営業一筋20数年のおじさんが初のAWS認定試験にチャレンジ!

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 10月にサーバーワークスに入社しました、永井と申します。 以前はSIerに20数年営業として勤務しておりました。Cisco、HP、VMwareなど海外製品を中心に販売をしておりましたが、「ベンダ資格はエンジニアが取得するもの」と勝手ながら決めつけておりました。
 サーバーワークス(以下、SWX)入社後は、「AWS資格の取得は必須!」とのことで、仕方なく(AWS専業ベンダとしては当然か)初めてAWSの認定試験を受験することになりましたので、その体験を記載したいと思います。「営業しかしたことがないけど」「知識のないおじさんでも大丈夫なの?」「AWS試験なんて受けたことないけど」という方は参考にして頂ければと思います。

今回は、AWS認定資格の初級「AWS Certified Cloud Practitioner」に挑戦します!
試験は11月に受験しました。

試験勉強

 試験か、もう何年(何十年?)も受けた記憶がないな〜 とりあえずどんな試験かAWSのWebでチェック。
■AWS Certified Cloud Practitioner

aws.amazon.com

本試験の受験対象
AWS Certified Cloud Practitioner は、AWS プラットフォームの基本的な知識をお持ちの方を対象としています。この試験を受ける前に、以下のことをお勧めします。

  • AWS クラウドに 6 ヶ月間触れている
  • IT サービスのベーシックな知識と、AWS クラウドプラットフォームにおけるそれらのサービスの使用に関するベーシックな知識がある
  • AWS のコアサービスとユースケース、課金、料金モデル、セキュリティコンセプト、クラウドがビジネスに与える影響についての知識がある

AWSの基本的な知識が必要ということね、なるほど6ヶ月の経験か、、、「6ヶ月!」私入社してから1ヶ月も経ってないんですけど。。これまではオンプレがメインだったので、AWSの案件があっても、技術的な内容はエンジニア任せ。SWXでは、3ヶ月以内に取得しなさいとのことです。。はい、頑張ります。

 とりあえず、AWSのオンライントレーニングで学習することにしました。

 ■AWS Skillbuilder (要サインイン)

 「AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版)」を学習することに。
 これまで英語(日本語字幕)しかありませんでしたが、日本語の学習コースがあります。学習想定時間6時間の超大作ですが、私は活字が大の苦手なので、このオンライントレーニングで学習することにしました。途中まで進めましたが、AWSのサービスが分かってないのでなかなか頭に入らない。
 しかし、OJTでいくつかの案件のミーティングに参加させてもらううちに、聞いたことがあるワード(サービス名)がちらほら。「なるほどこれはそういうサービスね〜」と実際の案件対応をしながらの方が、理解が早い!
 オンライントレーニングも半分まで進んでいたが、改めて最初からやり直すことにしました。やはり実際に経験したことの方が頭に入りやすいですね。今更ながら「6ヶ月の経験」と記載があったのも納得です。経験者なら、すぐに分かるんだろうなと改めて実感しました。

試験準備

 やはりIT関連の試験は違いますね〜。オンラインでの受験も可能とのことで、自宅から試験を受けるために、準備を開始。ピアソンVUEで試験ができるのね、フムフム。 ■PearsonVUE(AWS認定)

www.pearsonvue.co.jp

 指示に従ってOnVUEをダウンロードしてシステムテストを開始。テスト用のアクセスコードを入力して(上記Web参照)
①マイク   →OK
②スピーカー →OK
③Webカメラ →OK
全て問題ないようなのでオンラインでの試験が可能なようです。早速試験日程を予約してみます。
■AWS 認定アカウント

www.certmetrics.com

 学習記憶のあるうちが良いなということで、平日の10:30(子供達が学校に行っている時間を選択)にて予約。よし、試験日も決まったので学習に励もう!

試験1週間前:ところで、身分証明書の登録はどうするんだろ?調べてみると、OnVUEをシステムテストのその先に進める必要があるようです。
 OnVUEを進めていくと「すべてのアプリケーションを閉じてください」との注意が。すべてのアプリケーションを閉じて再接続。あれっ!まだ立ち上がっているアプリが!よく見るとウィルス対策アプリのエージェントでした。
 私の現在の業務PCは、BYODなのでいくつかのセキュリティ対策がされています。どうも私ではエージェントを停止できないようなので、SWXの管理者に連絡すると「セキュリティが担保できないので停止できません」。なんと!!!さすがSWXのセキュリティ対策はしっかりしている!と感心している場合ではなく、オンライン試験が受けられない。「別のPC貸し出ししましょうか?」との提案もありましたが、試験センターでの受験に切り替える事にしました。。
※後でSWXの人たちに聞いてみると、オンライン試験だと「試験前に部屋全体を映さないといけない」「周りに物があると動かさないといけない」「ポスターが貼ってあったら外さないといけない」とか制約条件が多いようで、試験センターでの受験の方が楽なようです。
 ピアソンVUEに試験センターの受験に切り替えたい旨連絡したところ、変更はできないのでオンライン試験をキャンセルして再登録してほしいとのことで、早速再登録を実施。無事にキャンセル/再登録ができました。(しかも同じ日時で!)

