こんにちは。広報のたがみです。
本記事は、「今週のひとこと」のレポート第1回目です!
今週のひとこと とは?
サーバーワークスグループでは、毎週月曜日に行われる全社朝会の中で、弊社社長の大石による「今週のひとこと」というコーナーがあります。
その今週のひとことで取り上げられたトピックの中からいくつかピックアップしご紹介していくシリーズです。朝会で実際に話している動画も併せて掲載いたしますので、よろしければそちらもご確認ください!
今回は「グループ朝会をやる理由」についてです。
今週のひとこと 本編
記念すべき初グループ朝会の日。
朝会と称してみなさんの前でお話しする取り組みは、かれこれ20年くらい続けています。今年度からは、サーバーワークス・G-gen・トップゲートの3社で、グループ全体の朝会を行うことになりました。まずはなぜグループ朝会を行うのかについて改めてお伝えしようと思います。
なぜ朝会を行うのか、その理由は「WHYを知ってほしいから」。
グループで会社をやっていると、それぞれの会社のオペレーションや組織、体制の変更などがあります。それには必ず理由があって、社をまたいでもそれを知ってもらうことは重要だと考えています。
Know-HowよりKnow-Why 【どうやるかよりなぜやるか】
WHYを知ると、腹落ちします。
○○を、どうやるか?(Know-How)は調べれば出てきますが、なぜやるか?(Know-Why)は出てきません。また、何かやる時に「こうやってください」と言われるよりも「なぜそうやるのか」を話し合ったほうが納得感を持って仕事ができます。ここで、WHYを知ることの大切さを示す例として、ある考え方を挙げてみます。
みなさんは「貯金=美徳」という考え方をお持ちではないでしょうか。
多くの人が「お金は使うより、貯めておいた方が良い」という認識を持っているのではないかと思います。子どもの頃、親からそうやって教えられたりしませんでしたか?実際のところは、みんなが貯金をすると経済が回らなくなるので、使ってもらった方が良いですね。そもそも日本では江戸時代、大阪に世界初の先物取引ができたほどなので投資やお金を使うことに対しての理解は深かったはず。
しかし、貯金を美徳だと思っている人はいる。この、合成の誤謬ともいえる出来事はどうして起こっているのでしょうか。
よくよく調べてみると、どうやら ”WHY” の所在は明治期以降、戦中の教育にありました。戦時中の日本ではまさに貯金が良いこととして奨励されており、「国民貯蓄運動」なるものがあったそうです。と言うのも、銀行にお金を預けるとそのお金が戦費として使われるという法律があったため。お金を預けることが「戦費のため」「国のため」という認識が生まれ、この時代から貯金がされるようになったんですね。
今回の話は、典型的な ”WHY” が抜け落ちている例です。
たしかに、戦時中当時の貯金は合理的でした。しかし、貯金をしても戦費に使われない今の私たちにとってはもう関係ない話ですよね。それなのに、「貯蓄=善行」という意識のみが今も残ってしまっている状態と考えられます。
何が言いたいかというと、「WHYは意識して伝えないと伝わらない」ということです。
WHYを知るメリット
WHYは、伝えると「腹落ちできる」以外にも大きなメリットがあります。
① 改善・提案ができる
もし「こうやってください」とだけ言われると、それを言われてやらなかった立場の人は命令違反になってしまいます。「こういう目的があるのでやってください」と理由を提示して言われると「それをやりたいならこういうやり方もあるよ」と、言われた側も他のアプローチを提案できます。
② オペレーションのやめ時が分かる
私たちは仕事をついつい増やしてしまう生き物です。なんとなく色んなことをやっているうちに、気づくと仕事の総量が大きくなっていた…ということもしばしば。加えて、それまでやっていたタスクを減らす、作業を止める、というのは結構難しいです。
そんなとき、背景(=WHY)をベースに考えるのはとても有効なんです。WHYを伝えると、みんなで建設的に考えることができるんですね。さらに、それによって、みんなの時間を有効に使えることにも繋がりますね 先述した「貯金は美徳」の件も、WHYが伝わらず、しっかり浸透していないから起きている現象です。
私も今回、朝会を行うWHYを皆さんに伝えてみました。
様々な場面でWHYを意識的に共有し、気持ちの良い環境を作っていきましょう!