New Relic 使ってみた情報をシェアしよう! by New Relic Advent Calendar 2023 シリーズ3、8日目 のエントリー記事です。
こんにちは、マネージドサービス部の大城です。
私、人見知りなんです。
IT業界を選んだのは、コンピューターが好きだったこともありますが、他の業種と比べて人と話すのが少ないと勘違いしていたことも理由の一つでした。
社会人として働き始めてからすぐに多くのコミュニケーションが必要だということが分かりました。結構おじさんなのでビジネス会話は問題なくできるのですが、雑談が苦手なんです。
そんな私が、NRUG沖縄支部の運営に挑戦した話を書いていきます。少し長くなるかもしれませんので、お急ぎの方は下のまとめを見てください。
NRUGとは
「ぬるぐ」と読みます。New Relic User Groupの略です。
オブザーバビリティプラットフォームNew Relicのユーザーが集まるコミュニティで、最近ではリアルイベントでは約160人、オンラインでは約200人から300人集まります。本体に加えて、SRE支部やメディア&エンターテイメント支部などもあります。今回、初めてのローカル支部として沖縄支部が設立されることになりました。
NRUGのConnpass各ページ
New Relicについては弊社でも利用しています。よろしければ過去のblogもご参照ください。
【初心者】NewRelicでDockerコンテナの数を監視してみた【1/2:Docker設定編】 - サーバーワークスエンジニアブログ
【初心者】NewRelicでDockerコンテナの数を監視してみた【2/2:NewRelic設定編】 - サーバーワークスエンジニアブログ
New Relicを使用したOpenAI Observability機能でOpenAIのGPTアプリケーションの使用状況をモニタリング - サーバーワークスエンジニアブログ
New Relic FlexでPowerShellの結果をCustom Eventに連携する - サーバーワークスエンジニアブログ
イベント開始まで
きっかけ
2023年9月、New Relic FutureStack Tokyo 2023のリアルイベントに参加するため東京出張していました。落合監督の公演、様々なセッション、NRUG本体を聞きに行ったのですが、偶然そこで以前お付き合いがあったNew Relic清水さんに再会しました。
- 清水「お、大城さんなにやってんの?」
- 大城「こんにちは」
- 清水「大城さんいまサーバーワークスいるんだへー!」
- 清水「今度沖縄支部作るから大城さん運営手伝ってよ」
- 清水「NRUGのSlackに参加して、参加した?できた?できた?」
- 大城「参加しました、よろしくお願いします!」
- 清水「私にメンションしてね!沖縄チャンネルに招待しとくから、よろしく」
私が1話す間に10は話すマシンガントークは本当に尊敬します。 やるとは言いましたが、コミュニティの運営経験もなく、知り合いも少なかったので、やっていけるか不安でした。出張から帰宅し妻に話したら、「えー、人見知りのパパが?」と驚かれました。
初MTG
初期の運営メンバーは3人で、支部長は座喜味さん、メンバーに瀬嵩さん、そして大城でした(後ほど新垣さんが加わります)。清水さんはNew Relic社員でコミニティサポートとして参加しています。Meetを使って初ミーティングを行いました。
- 瀬嵩「イベント運営やったことないので、何も分からないですがよろしくお願いしますー」
- 座喜味「私もですー」
- 大城「私もですー」
- 運営メンバー「www」
初MTGではこれまでのNRUGの歴史の共有や今後やりたいことを話しました
- 清水「1回のみの人生だからやりたいことを思いっきりやってほしい」
- 運営メンバー「押忍!」
なかなかのパワーワード
- 清水「ほかのNRUGは有名人もいて、参加者も多いけど沖縄支部は気にせず運営メンバーがやりたいようにやって良い」
- 運営メンバー「押忍!」
楽しく有意義な時間でしたが初回は何も決まらず、運営メンバーでとりあえず飲み会しよう、ということだけ決まりました。
急遽イベントすることに
運営メンバーでどこに飲みに行くかSlackでワイワイしていたら清水さんが「自腹で私も行きますー何かイベント企画して欲しいなー!」と言い出しました。
急遽イベントを企画することになりました。配信スキルのあるメンバーはいないので、オンラインは断念。那覇でオフラインイベントで決まりました。
会場は、SEECさんの30人収容可能な会議室を借りることになりました。(瀬嵩さん、ありがとうございます)
イベントのコンテンツは「お悩み相談会」と「LT大会」のどちらにするか悩みましたが、「お悩み相談会」は懇親会でやればいいか!ということで「LT大会+懇親会」とに決まりました。
イベント企画中にNew Relicさんの繋がりで、CBCloudの新垣さんが運営チームに加わることになりました。新垣さんは沖縄では有名なエンジニアで、沖縄の大規模なITイベントであるハッカーズチャンプルーにも登壇しています。ジョインした時、運営メンバーみんな喜びました。
イベントページ作成
Connpassのイベントページ作成は手探りの状態でした。NRUG本体のページを参考にしながら、ドラフトを作成し、その後、Slackでやり取りしながら修正していきました。
「アイキャッチ作り方」をググってCanvaというツールを使ってアイキャッチを作成しました。
Connpassのイベントページでは写真をアップロードすることができなかったため、少しハマりました。Qiitaのページを参考にして写真をアップしました。最終的にできあがったページはこちらです。
