【現地直送便】 サンフランシスコ出張記 BoxWorks Future of work keynote編

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はい、みなさん、こんにちは。宮澤です。
海外のカンファレンス、規模デカすぎ

今回、現地時間の9月25日、10月3-4日にそれぞれ行われる、以下のカンファレンスに参加するため、サーバーワークスから、3名海外出張に行っています。

【onelogin connect 2019】
https://www.onelogin.com/events/connect/connect-sf

【BoxWorks 2019】
https://boxworks.box.com/

今回は、BoxWorks19の1日目のキーノートの内容をお伝えします。

Future of work keynote

最初のキーノートのテーマは"How CCM powers an intelligent enterprise"となっていました。 時間になると、オープニングムービーが流れて、"Aaron Levie" の登場です!

It's time to simplify how you work! #BoxWorks 2019 starts now. 🚀 https://t.co/XsJNz1d7V1 (@box)

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Aaron の挨拶が終わったあと、IBM CEOの"Ginni" Rometty"さんが壇上に呼ばれ、バネル・ディスカッションからスタートしました。
パネル・ディスカッションではデジタル変革について、色々な話がされていました。

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次に、Boxの製品アップデートについてのKEYNOTEが始まり、プロダクトマネージャの"Jeetu Pattel"が登場しました。

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まず、多くの第三者機関から"Cloud Contents Management"と"Collaboration"でナンバーワンの評価を受けているというお話がありました。 多くのお客様が安心して使えるサービスであることがわかりますね。

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"Jeetu Pattel"はこう続けます。

「ネットワークレベルでセキュリティを守る時代は終わり、誰でも必要なデータにどこからでもアクセスできる必要がある。」

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「しかし、セキュリティはしっかり担保しなければいけない。
なぜならば、1回の情報漏えいで流失するデータは"25K"で、その、保証額は"$3.9M"にもなる。」

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「情報漏えいの半分以上は過失によるものである。例えば、端末を落としたり、ドキュメントを紛失したりなど。残りは悪意ある行為(ハッキングや内部犯)だ。」

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box SHIELD

これらを実現するために必要な機能の一つとして"box SHIELD"が紹介されました。 AIやMLを利用することでアノマリーを検知して、ユーザーに対して、摩擦がないセキュリティを担保する機能のようです。

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SHIELDは大きく分けて"SmartAccess"と"Thread Detection"の2つの機能に分かれています。

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"SmartAccess"はファイルやフォルダ単位で、"ラベル"をつけることにより、ユーザー側ができる操作をコントロールする機能のようです。 ラベルはカスタマイズ可能で、ラベルごとに権限が設定できるとのこと。 例えば、"CONFIDENTIAL"ラベルが付いている場合は、従業員は編集できるが、パートナー企業のメンバーなどは、編集、ダウンロードができないなどのコントールが可能です。

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"Thread Detection"は、情報漏洩などを防ぐための機能です。
これは、AIやMLを活用して、ユーザーのダウンロードパターンや位置情報などを見て、意図しない漏洩をさせようとしていないかなどを検知できます。
この機能を使う場合、コンテンツの分類ラベルを指定して、セキュリティポリシーを設定できるので、情シスは安心して休めるとコメントしていました。

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Seamless Collaboration

BoxNotes自体に記載したBoxのファイルリンクをクリックすると、ファイルにアクセスするのではなく、BoxNotes上にオーバーレイしてプレビューできる機能が追加されるようです。

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Slack上にBoxのリンクを記入した場合、Slack上でサムネイルがプレビューされる。

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Box側からSlackなどに共有する機能が追加予定で、アクティビティもすべて記録されるとのことです。

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まとめ

今回は、オープニングキーノートの内容を紹介しましたが、これ以外にも情報があり、かなり盛りだくさんなセッションでした。 次回は1日目の最後のセッションの"Best-of-breed CEO panel"などの模様をお伝えします。