「強いチームの特性とは」 ~Atlassian Team Tour 2020 Tokyoに行ってきました~

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こんにちは!孔子の80代目子孫、孔です。昨日、寝る前に牛乳を飲んでいたらいつの間にか寝落ちしてしまい、(しかも中身が残ったまま!)、気がついたら布団とマットが牛乳だらけになって朝3時過ぎまで後処理をしていたので月曜日からとても悲しいスタートを切りました(自業自得ですね)。この上ない悲しい月曜日を迎えてとても眠いなか、みなさんにものすごく役に立てる情報を持ってきたので、ぜひお付き合いいただけると嬉しいです!

Atlassian Team Tour 2020 Tokyoとは

2020年2月6日、Atlassian Team Tour 2020 Tokyoが開催されました。
主なテーマは「これからの時代に生き残れるチームとはなにか」そして「Atlassianは生き残るチームを作るためにどのような取り組みをしているのか」についてでした。約4時間のイベントで、なかには結構長めの講演もありましたが、どれも興味深くてあっという間に時間が過ぎてしまいましたね。

最近強いチームについての議論が欧米で活発に行われている印象を受けています。GoogleやAmazonがどのようにチームを運用しているのかという話をよく聞きますし、最近開発業界でホットなDevOpsもチームの最適な運用のために登場した概念ではないかと思います。

そこで、今回のカンファレンスで紹介されていた、「強いチームとはなにか」というテーマに関して欧米ではどのような話がされているのか、そのチームを作るために役立つヒントはなにかについて、これから紹介したいと思います。

急速に進化し続ける今日のビジネス環境において、企業が成長するためにはより柔軟で適応性の高い組織であることが必要です。今こそ「存続のための組織」から「変化のための組織」へ進化するときです。

こちらはイベントの公式ホームページに記載されたメッセージの一部です。Atlassian Team Tour 2020 Tokyoのテーマは、まさにこれだったと思います。これからの時代に最適な動きが取れるチームとはなにか、それを実現するにはどうすればいいのかがメインテーマでした。

events.atlassian.com

それではまず「時代に最適な動きが取れるチーム」とはなにかについてご紹介します。

時代に最適な動きが取れるチーム

現在のチームの最も求められる特性は「変化に柔軟に対応する」ことでしょう。世の中の技術も、お客様のニーズもスピードをどんどん増しながら変化しており、既存の事業を続けるだけだとあっという間に淘汰されてしまうのが現状です。

そこでAtlassianの代表であるジェイ・サイモンズは「組織のスケーリング、スピーディーなデリバリー、イノベーション、アジャイル」を柔軟に対応できるチームに必要とされる特性として挙げました。それでは、それぞれの特性をもつために組織はどのような行動を心がけ、どんな文化を作るべきなのでしょうか?

「組織のスケーリング」

組織のスケーリングに対応するために最も大事なのは「透明性のある社風」と「それを支えるコミュニケーション文化」、それを基にした「連携する力」だとジェイは述べました。透明性のある文化は、当社の社長である大石もよく話しています。社員が全員オープンな場で話し合うこと(Slackを使って実現)、技術や知識をオープンな場で共有(Atlassian社のConfluenceを使用)することが透明性のある文化の土台となります。

これがなぜ重要かというと、組織がスケールしてもオープンな場に過去に組織が辿ってきた痕跡をしっかり残しておくことで、属人化を防ぐことができるからです。業務が属人化しなければ、人が変わっても変わらない成果を出すことを担保できますね。このようにオープンな社風と、社員がオープンなコミュニケーションを心がけてくれることで、組織がスケールしても過去の記録を見て新しく入った人が従来のパフォーマンスを出すことができる。これが「組織のスケーリングに柔軟に対応できる」特性です。

「スピーディーなデリバリー」

「完璧なものを作ることは不可能である」。これは開発や事業を経験している人なら誰もが頷ける事実でしょう。変化に対応するためには、アイディアを素早く形にし、マーケットに届けることが重要です。マーケットも常に変わるものであり、企画を始めた時とデリバリーのタイミングが離れれば離れるほどマーケットのニーズもどんどん変わっていってしまうからです。

スピーディーにサービスのデリバリーを行い、マーケットからフィードバックをもらう。それが変化に対応する上で大事な考え方です。Facebookの設立者であるザッカーバーグも"Done is better than perfect(完璧より完成)"という言葉を残しましたね。素早くマーケットにものを出し、その反応を伺って次回のデリバリーに活かしていく。それが変化に対応できるチームの特性です。

「イノベーション」

最近多くの企業で口を揃えて唱えられているのがイノベーションです。イノベーションが必要であることは自明ですが、いかにしてイノベーションを起こすチームを作ることができるのか?この議題だけでも本一冊かけるほどの話題はありそうですが、一つだけ挙げるとしたらそれは「実験をためらわないこと」です。

会社は売上によってマーケットから評価されるので、失敗したくないのは当たり前です。しかし、失敗を次の成功に活かせるのであればそれは失敗ではないはずです。「Amazonは世界一失敗する企業である」と、ジェフ・ベゾスは言いました。しかしいろいろな失敗は次のイノベーションの糧になることを彼らは知っています。だから失敗することを恐れずに試行を重ねているのです。イノベーションを起こすために必要なのは、どんどん実験を行って失敗を重ねていくことであり、変化に対応できるチームは失敗をほかのどのチームよりも経験したチームであると言えるでしょう。

「アジャイル」

近年開発業界で頻繁に取り上げられるキーワード「アジャイル」。アジャイルという概念が流行りだしたのも、やっぱり「変化」に対応するためだと思います。既存のウォーターフォール方式の開発だと、ガッチリ要件定義して開発が終わる時期にはだいぶ市場が変化している可能性があります。アジャイルで回し、素早く変化に対応することが、変化し続ける現代で生き残れるチームに必要なのではないでしょうか。

「時代に最適な動きが取れるチーム」に必要な特性の一つ一つは最近よく耳にする話なので、あまり新しい情報がなかったかもしれませんが、知っていることとやることは全く別のことだと思います。どの会社であっても理想はあるものの、組織である以上いろいろな制限は必ずあります。それでなかなか俊敏な動きが取れなかったりすることも多いのではないでしょうか。

本日のカンファレンスで聞いたことのなかで最も印象深かった言葉は、「売上を守るために会社を潰すな」でした。今までは正解だったやり方であっても、これから変化していくなかでそれはいくらでも不正解になり得ると思います。何が正解なのかわからない時代だからこそ、マーケットの変化に対応し、間違えたときに俊敏に軌道修正できるチーム体制と文化を作ることがとても大事です。

まだまだ業務経験も組織生活の経験も浅い私ですが、今回のAtlassian Team Tour 2020 Tokyoではいろいろな勉強をさせていただきました。これからより強いチームを作るためにはどのような取り組みが必要なのか、考えてみたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!