インターナルエデュケーション[Internal Education]課(略称 IE課)の鎌田と申します。 2022年3月よりIE課が設立され、中途エンジニアのトレーニングを担当することとなりました。
設立から半年間、受講者のみなさんにどうしたら良いトレーニングが提供できるか、ディスカッションを重ね、こうしてカリキュラムについてブログでお伝えできる状態になりました。 インフラエンジニア、ソリューションアーキテクト、AWSテクニカルオペレーションエンジニアの職種で採用となった皆さんには、トレーニングを受けていただく予定としているのですが、どんなことをしていくのか、ご紹介します。
そもそも、インターナルエデュケーション[Internal Education]課(略称 IE課)ってどんな組織ですか?
カリキュラムのご紹介も大事ですが、先にIE課という組織についてご案内です。 先に書いた通り、2022年3月から新設された組織で、中途エンジニアの早期オンボーディング、トレーニングを目的として設立された部門になります。
入社直後に私たちの部門に配属となり、必要なスキルセットや会社の業務を理解を進め、早くに成果を出せるように私たち課のメンバーがサポートしていきます。 トレーニングを終えると本配属となりますが、そこですぐに案件で活躍できるように、必要なサポートをトレーニングを通しておこなっています。
カリキュラムの基本コンセプト
カリキュラムの基本コンセプトとして、以下のものを置いています。
- サーバーワークスの業務理解など、会社で業務を進める上で必要になる知識を学ぶ
- プロジェクト形式を複数経験し、基本的な業務の進め方を学ぶ
- プロジェクトも構成を検討して提案するものや本番構成変更まで、様々なパターンを学ぶ
それぞれ、説明していきます。
1.サーバーワークスの業務理解など、会社で業務を進める上で必要になる知識を学ぶ
設計構築のプロジェクト、運用のプロジェクトとも、お客様へのご説明の機会が多いのですが、私たちのサービスがどこまで対応できるのかといった説明や、AWSサポートに問い合わせる時にどういった流れになるの説明など、会社として提供しているサービス内容を知っておく必要のある内容も多くあります。
こういった業務上で必要になるポイントの説明を社内向けの資料も使いながらポイントを押さえていただくことで、「このことならホームページのここを見てもらえれば記載があるから、お客様に案内できるな」といったことを引き出せるようにすることを狙いとしています。
業務を進める上で大事になるのは、「質問したいことがあるけど、誰にどうやって質問したらいいだろう」などといった観点もあります。 これらの課題をサーバーワークスでは「カルチャー課題」と呼んでいて、早くに会社に馴染み成果を出すサポートをする内容も含んでいます。
2.プロジェクト形式を複数経験し、基本的な業務の進め方を学ぶ
エンジニアとしてスキルをキャッチアップするのにどんなやり方が良いだろうかと、ディスカッションを重ねたのですが、プロジェクトという形をしっかり経験することで、プロジェクトの事前準備に必要なことから、技術的なこと、プロジェクトが終わる時の対応まで、どういうことが必要になるのか経験出来るのではないか、と考えています。
最初から最後までを経験していただくことで、どのタイミングでどんなことが必要なるのかを自分なりにキャッチアップし進め方を獲得していただく、そんな時間に出来ればと考えています。
3.プロジェクトも構成を検討して提案するものや本番構成変更まで、様々なパターンを学ぶ
プロジェクト形式も様々あり、構成提案をするもの、ある程度構成は固まっているでそこからパラメタを決めて作ってくもの、本番環境の変更を実施するものなどを用意しています。 技術要素だけでなく、短期間で完了を求めるものや少し期間の長いもの、並行して複数プロジェクトを対応するなどの期間を設けたりもしています。
まとめ
中途エンジニアのトレーニングカリキュラムをご紹介しました。 トレーニングカリキュラムを経験し、実務にもスムーズに入っていけるようにすることを目的としています。
エンジニアとして選考に進まれることを悩んでいる方、これから入社を決断される方の、一助になれば幸いです。
かまたひろき (執筆記事の一覧)
インターナルエデュケーション課 課長。通称、認証認可おじさん・Windowsおじさん。PowerShellと認証認可技術が好物ですが、OSはLinuxが好きです。 最近PCをMacに変えました。技術ブログでは、AWSドキュメントでは言及されていないようなことや、理解を補助するような内容の執筆を心掛けています。一番好きなAWSサービスはRoute53にIAMです。サバワクブログでは、育児の話で主に登場します。