Pardot スペシャリスト試験を受けてきました

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f:id:sabawaku:20201012134716p:plain こんにちは、マーケティングの鈴木(か)です。

本日「Salesforce 認定 Pardot スペシャリスト」を受験し無事合格したので、試験対策の方法と当日の様子について書き残しておこうと思います。

Salesforce 認定 Pardot スペシャリストとは

受験ガイドには下記の記載があります。

Salesforce 認定 Pardot スペシャリスト資格は、Pardot プラットフォームを使用したマーケティ ングワークフローの設計、構築、実装のスキルと知識があることを証明したい方を対象としてい ます。受験者は、リードのスコアリング、メールマーケティング、リードジェネレーションと いったさまざまなツールを活用した戦略的なマーケティングプロセスの構築方法に精通している こと、レポートを使用してデータに基づく意思決定ができることが求められます。

うーんなんだか難しそうですね。
具体的には下記の各機能や項目について問われます。

  • ビジターとプロスペクト
  • リスト管理
  • セキュリティとアクセス(アクセス権とユーザーロール)
  • 管理
  • PARDOT キャンペーン
  • PARDOT フォーム
  • リードの管理
  • メールマーケティング
  • ENGAGEMENT STUDIO
  • ランディングページ
  • ソーシャルマーケティング
  • SALESFORCE との連携

普段の業務でよく触る機能もあれば、入社時すでに設定が済んでしまっていて今まで気にしたこともなかった機能もありました。Pardotに関する知識に偏りがあるのはわかっていたので、問題を解きながら足りない部分を補完していくことに決め、試験対策に取り組みました。

試験対策本がない

1年前にAWS 認定ソリューションアーキテクト(旧試験)を受験した際は、下記のような対策本がありました。

www.amazon.co.jp

この対策本を3周くらい + 社内の勉強会参加でなんとか合格できました。Pardotの試験も、試験対策の本を使ったらいいかなと思っていたのですが、そんなものはありませんでした。困った。

Google先生の力を借りて検索するも怪しい日本語の詐欺サイトっぽいものしか見つけることができず、途方に暮れていたころ。ずいぶん前に登録していたUdemyの存在を思い出し、Pardotの講座がないか検索してみることにしました。 www.udemy.com

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あった。

英語の講座しかありませんが、この追い詰められた状況では四の五のいっていられません。レビューで「この講座のおかげで受かりました!」との声が多かったPardot Specialist Certification Practice Tests(画像一番下)を購入し、早速問題を解くことにしました。

英語だから時間がかかりまくる

Udemyで購入した講座では本番と同じ60問のテストが2本用意されており、一通り回答した後に正誤判定がでて正解率等が表示されます。分野ごとに得点率がでたり、問題を見直してなにが間違っているのかも確認できたりするのでとっても便利。

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機能的には申し分ないくらい便利なのですが、私の残念な英語力では問題を読むのに時間がかかりすぎて一向に勉強が進みません。

試験本番は日本語なので、英語で解かなくても問題ないだろうと判断し、問題のスクリーンショットを撮ってGoogleドライブへアップ、画像をGoogleドキュメントで開いて文字起こし、それをGoogle翻訳で日本語に変換、おかしな日本語は手直しという手段を取ることにしました。

Salesforce公式ドキュメントとTrailheadで補強

なんとか120問を日本語に置き換え、繰り返し解いているなかで「未知の単語」「翻訳がおかしくて自分でもうまいこと直せなかった日本語」に悩まされました。そうしたときは、都度Salesforce公式のドキュメントを確認し補っていきました。

よく参照したのは下記です。


  • プロスペクトが Pardot から Salesforce に同期される条件 help.salesforce.com

  • オートメーションツールによるマーケティング活動の効率化 help.salesforce.com

  • Pardot によるメールマーケティング

help.salesforce.com


最も悩まされたのが完了アクション、オートメーションルール、ダイナミックリスト、セグメンテーションルールといった自動化アクションで、公式のドキュメントでわかった気になってもいざ問題を解くと間違うことが多く、危機感を感じるようになりました。

実際に業務でそれぞれの機能に絞って利用しているときはそれほど迷わないのですが、試験問題で長文シナリオになるとなんだかよくわからない。問題の条件が整理できていないことが原因だと考え、単語の解説ではなくシナリオとともに機能を解説してくれるTrailheadで自動化アクションの使い分けについての知識を固めていきました。

trailhead.salesforce.com モジュール Pardot のプロセスオートメーション (Salesforce Classic) trailhead.salesforce.com

解説ページ最下部には簡単なクイズがついているのもありがたいですね。

Trailheadで関連分野を一通りチェックしたあとにはかなり頭の中が整理されたので、試験前日〜直前までは間違えた問題と関連して調べたことを確認し、試験に臨みました。

受験当日

試験は秋葉原のテストセンターで受験しました。15分前までには受付を済ませるようにとのことだったので余裕をもって30分前くらいに会場に到着したのですが、「予約した試験開始時間を待たずにすぐに受験できますよ」といわれたので早めに受けることにしました。

出題された問題は、試験勉強中に見慣れたものが多かったように感じます。まさしく「これ進◯ゼミでやったやつだ!」状態ですね。試験対策が間違っていなかったようでひと安心。

一通り解くのに20分くらい、見直しに10分くらいの計30分前後で終了しました。
満遍なく機能の概要や似た機能との違いを把握しておけばそんなに難しくないのではないでしょうか。

おわりに

まだまだマーケとインサイドセールスの一部しかPardotを活用できていないので、今回の受験に際して得た知見をもとに社内勉強会を開いてPardotを布教していきたいですね。

このフィードがPardotスペシャリストを受けようと思っている皆様のお役に立てれば幸いです。