AWS障害に関するホワイトペーパーを3週間でつくった話

記事タイトルとURLをコピーする

f:id:sabawaku:20201012131755p:plain

こんにちは。マーケの鈴木(か)です。

サーバーワークスは本日、8月23日に発生したAWS障害に関するホワイトペーパーを公開しました。今回は、障害発生からホワイトペーパー公開までの道のりについて記録しておこうと思います。

2019/08/23

12:50頃から障害が発生。お客様からの問い合わせも予想されたため、コーポレートサイトにお知らせを掲載することになりました。

2019年8月23日に発生したAWS東京リージョンの障害に関してのご報告 www.serverworks.co.jp

障害についての詳細な情報が明らかになるたびにお知らせを更新し、TwitterやFacebookでも都度拡散。更新作業を繰り返すたびにお知らせサイトへのアクセスは増えていき、誰もが不安を感じ、情報を求めていることが明らかになりました。

2019/08/24

大阪の営業、加藤さんがお客様向けにAWSの障害に関する報告と見解をまとめた資料を作成したことを受け、「障害が起きても耐えられるようにするにはどうしたらいいか」という情報を発信する必要があるなと気づきました。 https://sabawaku.serverworks.co.jp/entry/mc-int4sabawaku.serverworks.co.jp

speakerdeck.com

この日は土曜日でしたが、Slackのマーケティングチャンネルに「なるべく早く情報をまとめて、コンテンツにして出したいです」とメモ書きすると、上司である北上さんが即反応。その日の夕方くらいには、「ライターさんにお願いして8/26週のうちにエンジニアを取材してもらい、その原稿をもとにホワイトペーパーを作成する」ところまで固まっていました。今思い返すとかなり早かったなと思います。

f:id:sabawaku:20201012131810p:plain

2019/08/26

依然として障害に関するお知らせへのアクセスが多い状態が続いていたので、急遽コーポレートサイトトップに表示されるポップアップを「AWS障害に関するお知らせはこちら」に変更。サイトに来た人がすぐアクセスできるようにしました。

2019/08/27

ホワイトペーパー作成の取材当日。障害発生日に対応にあたっていたエンジニアの城さんと佐藤さん、またいろいろな知見をもっている事業戦略室の石田さんに協力をお願いし、当日のこと、今後の構成をどうすべきか、サーバーワークスはクラウドインテグレーターとして何ができるかなどについて話を聞きました。

取材が終わった時点で「原稿は週明け(9/5週)くらいにできる」という話だったので、PDF資料や印刷物の整形をお願いしているデザイナーさんに「AWS障害の件でホワイトペーパー出したいので体裁を整えてほしいです、原稿は週明けに来ます」とだけ頭出ししてすぐに動ける状態を整えました。

2019/08/30

Webのコンサルをお願いしている外部協力会社の方からも「なにかコンテンツ出したほうがいいと思いますよ」と助言を受け、現在ホワイトペーパーを作成中であることを共有。

どのくらい需要があるかを測るため、またホワイトペーパーを見た人が関連サービスに行きつけるようにするためランディングページの作成も行うことを決め、マーケティングオートメーションツールのPardotやGoogle Analyticsでの準備に取り掛かります。

2019/09/02

ライターさんから取材原稿が届きました。社内にレビューを依頼し、修正を重ねます。今見てみたら修正原稿がver.99になっていたのでかなり直してますね...

