【社員インタビュー #017】お客様の成功とメンバーの成長を最大化する|カスタマーサクセス部のエンジニアに聞いてみた

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人事の山中です。

サーバーワークスで働いているメンバーが

「どんなことをしているのか?」

「どんな思いをもって働いているのか?」

そんな部分に焦点を当てながら紹介していくインタビューです!

今回は、2023年度より新設された部門である「カスタマーサクセス部 (以下、 CS 部)」で課長を任されている冨塚 壮さんにお話を伺いました。

【冨塚 壮(とみつか・そう)】2019 年 5 月入社。CS 部の課長。お客様のビジネスを日々裏で支えており、お客様はもちろん社内のメンバーからの信頼は絶大。最近ダーツにハマっていて大会などにも出場。RED WING の革靴も推している。

(インタビュアー:倉田)

クラウドを作る側からクラウドを利用する側へ

ー 本日はよろしくお願いします!まずは、サーバーワークスに入社する前のことを教えてください。

冨塚:よろしくお願いします。まずは、社会人になる前のことを簡単にお話します。

今はエンジニアとして働いていますが、正直高校を卒業するくらいの時は、やりたいことが全然なかったんですよね、なさすぎて親にも心配されていました (笑)。

そんな中 IT というワード自体は流行っていたので、 IT やっていれば食べていけると思って IT の専門学校に行きました。

専門学校では「ネットワーク」に特化して学習をしていて、そこからエンジニアで生きていこうと決めましたね。

今サーバーワークスは 3 社目なんですが、1 社目は SES の会社に入って、色々な会社に派遣されていました。

そこで、 6 年くらいお世話になったお客様の環境で、仮想化の技術に触れる機会があったんですが、興味を持って色々と触っているうちに「クラウドやってみたいな」と思って次の会社へ転職をしました。

次の会社は、日本国内でクラウド事業を展開している会社だったので、そこに入ってクラウドを作っていけるということが当時とても魅力的だったんです。

実際に転職してからは、日本国内で自分たちのクラウドを提供するということをやることができたし、国内だけではなく海外リージョンを立ち上げるための出張みたいなことも経験することができました。

ただ、自社クラウドをお客様に提案していく中で、どうしても AWS や他の大きなクラウドプロバイダと比較されることが増えてきて、「これは勝てないな」と感じることが多くなっていました。

そういった経緯で、今度はクラウドを作る側から利用してサービスを提供する側になろう、と考えたのがサーバーワークスに応募するきっかけですね。

ー AWS を提供する会社が多くある中で、なぜサーバーワークスを選んだのですか?

冨塚:転職をするにあたり、サーバーワークス以外にも AWS のプレミアパートナーは何社か見てはいて、会社説明会にも顔を出してみました。

いくつか会社説明会を聞く中で、お客様のセグメントがエンタープライズ系であることと、堅実な印象を受けた点が私の志向にマッチするなと思ってサーバーワークスを選びましたね。

お客様の問題の原因を明らかにする

ー 冨塚さんの得意なことを教えてください。

冨塚:お客様の意図を探ることは得意だと思います。

プロジェクトの中で、よくお客様から「こういうことが困っている」とご相談をいただくのですが、内容を探っていくと実はもっと違うところに問題が発生していることがよくあります。

また、ご相談される際にお客様自身で「こういう感じで解決できると思うんだけど」とご提案いただいて一緒に考えた結果、もっと簡単に実現可能だったなんてこともあります。

こういった経験を通じてお客様と会話をするなかで問題の原因を明らかにする、というのが私の得意なことなのかなと感じています。

ー それってもともと得意だったんですか?

冨塚:いえ、もともと得意ではなかったですね。

サーバーワークスに入社する前は、お客様と会話する機会は少なくて、ほとんどエンジニア同志でコミュニケーションをとっていました。

サーバーワークスに入ってからは、 SRE やプリセールス活動などお客様と接する機会が多くて、会話を繰り返すことで得意になっていった感じです。

また、そういった機会を通して、モクモクとやるよりもお客様と直接コミュニケーションを取りながら進めることが楽しいんだと気づいたことも私自身驚きでした。

信頼実績を積み重ねる

ー 入社してどういった業務を担当してきたのかを教えてください。

冨塚:入社して 1 ヶ月間の研修を経て、実際の現場に入っていきました。

研修後の 3 ヶ月はインテグレーション業務 (以下、CI) で構築案件を数件任されていました。

業務に入る前は、「まあできるだろう」くらいに考えていたのですが色々アサインしてもらったら結構しんどかった…

お客様に納品して検収いただくまでがプロジェクトなのでそこもスケジュールに組み込まなければならなくて、今思えば当たり前なのですが、当時は見積もりが相当甘かったですね。

