバーワークスに入社。これまでAWSインフラエンジニアとして数多くのプロジェクトに参加し、2021 APN AWS Top Engineersに選出。親しみのある笑顔と物腰柔らかな語り口もさることながら、自身で検証を重ねて得た技術確証に基づく交渉力を持ち、社内でも一目置かれている。トレードマークは草鞋。

(インタビュアー:倉田・岡、撮影:松本)

インタビュー動画を公開しました!(2022年6月24日 追記)

入社の経緯

ー入社の経緯と、現在の仕事について教えてください。

田斉: ERP(※1)のパッケージシステムを開発する企業でプログラミングのアルバイトをしていて、そこでインフラ部分もおもしろいなと感じていました。 プログラミングはもともと好きでしたが、いわゆるIaaSとかPaaSのインフラ技術を先に知っていた方が、余計なプログラムを書かなくて済んだり、お金をより節約できると思ったので、まずはそこを極めたくて。

入社を決めたポイントとして、AWSを使ってインフラを学べることが大きかったです。また当時からクラウドワークスタイル(※2)が新卒1年目でも普通にできて働きやすそうだと思いました。

あとはオフィスを案内してもらった時に、ソファ席でかなりくつろいでゆったり仕事をしている先輩が目に入って。直感的に「ああ、ここはいい会社だ」と思いました(笑)。社員がリラックスして仕事をしていること、AWSで先端を走っていることに魅力を感じました。

現在はアプリーケーションサービス部という、新しい部署にいます。今まではAWSのインフラ部分をメインにやってきたんですけど、それだけではお客様の要望に応えきれなくなってきたというのと、AWSもインフラのサービスとはいえアプリの知識もないと使いこなせない部分も出てきていて。ゴリゴリ開発もしてお客様に価値を届けられるようになろうと、より上のレイヤーに挑戦できる部署に異動したところです。

これまでは大きな案件のプロジェクトマネージャーなどをやって、幅広くインフラの業務経験を積めました。もともとコーディングのアルバイトをしていて、インフラをある程度やったらまたコーディングができる場所に戻りたいと思っていたので、自分から希望を出して異動させてもらいました。

※1 Enterprise Resources Planning(企業資源計画)の略。現在では、「基幹系情報システム」を指すことが多く、企業の情報戦略に欠かせない重要な位置を占めています。

※2 サーバーワークスでは以前より、テレワークのことをクラウドワークスタイルと呼んでいます。

プロとしてのこだわり

ー部署としては動き出したばかり、というところですね。個人として、AWSの技術情報などはどうやってキャッチアップしているんですか?

田斉: 毎日、フィードリーダーで自分が注目している会社やエンジニアのブログの更新履歴などを見て、気になるものを読んでいます。

ただ案件を通じて勉強するのが一番効率的なので、やりたい技術ができそうな案件があったら積極的に手を上げて、余裕を持って自分で触るようにしています

構築するだけではなく、もし自分が運用の部署でそれを任されたらどこに気をつけるべきかを考えて実際に動かしてみる、ということはやっていますね。

ー周りの人に田斉さんについて聞いたときに、「お客様からの信頼」や「お客様としっかり会話ができる」という言葉が出てきました。このあたりについて、大切にしていることはありますか?

田斉: 当たり前かもしれないですが、常に自信を持ってお客様と話せるようにすることですね。

我々はプロなので、発注をいただいている以上は可能な限り応えないといけない。そのためのキャッチアップは常に必要だと思っています。

たとえば案件の全体計画としてWBSやガントチャートなどで全体像を把握し、初回の会議ではどんなことを話せばスムーズに進むか、というのを事前に書き起こして整理します。すると、その案件のポイントになりそうな部分や、使えそうな技術要素、時間がかかりそうな箇所などが見えてきます。

それを自分なりに予習し、可能であればその技術を触っておく。そういう備えをしておくと、どんな規模のどの立場のお客様にもある程度自信を持ってご提案ができるので、下準備は大切にしています。

以前、下準備にかける時間の少なさゆえに「こういうところに時間がかかりそうです」などといったお客様との期待値の調整や認識合わせが充分に出来なかったことがあります。それによって小さな認識の違いが生まれてしまい、お叱りを受けたわけではなかったのですが自分の中で消化不良を感じていました

事前準備によって案件の遂行の質やお客様の満足度が変わってくることに気づいてから、下準備を重視するようになりました。

「準備」はその後の「蓄積」になる

ー下準備を意識して、うまくいった事例はありますか?

