働きながら性別を変える——その過程を受け入れてくれた会社で、今も働いています

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はじめまして。カスタマーサクセス本部の山田(彩)です。
私は、割り当てられた性別に違和感を持ち続けてきた、トランスジェンダー女性です。

サーバーワークスには、男性として入社しました。ですが、働き続けるなかで「このままでは自分らしくいられない」と感じ、途中で性別違和があることを上司にカミングアウトしました。

いまこの記事を書いているのは、私のように「働きたいけれど不安を感じている」人に向けて、「自分らしく働ける場所は確かにある」と伝えたいからです。そして、サーバーワークスがどんなふうに社員と向き合っているかを知ってもらえたら嬉しいです。

「トランス女性である自分」を、自然に受け入れてくれる環境

現在、私のことをトランス女性だと知っている社員もいれば、そうではない社員もいます。でも、どちらの場合でも共通しているのは、「女性として自然に接してくれている」ということです。

女性の名前で呼ばれ、女性の服装で働き、誰にも違和感をもたれずに過ごせる——そんな日常が、いまの私にはあります。

カミングアウトをする前は、「受け入れられなかったらどうしよう」「職場にいられなくなったら…」と、毎日不安でした。けれど、実際に打ち明けたとき、上司はこう言ってくれたのです。

「そんなことで悩んでいたのか。クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすくする会社が、社員の働きやすさを考えないわけないじゃないか。」

その言葉に、私は心から救われました。否定されるのではないかと身構えていた私にとって、この上司の一言は、これまでの緊張や不安をすっと溶かしてくれるものでした。

カミングアウト後に受けた具体的な配慮

私が性別違和についてカミングアウトしたのは、入社後しばらく経ってからのことでした。その後、サーバーワークスは次のような柔軟な対応をしてくれました。

  • 希望する通称名での勤務を認めてくれた
  • 社内システムで性別情報を非表示にしてくれた(全社員共通)
  • 女性の服装での勤務を自然に受け入れてくれた

さらに、こんな場面でも配慮をいただきました。

  • 隣接ビルの多目的トイレの使用について、サーバーワークスがビル管理会社に交渉してくれた
  • 社外試験で多目的トイレがない場合、ホテル宿泊の手配を認めてくれた

「どうすれば安心して働けるか」を一緒に考えてくれる、その姿勢が何よりありがたかったです。

戸籍上の名前と性別の変更にも、サーバーワークスが伴走してくれた

私はまず、日常生活や勤務で使っていた通称名を、戸籍上の正式な名前として変更しました。
社内ではすでにその名前で呼ばれ、自然に受け入れられていたため、戸籍の変更後も違和感なく業務を続けることができました。

その後、家庭裁判所を通じて戸籍上の性別も「女性」へと変更しました。

手続きを進めるなかで、私は「女性として勤務していることを証明する書類が欲しい」と思い、会社に依頼しました。
その希望に応じて、労務と法務が連携し、私が女性として勤務していることを証明する書類を丁寧に作成してくれました。

その書類を裁判所に提出し、無事に性別変更が認められました。

こうした人生の節目に、サーバーワークスが制度面だけでなく、私の気持ちにも寄り添って行動してくれたことに、心から感謝しています。

制度として整備されていること

私個人への対応にとどまらず、サーバーワークス全体として以下のような制度が整っています。

  1. コンプライアンス研修・ハラスメント研修の実施
    定期的に研修を実施し、セクシャルハラスメント・SOGIハラスメントに関する啓発及び学びの機会の提供を行います。

  2. 採用応募時の性別記載の廃止
    採用応募時の履歴書等への性別の記載は不要です。ご自身の自認する性でご応募ください。また、採用選考時のスーツ着用は求めません。

  3. 社用名の使用
    ご希望される場合は社用名での就業が可能です。

  4. 戸籍情報の管理
    戸籍上の性別や氏名は、管理部門にて管理し、社内配布物や掲示物への性別・戸籍名の開示は行いません。

  5. 各種制度のパートナーへの適用
    就業規則・その他規程にて定める家族に関する制度について、事実婚・同性パートナーシップについても適用いたします。

    【同性パートナー等に適用する制度】

    • 特別休暇(結婚、忌引)
    • 家族看護休暇
    • 育児・介護関連諸制度
    • ハッピーベビー制度

最後に——未来の仲間へ

私は、「働く」ということ自体がずっと怖かったです。どこに行っても、自分を偽って生きなければいけない気がしていました。正解がわからないまま、それでも働くことを選んで入社したのがサーバーワークスでした。

ここで私は、「自分らしく働けるって、こういうことなんだ」と初めて実感しました。制度やサポートがあることももちろん大切ですが、何より心を軽くしてくれたのは、日々のなにげないやりとりの中で、「女性としての私」を自然に受け入れてくれる同僚や上司の存在です。

今もなお完璧な環境ではないと思っています。でも、足りないところがあれば変えていける、そう信じられる職場です。私自身も、これから誰かの安心につながるような存在になれたらと思っています。

もしあなたが、「自分らしく働ける場所」を探しているなら、サーバーワークスにはその一歩を踏み出せる土壌があります。私は、そう信じています。