結果自分のキャパを超える数のプロジェクトを取ってしまっていました。

そういった経験もあって、短期的なプロジェクトを複数やるよりも、長く 1 つのプロジェクトに関わる仕事がしたいなと思って入社後半年くらいで SRE 業務に携わるようになりました。

ー サーバーワークスで働いてみて、入社前のイメージとのギャップなどはありましたか?まずは、良い面から教えてください。

冨塚:率直に BYOD はとてもいいなと思いました。

入社前から BYOD 制度*1があること自体知ってはいたのですが、実際に体験してみるとすごく便利でした。

自分の使い慣れたものを使って仕事をするのでとてもパフォーマンスが上がるのでいい制度だと感じましたね。

ー 逆にこれは違ったな、というギャップありますか?

冨塚:私が入社した当時は、自分でやりたいことを持っている人が活躍している印象を受けました。

セルフプロデュースできる人が多かったし、私にもそれを期待されているように感じました。

ただ、私はあまり自分から「これがしたい」という主張ができるタイプではなかったので別に悪いことではないとおもうのですが、そのギャップは感じましたね。

今は人も増えて組織もちょっとずつ整ってきたので、色々な人を受け入れる土壌はできてきたように思います。

ー そのギャップはどのように埋めていったのでしょうか?

冨塚:私の経験則的に、まずはみんながやりたがらない仕事をやることが大切だなと思いました。

AWS もサーバーワークスに入ってからはじめてちゃんと触るような状態だったので、なにも知らないんだったら貪欲にみんながやりたくないようなことをやっていこうと思ってやりはじめました。

信頼実績が積み重なると自分の主張がより通るようになるので、それを重ねていかなきゃなと。

その結果、いっぱい案件を取りすぎて回らなくなっちゃったんですけどね (笑)

ー 信頼実績というワードが気になったのですが、もう少し教えてもらえますか?

冨塚:自分が新卒のころ、 LED 監視とか配線とか本当にだれでもできることをやっていたんですが、「それもできない人が設計できますか?」と言われると私はできないんじゃないかなと考えています。

実際に、私のキャリアが積み重なってきて後輩を持ったときに「こういうことをやりたいです!」と大きなことを言う若手がたまにいたのですが、「じゃあこれできる?」と聞くとやっぱりできないことが多くて。

そういった経験もあり、小さいことを少しずつ積み重ねた人じゃないと大きな仕事は任せられないと考えています。

状況に合わせて柔軟に対応していく

ー 入社して印象的だったプロジェクトを教えてください。

冨塚:とても大変で印象に残っているものがひとつあって、サーバーワークスでは Backlog を使ってプロジェクトを進めていくことが多いのですが、 Backlog 課題を作成してお客様にヒアリングをしても最後まで一度も返信いただけないことがありました。

返信がないので、 Backlog 課題を作成するたびに電話をかけて、回答をもらって、また電話をかけて、ということを繰り返していたのですが、それは結構大変だったなと思いますね。

ただ、大変ではあったのですが Backlog はお客様とコミュニケーションを取るためのツールに過ぎないので、結果プロジェクトを成功に繋げれたのはとてもよかったし、良い経験ができたと感じています。

ー なるほど。逆にプロジェクトで「これは最初から最後までうまくいった!」みたいなものってあるんでしょうか?

冨塚:うまくいくって私の中で「計画を立てて計画通りにいくこと」なんですが、その印象があるプロジェクトがないんですよね。

計画を立てても常に予期せぬことが起こるので、その都度計画とのギャップをどう埋めたらよいのかを考え続けて進めていっているイメージです。

私の上司は計画通りにいっていないということをメンバーに見せないタイプでとても心強かったのですが、私の場合は「計画どおりに行ってない!やばい!」ということを見せていて「この人を支えないといけない」と各メンバーが考えて行動してくれています。

結果、私のチームでは考える力が育っているとおもいます (笑)。

CS 部はお客様との距離が近く長期に渡って関係性を築ける部署

ー 現在の業務について教えてください。

冨塚:現在 SRE として運用保守まで関わっているお客様は 1 社で、それ以外にも CI 案件をいくつかやっています。

メインのプロジェクトでは、まずお客様側のビジネスサイドからお客様のインフラチームに「こういうコンテンツが作りたい」「こういうことがやりたい」とオファーがくるので、それをどうやって実現するかお客様と我々で一緒に考えて実現まで作っていきます。

チームの体制としては 10 名程度で動いていて、もともと明確な役割みたいなものはなかったのですが、今年の 3 月からお客様が CI / CD をもっと取り入れていきたいということで、現在は主にインフラをやるメンバーと作ってきた環境の IaC 化やパイプラインの作成を主に行うメンバーに分かれて進めています。

ー いくつも部署がある中で、 CS 部で冨塚さんが働いている理由はなんでしょうか?

