垣見です。
先日、私が AWS Jr. Champions の活動の一環として企画・運営したイベントについて書こうと思います。
今回、「女性エンジニアのキャリア」をテーマにして、ゲストを招いて話を聞ける、他社合同型の対面イベントを開催しました。
- 企画のきっかけは「漠然とした不安」
- ゲストへのオファー
- イベント運営について
- 当日の様子と参加者からの声
- あえて「女性限定」という形に挑戦した理由
- 社内の「パパママ」から届いた、温かいアドバイス
- おわりに
企画のきっかけは「漠然とした不安」
現在、AWS Jr. Champions(※)のコミュニティ内には、有志による勉強会グループがいくつか存在しています。その中に女性メンバーのコミュニティがあるのですが、そこでアンケートを取った際、ある共通の意見に気づきました。
「技術への意欲は高いけれど、社会人2〜4年目として、この先ライフイベントとキャリアをどう両立していけばいいのか……」
「エンジニアを極めるべきか、マネージャーを目指すべきか、正解が見えなくて漠然とした不安がある」
実は、私自身も全く同じ不安を抱えていました。
エンジニアとして走っているなかで、ふとした時に「10年後の自分はどうなっているんだろう?」「技術職とマネージャー職、どちらを選べばいいんだろう?」と迷いを感じることがあったのです。
そこで、まずはJr. Championsメンバー内だけで、キャリアについて語るオンライン会を開催したこともありましたが、「もっと深い話がしたい」「顔を合わせて相談したい」という声が多く寄せられました。
「だったら、社外の先輩たちも巻き込んで、直接お話しできる場を自分たちで作ろう!」
そう思い立ち、他社の有志女性Jr. Championsメンバーと共にイベントを企画することにしました。
※AWS Jr. Champions:AWS Partner Network (APN) 参加企業の若手エンジニアを対象とした、突出した活動を表彰するプログラム
ゲストへのオファー
ゲストをお呼びするにあたって、まず頭に浮かんだのが、弊社(サーバーワークス)の課長である 松尾さん でした。
きっかけは、以前社内ブログ「サバワク」で松尾さんの記事を読んだことです。
そこには、マネージャーとして、そして一人の人間としての等身大のキャリアが綴られていました。記事を通じて松尾さんの優しさに触れ、「この方のお話を直接聞いてみたい!」と強く感じ、思い切ってオファーをしました。
実は松尾さんと筆者は全く別の部署でかかわりはないのですが、快くOKいただきました。 (後から知ったのですが、松尾さんはこの日、東北からわざわざ東京へいらっしゃってくださいました……。本当にありがとうございます……)
また、弊社の丸山さんという方にも、お忙しい中、無理を言ってオンラインでご参加いただきました。
丸山さんは以下の記事でお話されていて、「サーバーワークスで初めて産休・育休取得し、現在は産後復帰しバリバリ働いています。」というご経歴が特に目を引きます。
丸山さんとは普段からたまに業務でお話する機会があるのですが、とてもパワフルでお客様との関係性をしっかり築いている方で、「そんな丸山さんも私が今持っているような不安を経験し、それを乗り越えたうえでご活躍されているんだ!」という気持ちから、お声がけさせていただきました。
お二人をはじめ、他社からもAWS Top Engineer・Ambassadorや子育てご経験のある方、マネージャー層、コミュニティリーダーなど、多種多様なバックグラウンドを持つ豪華なゲスト陣が集まってくださることになりました。改めて、ありがとうございました!
- ゲストの皆様(順不同・名前掲載は許可をいただいております):
- 上林さん (ARアドバンストテクノロジ株式会社)
- 熊谷さん (キャップジェミニ株式会社)
- 長濱さん (キャップジェミニ株式会社)
- 松尾さん (株式会社サーバーワークス)
- 丸山さん (株式会社サーバーワークス)
イベント運営について
2026年2月9日月曜日、イベントの舞台はサーバーワークス東京オフィスのANNEXです。
業務後の時間ということもあり、「堅苦しい勉強会」ではなく、「ご飯やお菓子を持ち寄って、のんびり本音で話せる場」にこだわりました。
運営メンバーも、ARアドバンストテクノロジさん、キャップジェミニさん、シーイーシーさん、NECソリューションイノベータさんと、会社を越えたチームで構成しました。(皆様には様々な面で助けていただきました。本当にありがとうございました!)
