世の中には様々な「ガチャ」が存在する。
「ガチャガチャ」「隣人ガチャ」「上司ガチャ」「国ガチャ」「親ガチャ」……
そして、新卒一括採用という制度の下、社会人となった我々にも避けては通れない「ガチャ」がある。
それは、「配属ガチャ」である。 *1
はい、ということで今回は、22卒の配属先が確定したので、配属先が決まるまでの一連の流れを説明するとともに、SWXに配属ガチャがあったのかを検証したいと思います。
これから就職活動する方や、社会人になりたての方が「こんな会社があるんだ」、「こういう風に考える人がいるんだ、へえ~」と思っていただければ幸いです。
一年間の配属までの流れ
IT基礎研修(4-6月)→OJT準備期間(7月)→OJT期間(8-2月)→配属面談→配属
おそらくかなり珍しいことだと思いますが、SWXは新卒研修が約一年ととても長いのが特徴です。 この研修で何をやっているかは今回のテーマとは少しずれるので、それぞれの期間に設定されている行動目標だけ紹介します。具体的な内容はこちらの記事をご覧ください~
IT基礎研修
『「どのように我々は Instagram で写真を見ているのか」という問いの答えを説明できる』という行動目標のもと、ITインフラの基本的な知識を毎週チームで調べて、発表します。
OJT準備期間
『AWS Certified Cloud Practitioner に合格する』という行動目標のもと、初歩的なAWSのハンズオンやLinuxの基礎を学習します。
OJT期間
『サーバーワークスのビジネスプロセスを説明できる』『配属面談までにファーストキャリアの意向を自分の言葉で伝えることができる』という行動目標のもと、希望した部署をそれぞれ1か月~2か月の期間で回ります。
これらの期間を経て、配属面談に臨みます。
配属面談
配属面談では、人事の方とやりたいことベースで相談しながら、どこの部署に行きたいかの希望を伝えます。
私はこの段階でやりたいこと、行きたい部署を固めていたので、それをお伝えして、お互いに認識に誤解がないかをすり合わせるような時間になりましたが、あまり意向が定まっていなくても、OJTでの経験から楽しかったこと、苦手だったことなどを相談しながら固めていくこともできます。
基本寄り添ってもらえるスタンスなので、ここでどこかの部署に希望を出せなど押し付けられることはありませんでした。(これからもないです)
配属の意向を固めるために行ったこと
正直なところ、配属の意向を固めるのはかなり悩みましたが、以下のような流れをぐるぐる繰り返すことで、固めていきました。
- 悩んでいるポイントを明確にする
- 1のポイントに対して判断材料を集める
- 自分の軸や、将来なりたい姿から逆算して意思決定
悩んでいるポイントを明確にする
そもそもどんな観点で悩んでいるのかを、OJTやこれまでの自分の経験から洗い出しました。 自分がまず最初に悩んだのは、「インフラ寄り」か「開発寄り」かというところでした。
1のポイントに対して判断材料を集める
次に1で出たポイントに関する情報収集をしました。 具体的には「とにかく人に聞く」という行動です。
同期をはじめ、新卒先輩社員、開発部署の部長にまで、時間をいただいて1対1で質問したり、相談したりしました。
嫌な顔をする人は一人もいらっしゃらなかったですし、むしろもっといろんな人に聞いてみるといいよと言ってくださるほどだったので、かなり図々しくいかせていただきました。ここは本当にSWXの素敵なところだなと思います。
自分の軸や、将来なりたい姿から逆算する
集めた情報をもとに、自分のなりたい姿ややりがいを感じること、興味があることなどと照らし合わせながら、一つ一つ意思決定をしていきました。
自分の場合、一つのことを決めたら、また新しい悩みポイントが出てきたので、それをまた順番に意思決定していく形で最終的な意向を固めていきました。
結局、「配属ガチャ」はあったのか
結論から言うと、「配属ガチャ」はありませんでした。
自分だけでなく、22卒全員が希望した部署・課に配属となりました。
もちろん、今後もすべての新卒社員の意向が100%通るわけではないということはご理解いただきたいのですが、間違いなく新卒社員の意向を尊重してもらえると思います。
今後も、希望した部署には行けないことはあるかもしれませんが、会社都合で自分のやりたいこととまったくマッチしない部署に行くことはないと思います。
自分の最初の配属に関して、ここまで悩んで、自分で決めて、それを尊重してもらえるということ自体、大変ありがたいことですし、自分で意向を決めているので、「自分で希望したから、ちゃんと頑張らないとな」という気持ちは少なからず芽生えると、配属が決まった今感じています。
最後に
ここまでSWXでの配属までの流れをつらつらと書いてきましたが、配属されてからが社会人としての本当のスタートのような気もしているので、より一層気を引き締めて頑張っていこうと思います。
この記事をご覧になった方々に少しでも役に立つ情報を届けられていればうれしい限りです。
最後までご覧いただきありがとうございました。それではまた。
*1:新入社員が希望する勤務地や職種に配属されるか分からないことを、カプセルトイの「ガチャガチャ」やソーシャルゲームの「ガチャ」になぞらえた俗語(Wikipedia引用)