冨塚:CS 部はミッションとして「お客様がビジネスを成功に導くためのサポート」を掲げています。

このミッションの通り CS 部では他の部署よりも、よりお客様との距離が近く長期に渡ってお客様との関係性を築くことができる部署です。

短いスパンで色々なプロジェクトに携わってみたい、という人にはマッチしないかもしれませんが、お客様と親密になって「悩みがあったらサーバーワークスへ」という信頼を直に感じることができるのが CS 部の最大の魅力だと思っています。

ー CS 部にどういったメンバーがいるのでしょうか?

冨塚:真面目で物静かな人が多いですが、バックボーンにはきちんとしっかりとして技術力を持っている人が多いですね。

質実剛健で、自分のスキルをひけらかすわけでもなく、きちんと着実に結果を出すし、やっていきたい技術もきちんとある、そんな人が多い印象です。

ー 冨塚さんは課長としてマネジメント業務も抱えていますが、大変なことはありますか?

冨塚:日中帯は案件対応やメンバーの相談応対などをやっていて、マネージャ業務にほぼ時間を当てることができない、というのが大変なことですかね。

とはいえ、やりがいに感じている部分もとても大きくて、例えばサーバーワークスは半年に 1 回メンバーの評価を行っているのですが、その度に各メンバーの成長を見て取れるので「ああ、マネージャをやっててよかったな」と感じますね。

チームメンバーはみんな素直、バカ正直という意味ではなく、周りからの意見を受けて自分で咀嚼して、行動に移せる人が多いので、半年ごとの伸びが本当にすごいです。

正直メンバーにとても恵まれていると日々感じて業務を行っています。

ー 冨塚さんが働く上で大切にしていることはなんでしょうか?

冨塚:誠実であることです。

最初に入った会社のある派遣先で、自分の成果を脚色したり、嘘の報告をする人がいたんです。

その人にとっては一時的な場面で見たらメリットになるかもしれませんが、結局報告を受けた側からすると事実を誤認してしまいます。

その結果、過大な評価につながってしまったり、マイナスなことであればより被害が広がってしまったりしてしまい、それを見たときに自分の価値観とは相容れないなと感じました。

そういった経験から、私が働く上では常に誠実であることを大切にしていますし、誠実な人と一緒に働きたいと思っています。

ー 現在のチームの課題を教えてください。

冨塚:今まではオンプレミスからクラウドへそのまま移行する LIFT 案件が多かったのですが、徐々にクラウド環境に最適化する SHIFT 案件も増えています。

今のチームはインフラ領域に強いメンバーが多いのですが、インフラの知識だけではお客様の課題をすべて解決することが難しくなってきた、ということが課題ですね。

そういった意味では、インフラだけでなく、色々な領域に興味があって吸収していけるひとがこれからのチームに必要かもしれません。

メンバーの成長を最大化する

ー これからチャレンジしたいことを教えてください。

冨塚:今の立場的に、他のメンバーの成長に寄与できるチャンスが私にはあると思っているので、それを最大化することが今まさにチャレンジしたいことですね。

今もチャレンジし続けてはいるのですが、より角度を上げて成長できるような機会を継続して提供していきたいと考えています。

編集後記

冨塚さんのインタビューを通して、エンジニアとして 1 つずつ着実に積み重ねることの大切さを知ることができました。

また、お客様と密に連携してお客様の課題に誠実に向き合い考えていく姿がまさに、 CS 部のミッションである「お客様がビジネスを成功に導くためのサポート」そのものだと感じました。

前回の CS 部のインタビューに引き続き、メンバーの成長機会を体現している部分も素晴らしいですよね。

今後の CS 部の活躍にもぜひご期待ください!!!

同僚からの声 (おまけ)

ー 冨塚さんについて教えてください。

  • やさしい
  • いつでも冷静
  • ドラマたくさん見てる
  • ダーツが得意
  • 話をしっかり聞いてくださる
  • 暴れん坊将軍が好き
  • つよい
  • つよつよ
  • 冷静
  • 議論の目的や話の方向性が明確
  • お客さまとの会話の場では欠かせないプロレス仲間

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*1:BYOD=Bring your own device。エンジニアは職人であり、最も使い慣れた道具を使うことによって最大のパフォーマンスが発揮されると考えています。そこで、個人のPCやスマートフォン、タブレットなどを会社に持ち込み、業務で使うことを推奨しています。BYOD 制度を利用すると、毎月手当が支給されます。

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