試験当日

 身分証明書は当日試験センターの受付で確認するとのことだったので、念のため身分証明書(ID)について条件を確認。

<ID 要件>
Pearson VUE または PSI で受験するには、プライマリ ID が 2 つか、プライマリ ID 1 つとセカンダリ ID 1 つが必要になります。 プライマリ ID とセカンダリ ID は次のように定義されています。
プライマリ ID: プライマリ ID には原本であること (写真複写やデジタル ID ではないこと)、有効期限が切れていないこと、ローマ字 (英語) の姓と名、顔が確認できる最近の写真、署名を含む公的機関発行の ID であることが求められます。たとえば、パスポート、運転免許証、軍人 ID です。
セカンダリ ID: セカンダリ ID は、ローマ字 (英語) の姓と名、署名が含まれているか、ローマ字 (英語) の姓と名、顔が確認できる最近の写真が含まれているあらゆる ID です。

 2つ必要なのは認識していたのですが、どちらも顔写真が必要なの?写真がついているものは、運転免許書とパスポートぐらいしか持ってないなと思い、パスポートを家宅捜索。なんとか発見し中を見てみると「有効期限2020年」になってる。。
 まずい、、コロナで最近どこにも行ってなかったからな〜。切れてても大丈夫かな。。セカンダリIDには有効期限が書いてないから大丈夫か(と自分に言い聞かせてみる)。
もう試験当日なんですけど。。
 ダメと言われたら諦めようと思いながら、一応30分前には試験センターに到着し、ドキドキしながら受付に確認してみると、

1つ目)公的な身分証明書(パスポート、運転免許証、マイナンバーカード等)
2つ目)本人確認できるもの(保険証、社員証、学生証等)

で2つ目については、顔写真がなくてもOKのようです(助かった)。ということで、運転免許証+保険証を見せて受付完了。

 受験注意の説明を受けて、身分証明書(運転免許証)を持って試験ブースに移動。PCが設置された環境でPCで回答するので、ここはオンライン受験と同じですね。
 久しぶりの試験すぎて緊張であまり内容を覚えてないです。お役に立てずすみません。ただ、基本的にはそれぞれのサービスがどういうものか(どういうことができるか)覚えていれば、対応できると思います。他の方のブログ等にも書いてありますが、問題が英語から日本語で直訳されているので、若干意味がわかりにくい問題もちらほらあります。そんな時は「英語にして確認した方が良い」(試験問題を途中でも英語/日本語切り替え可能です)とアドバイスももらいましたが、TOEIC400点台の私には無意味でした。。
 自信のない問題は、「見直す」ボタンをチェックしておくと、後で一括して振り返りが可能です。私はかなりチェックしたので、半分以上見直すことになりました。試験は90分でしたがそれでも時間は少し余りました。もうこれ以上見直しても変わらないなというところで「試験終了」をクリック。
 画面に「合格」の文字が!出ていたような気がします。。後でレポートが出ると聞いていたので、そのまま試験ブースを退席しました。受付に戻り、プリントされた書類を受け取ると

AWS Certified Cloud Practitioner試験を受験していただきありがとうございました。
試験後、AWSでは結果がAWS認定アカウントに正式に投稿される前に、試験の方針及び手続きの遵守と、試験結果の有効性を評価します。このプロセスには最長5営業日かかります。

 合格/不合格が書いてあるんじゃないの?でも、画面には合格と出ていたような。。合格しているけど正式登録は確認してからということなのかな? 会社に「合格しました!」とイキって言っちゃって良いのかな、と悩みながらも合格を報告(半信半疑)。結局その日のうちにメールも届いていましたので一安心。
 後でスコアレポートを確認すると、734点(合格ラインは700点/1,000点)だったので結構ギリギリでしたね。なにはともあれ合格したので良かった良かった。

まとめ

 今回初めてのベンダ認定試験ということで、分からないことだらけでしたが、次回からはもう少し落ち着いて対応できそうです。特に海外ベンダの説明内容は、直訳されている内容が多いので判断に迷うことが多いです。私のブログのような体験記を書かれている方もいらっしゃるようなので、そちらも参考にしながら準備を進められた方が良いかと思います。
 実は、試験が終わってほっとしているのは束の間で、次は1年以内に
AWS Certified Solutions Architect – Associate
に合格する必要があります。今度はもっと本腰入れて学習しないといけないかなと感じております。その時にはまた改めてご報告させて頂きたいと思います。

  • 「AWS Certified Cloud Practitioner」に関しては、AWSの各サービスの知識を問われる問題なので、技術要素に不安でも全く問題ありません
    (AWS実務経験のある人なら、ほぼ通常の営業知識でいけちゃうかも?)
  • オンライン受験には制約が多いようなので、十分に条件を確認してください(個人的には試験センター受験がおすすめ)
  • 身分証明書については、2つ必要だが顔写真が必須なのは1つのみ(運転免許証+何かしらの証明証でOK)
  • 試験ブースには身分証明書以外の持ち込みはNG、上着も着用して試験ブースに入ると試験中に脱ぐことができないので、試験の季節に合わせて考慮しておく必要がある
  • 技術力の浅い営業一筋おじさんでも合格可能!

永井 正吾 (記事一覧)

営業部 営業2課

大手SIerにて20数年アカウント営業に従事

50を手前にして意を決してサーバーワークスへ初転職