公開が見えてきたのでプレスリリース原稿を作成し、公開の準備を進めていきました。

2019/09/03

PDF整形をお願いしていたデザイナーさんから初稿が届きました。ただのwordファイルがきれいにPDFに落とし込まれたものを見るとやっぱりテンションが上がっちゃいますね。

2019/09/04

諸事情によりプレスリリースを出せないことになり、公開に向けた準備が一時停止。とはいえ公開できるようになった瞬間に出せるようにしておきたいので、ランディングページなどWebの準備は引き続き続行させていました。

2019/09/05

もともと9/6までに公開というスケジュールで進めていたものの公開日が延びてしまったので、今後もコンテンツをすぐ出せるようWeb側でランディングページや告知メールのテンプレートを何パターンか作ることにしました。

ざっくりレイアウトと文章案を決め、マーケ内でレビューをして、この日のうちには大体のレイアウトは確定。あとはPardotに反映する作業のみというところまで来ました。

2019/09/09

今日中にランディングページとメールの文章固めてしまおう、と思っていたところで「サーバーワークスはスピードを重んじる会社だからすぐにホワイトペーパーを出そう。お客様も情報がほしいはず」という急展開。9/10の公開に向けてランディングページとメール作成、コーポレートサイトお知らせ作成の必要に迫られました。

とはいえ公開の決定がされたのが夕方であり、コンテンツ作成は外部協力会社に任せるしかないので明日の自分頑張れということで帰宅。

2019/09/10

なんとか15時の公開に間に合わせるべく、下記の作業をこなしていきました。

  • 完成原稿をPardotへアップロード
  • コーポレートサイトにホワイトペーパー公開のお知らせ作成
  • ランディングページのレビュー、修正
  • 公開拡散のためのメールテンプレートレビュー
  • ランディングページへ飛ぶカスタムリダイレクトの設定
  • メールテストで文面がおかしくないか、正しいリンクに飛ぶか、アクションが記録されるかをチェック
  • 営業メンバーにホワイトペーパー公開とコンテンツについてアナウンス
  • 拡散メールの作成
  • ホワイトペーパーをダウンロードした訪問者を把握できるようなSalesforceキャンペーンの作成およびPardotとの連携
  • 問い合わせフォームテスト、正しい挙動をするかを確認

合間合間に他のタスクも入っているので、正直間に合うかかなり不安でした。外部協力会社とやりとりをしているBacklogに張り付き、落ち着いたのは公開30分前。半日でどっと疲れました。

公開後は、ダウンロードリストの人数がどんどん増え、19:00現在で423ダウンロードまで伸びています。

雑感とまとめ

ほぼ書きなぐりのような形で綴ってきましたが、今回の経験は次にコンテンツをすばやく出すのにいい経験になったなあと感じています。社長の大石や取締役の羽柴から指示を受けてから動いたのではなく、「これはコンテンツとして出すべき」とマーケだけで合意を固め、「今何をしたらより早く公開することができるか」を常に考えて動いていました。

考えながら進めるなかで頻繁に軌道修正をしてもコンテンツ完成まで滞りなく進めることができたのは、サーバーワークスが「スピード」を何よりも重んじる会社であることが大きいんじゃないかなと。誰も止める人はいませんでしたし、面倒な社内の説得もなし。何か判断を迷ったときもSlackで自分の考えで進めていいか尋ね、「👌」リアクションを待つだけ。

もちろんマーケだけではコンテンツ作成ができないので、取材、文章校正、公開の判断をするために多くの社内メンバーの力を借り、背中を押してもらいました。公開前は「お客様も欲しい情報だから、公開されるのを待ってます!」という応援の言葉をかけてもらい、公開後は「お客様からこんなコメントがあったよ」「すごく良いコンテンツだね、お疲れ様!」と嬉しいフィードバックをもらいました。

実はこのフィードも「Slackのやりとりだけでは見えないところでマーケメンバーはいろいろ動いてたと思うんだけど、全然見えなかったので詳しく教えてほしい」という社内からの要望を受けて書いています。マーケは「何してるかよく見えない」と言われることもあったので、こうしてマーケの仕事に興味を持ってもらえて、コンテンツに対して反応をもらえるというのは嬉しいものです。

こうして形になったホワイトペーパー、気になった方はぜひ読んでみてください。それでは!

「万が一の障害にも耐えられるようにするためのAWS利用ガイド」 info.serverworks.co.jp