準備を進める中で、他社の制度や皆さんの多様な考え方に触れ、「会社という枠に縛られなくても、尊敬できるロールモデルはたくさんいるんだ」と視野が広がるのを感じました。会社をまたいだイベントだからこそ、自分が本当に「こうなりたい」と思える仕事の仕方をする人と出会えた、素敵な機会になりました。
- 運営メンバー(順不同・名前掲載は許可をいただいております):
- 大久保さん (ARアドバンストテクノロジ株式会社)
- 瀬沼さん (キャップジェミニ株式会社)
- 伊東さん (株式会社シーイーシー)
- 鵜池さん (NECソリューションイノベータ株式会社)
- 筆者(株式会社サーバーワークス)
当日の様子と参加者からの声
今回は、Jr. Championsの女性メンバーと、その同僚に絞って参加を募りました。
月曜日だったにもかかわらず、集客目標としていた運営含め20人の若手メンバーが集まり、需要の高さを感じました。
ゲストの方には事前に用意していた質問によるパネルディスカッションをしていただきました。
それぞれが自分の体験をもとに濃い話をしてくださり、個人的にも大変勉強になりました。
Q&A時間には参加者から突っ込んだ質問もあり、終了後の自由時間には「話を聞き足りない!」という人がゲストの周りに集まっていて、とても盛り上がっていました。

参加後のアンケートでは、回答者全員(9人)が5段階中最大の満足度を選択してくださいました。
「さまざまな年次、キャリアパスの女性エンジニアの皆さんのお話を聞くことができ、参考になりました!」
「自分の見えていなかった考えやキャリアを知ることができて有意義でした。」
「社内に先輩の女性社員が少なく、女性ならではのキャリアの悩みだったり体験談を聞ける機会がなかなか無いため、参加してよかったです!」
のように、暖かい声もたくさんいただきました。
あえて「女性限定」という形に挑戦した理由
実は、今回のイベントを女性限定に絞ることについては、最後まで少し迷いがありました。「オープンなコミュニティであるべきではないか?」という葛藤もありましたが、今回は試験的な試みとして、あえてこの形を選びました。
アンケートで見えてきた「ライフイベントへの漠然とした不安」や「キャリアの悩み」は、クローズドな場だからこそ、より「素」の状態でさらけ出せるのではないかと考えたからです。
結果として、社外のロールモデルの方々と深い部分で繋がることができ、会社をまたいだ「横の繋がり」の心強さを実感しました。同じ会社の中だけでは出会えなかったかもしれない、尊敬できる先輩たちとの出会いは、何物にも代えがたい財産になりました。
社内の「パパママ」から届いた、温かいアドバイス
実は、このイベントを企画する際に「とくに出産・育児周りではたくさん意見があったほうがいいだろう」と思い、サーバーワークス社内のSlackにある「パパママ向けチャンネル」でもアンケートを取りました。
子育てをしながら働く先輩たちに「若手の頃の不安をどう乗り越えたか」を聞いたところ、驚くほど丁寧で細やかな回答が届きました。
これについてはぜひ皆様にも見ていただきたいのですが、別のブログ一本分の価値があると思うので、機会があればまたまとめてご紹介しようと思います。

おわりに
今回のイベントを通じて感じたのは、「一人で悩まなくてもいいんだ」ということです。
社外に目を向ければ志を同じくする仲間がいて、社内を見渡せば背中を押してくれる先輩がいます。
また、積極的な同じ年代のAWSエンジニアに出会えるJr. Championsコミュニティは、そのような会社横断的な活動の場としても良いプラットフォームになってくれると感じました。
もし、今のキャリアに漠然とした不安を抱えている方がいたら、ぜひ他社やコミュニティ活動にも目を向けてみてほしいなと感じた一件でした。
これからも、Jr. Championsとして、そして一人のエンジニアとして、楽しみながら進んでいきたいです!
読んでいただきありがとうございました。このブログが皆様の助けになれば幸いです。