集客
集客は目標25人。私は自社グループ内の沖縄在住メンバーに声掛けと、前職の知り合いに声掛けを行いました。
下は自社グループ内のSlackに投稿したスクショです。AWS re:Inventや他のイベントと被っていたので参加できないメンバーが多かったですが、温かいスタンプと返信がありました。サーバーワークスは「やさしい世界」だなと思いました。
LT資料作成
私もLTすることになり資料作成を進めていました。自己紹介資料ぐらいしか作ったことがなかったので、下のYouTubeなどを見て勉強して作りました。
弊社代表の大石が登壇する際にいつも「皆様の貴重なお時間を頂いているので、持ち帰るものがなかったら切腹する!」とネタで言うのですが、それぐらいの気持ちで作りましたw
前夜祭(飲み会)
清水さんが前日入していたこともあって前夜祭として飲み会を行いました。ワイワイ話してとても楽しかったです。
支部長から熱いメッセージ
- 座喜味「コミニティを通して、うちなーんちゅのITスキルアップに貢献したい!」
私もできることから頑張ろうと思いました。
当日
前置きが長くなりましたが、当日のレポートを記載します。
会場到着
SEECさんのオフィスに到着しました。とてもきれいなオフィス。会場も良い感じでワクワクしました。SEECの皆様、準備ありがとうございました。
ノベルティゲット
開場前にNew Relic清水さんから運営メンバーにノベルティの贈呈がありました。New RelicのTシャツ2枚ゲットしました。ありがとうざいます!
各セッション
ご挨拶 by 支部長 座喜味
支部長 座喜味さんによる始まりの挨拶。直前に chatgpt 使って挨拶文を考えていたのは内緒です
インフラエンジニアのためのNew Relic APM活用のキホン by New Relic 清水 毅
25分の予定が熱くなりすぎて40分話していただきました。とあるインフラエンジニアとデベロッパーとのコミュニケーション課題をAPMを活用して解決していくストーリーで聞いていて飲み込まれました。
資料:インフラエンジニアのためのNew Relic APM活用のキホン
バージョンアップ対応でのNew Relic活用 by じげん 座喜味
日本エンジニア->ベトナムエンジニアとのコミュニケーションの課題をNew Relic Errors Inboxで解消した内容で凄いと思いました。ブリッジSEの工数が大幅に削減されたそうです。
監視基盤をNew Relicファーストにした理由 by サーバーワークス 大城慶明
自社で進めているNew Relic移行の話をしました。緊張することが分かっていたので冒頭のアイスブレイクで「うちなーぐちクイズ」をしました。
モニタリングAPIという概念とNewRelicの組み合わせ by CBcloud 新垣
配送プラットフォームPickGoのサービスを運営しているCBCloudさん。 外側から監視しづらいモニタリング用APIとNew Relicの組み合わせについて話していただきました。さすがリードエンジニア!とても参考になりました。
New Relicはじめてみました! by SEEC 瀬嵩
新サービスでNew Relicを導入しボトルネックを見える化した話でした。導入したばかりと言っていましたが活用されていてとても良かったです。
Enterprise Cloud Service運用での利用概要と自己紹介 by ドリーム・アーツ 渡邊
ドリーム・アーツさん上場おめでとうございます。Shopらん、DCSのサービスで、New Relic Logs、APMを使ってSLOを監視している話など参考になりました。
資料:Enterprise Cloud Service運用での利用概要と自己紹介
会場の様子
平日夜の開催でしたが10人以上お越しいただきました。皆様ありがとうございました。
反省点
前日にリマインドメールを送っていなかったので次回は忘れず送ろうと思います。当日、会場入り口が分かりにくかったので、会場までの案内をもう少し考えるべきでした。その他、反省点は多々あります。今後に活かしたいと思います。
懇親会の様子(おまけ)
イベントが終わって近くの居酒屋で懇親会を行いました。開発者の方が多くて普段聞けない話を聞けて楽しかったです。
まとめ
- New Relic FutureStack Tokyo 2023で沖縄支部の運営に加わる
- 運営メンバー初心者ばかりだった
- 試行錯誤して那覇でオフラインイベント NRUG 沖縄支部 vol.0を開催できた
- 懇親会楽しかった
- 反省点は多い。次に活かしたい
最後に
拙い文書でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。この記事が何かにチャレンジする人の後押しになれば幸いです。
これまではイベントに参加する側でしたが運営の大変さが分かりました。あと、人見知りでもやればできるということが体験できました。
運営をやっていて参加者が増えるのはとても嬉しかったので、ほかのコミニティにも積極的に参加してみようと思いました。今後はJAWS-UGにもいくつか参加する予定です。
準備をしてから行動するのではなく、締切を設定してからそのために動くことが重要だと感じました。そうすることで、締切ドリブンが発動されやり切ることができるのだなと思いました。
大城 慶明 (記事一覧)
マネージドサービス部
2022年10月サーバーワークスに入社、沖縄からリモート勤務。AWSを勉強中。沖縄では大城が多いので「よっさん」と呼ばれています。AWS15冠。NRUG沖縄支部運営。X @yo_ohshiro