田斉: 最近ではコクヨ様の案件ですね。

www.serverworks.co.jp

短期決戦で手戻りが許されない状況でしたが、お客様とのキックオフまで2~3日あったので、その間に構築を自分でやってみて、運用のポイントも整理しておきました。

オンプレミスにユーザー基盤があり、新規に設立するVPNと仮想ネットワークをどうつなぐかがポイントになるかなと思っていました。そういった段取りを整理した上で臨んだところ、お客様とうまく噛み合って案件がスムーズに進みました。

利用規模を考えるとかなり短納期だったので不安もありましたが、無事にお客様の期待に応えられるスピードと品質で納品ができて、満足感が残る案件でした。

他にも事前準備がしっかり効果につながったり、ある案件で準備したけど使わなかったものが他の案件で活かせたりすることもあります。数をこなすごとにそういった蓄積が増える点はおもしろいですね。

こだわりの一つでもあるのですが、お客様に対して「ちょっと分からないので持ち帰ります」という言葉をプロとして出来るだけ言いたくないんです。もちろん、適当なことは言えないので本当に分からなければ持ち帰りますが、なるべくその場でバシッとお答えしたい。

お客様の性質に合わせて、気にされそうな機能や運用面をあらかじめ考えて臨む。そこにフィードバックをいただいて次に生かす、その繰り返しでリテラシーが磨かれるのかなと思います。

仕事を極めつつ、仕事を作り出す

ーサーバーワークスの好きなところはどんなところですか?

田斉: ひとつはtechやask me anythingなどのSlackチャンネル(※3)が機能していて、困った時にそこに投稿すれば誰かが助けてくれることですね。 自分が若手の頃にそれで助けられたので、今度は答える側に回って、この文化を維持していきたいです。

あとは合理的なことであれば上司に意見を言っても波風が立たないし、その意見を採用してもらえることもある。 会社のため、お客様のためになることであれば時間を取って議論させてもらえたり、本当の意味で風通しが良い所も好きですね。

ーこれからやってみたいことはありますか?

田斉: いちエンジニアとしてインフラは一通り経験できたので、アプリケーションをもう少し極めて、フルスタックエンジニアになりたいなと思います。

今の部署で対応できる仕事がこれからたくさん来ればよいと思いますし、それがもし少なかったとしても自分で仕事を作って提案できるのがこの会社の良い所なので、別のSaaSの開発をしたり、サイドプロジェクトをやってみるのもいいですね。

※3 サーバーワークスでは社内の連絡用チャットツールにSlackを使っています。様々なオープンチャンネルがあり、エンジニアの知見が集まるtechチャンネルや、何でも質問して良いask me anythingチャンネルが活用されています。

個々のこだわりが会社の活力に

田斉:技術以外では、文化がおもしろい会社だと思っているので、それを広めてみたいというのもあります。

我々はもっと自分の生活や働き方にこだわりを持って、わがままを言っていいと思うんですよね。もちろん会社にもちゃんと貢献するのが前提ですが。

各自がそういう意識を持って会社の改善や自分のキャリア向上を目指したほうが、会社の活力にもつながると思います。そういう意向を受け入れてくれる素地がこの会社にはあるので、自分の会社をもっと働きやすくすることに何かしらの形で貢献したいです。

やりたい仕事がなければ自分でプロジェクトを立ち上げて提案するとか、それがダメなら「プライベートでこんなことがやりたいので、こういうサポートをしてもらえませんか」と相談をしてみる。 それをある程度汲んでくれるのがサーバーワークスの良さだと思いますし、そういうことを会社からも求められていると思います。

大学を卒業して社会人になったら「会社から言われたことをやる、もしくは言われた範囲で裁量を持ってやる」という固定観念を持っていました。 そういうスタイルにあまり魅力を感じていなかったんですが、サーバーワークスに入ってみたら、思ったよりも社会人っておもしろいと感じたんですね。

自分の希望を汲み取ってくれたり、若手のうちから仕事について提案できることが意外でした。だから、そういった文化を他の会社にも広めていくようなことができたらおもしろいなと、漠然とではありますが考えたりもしています。

編集後記

インタビューの合間に、田斉さんが業務外で地域活性化のための活動を行っていたり、学生時代にちょっと珍しいアルバイトをされていたりと、仕事以外の色々なお話を聞かせていただきました。経験が豊富で、どのお話もとても興味深かったです。この記事には収めきれず、泣く泣くカットしたエピソードも…。

その中でも、田斉さんのトップエンジニアとしての強みがどんなところにあるのか、私たちなりに深掘りした部分をまとめています。読んでいただいた方にとって、一つでも参考になるものがあれば嬉しい限りです。

※本インタビューは、感染対策を行った上で、ソーシャルディスタンスを取りながら実施しています。

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倉田 雅代 【書いた記事はこちら】

総務人事部 HRマーケティング課

採用担当。社内のコミュニケーション促進活動などにもいろいろと首をつっこんでます。