今回、就活生を対象に「「選ばれる/落とされる」が就活じゃない。はたらくことの本質ってなんだろう?」というイベントを開催いたしました。
本イベントでは、社長&人事部長、そして今年入社したばかりの新入社員が登壇!
何故ミスマッチの無い就活が重要なのか、20卒採用イベント企画者の想いと、新入社員による「自分の就活軸を見つけたプロセス」の実体験を紹介しました。
さらに、弊社代表取締役社長大石と人事部長太田による「はたらくことの本質」というテーマで対談を実施。
今回は、この対談部分でのメッセージをより多くのみなさんにお伝えするべく、記事として残すことにいたしました。
自分のやりたい事がわからない。会社が多すぎてよくわからない。
そんな方はぜひご覧ください!
スピーカー
- 代表取締役社長:大石良
- 総務人事部 部長:太田奈津希
- モデレーター:松本幸祐
はたらくことの本質ってなんだろう?
松本:僕たちサーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」というビジョンを掲げている会社です。
実際にサーバーワークスのビジョンを決めた社長と人事部長ですね、お二人が何を考えてるのかを、本音ベースで皆さんにお届けできればなと。
皆さんが就活する時に、そういえばサーバーワークスがこういう話をしていて為になったな、という瞬間が訪れることを期待しています!
サーバーワークスのビジョン
松本:大石さん、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」このビジョンにかけた想いをご説明いただけますか。
大石:はい。一番の原体験は私の新卒で入った会社での出来事なんです。私がまだ2年目の3年目なんですけど、新しい部長が来たんですよ。
部長が就任の挨拶でいきなりこう言ったんですね「俺はこれからお前に理不尽なことを要求する」と。
「なぜなら俺も会社から理不尽なことを言われているからだ 」 って言ったんです(笑)これ ロジックは破綻してないんですよね(笑)
松本:うん、確かに(笑)
大石:ロジックは破綻してないんだけど、言ってることはめちゃくちゃじゃないすか(笑)実際めちゃくちゃなことをいっぱい言われたんですよ(笑)
大石:それはきっかけでしかないんですけど、できるだけ会社の中でまともな意思決定ができるような組織じゃないと、これ長続きしないなと。
どんなビジネスでも、真っ当な判断がやっぱり隅々まで行き渡っている、そういう組織じゃないと、成長できないよねっていうことがわかって。
じゃあその真っ当な意思決定が、隅々まで行き渡るってどういうことなんだろうって考えていった時に、それこそが働きやすさってことと同義なんじゃないかなっていう風に思ったんですね。
大石:私達サーバーワークスって、誰も説明のできないめちゃくちゃな判断とかって極力ないようにしようっていうことをすごくよく言ってるじゃないですか。
松本:はい
大石:で実際にサーバーワークスでは、大体説明もされるし、めちゃくちゃなことが決まるってそんなにないですよね。
松本:うん、そうですね。
大石:それがすごく大事よね、ということから色々積み重なり、私たちテクノロジーの会社ですけど、テクノロジーの主役ってやっぱり人間じゃないですか。
人間が気持ちよく働ける、まっとうな判断真っ当な考えがチームの隅々まで行き渡るようにしよう。
それが僕らの会社だけじゃなくて、社会にも波及できるようにしよう。
そういう想いがですね「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」っていう言葉に込められてるんです。
松本:なるほど。ありがとうございます。
改めて聞くとすごい納得しました(笑)普段常に聞いてるビジョンなので、もう刷り込まれてる感じはあるんですけど、改めて直接大石さんから話聞くと、すごくいいですね。
何故はたらくのか
松本:今聴いている学生の皆さんって、社会人として働いた経験がない方で、そもそも何で働かなきゃいけないんだろうみたいに思ってる人って必ずいると思うんですよね。
お二人が、そもそも何で働いているんですかっていうのをお聞きしたいなと思ったんですけど、大石さんどうですか?
大石:私、「働くってなんだろう」とか、そういうすごく深くて難しい問題を、単純に答えるのがあまり好きじゃないんです。
自分よりも頭のいい人が考えてもわかんないことを、自分がさも知ってるような、そういう態度は謙虚じゃないと思うので、「働くとはこうだ」みたいな、極端に単純に言葉で言い切るみたいなことはしないんです。
仕事は国民の義務でもあります。どうせ働くんだったらできるだけ楽しく働こうとか、気持ちよく働こうって言う、思考の線引きみたいなのがやっぱりあります。
私は生きてるし働いてる。その中でどうやったらベストを尽くせるか、ということを考えようっていうのが基本スタンスなんです。
はたらくこと
大石:その中で、「働くこと」について言うと、選択肢がある事っていうのはよく言ってますね。
テレワークでもいいし、出社もできるし、地方で働いてもいいし、介護しながら働いてもいい。
自分の状況って、人によってそれぞれ違うじゃないですか。それを選びながら仕事が出来るって事がすごく大事だと思うんです。
やりたいことは出来ること
大石:もう一つが、「やりたいこと」ってつまり「出来ること」だと思うんです。
これって自分はできるよねとか、やれるよねと思うとそれが楽しくなる。人から認められたり、自分で結果を出していく。それが分かってきて、楽しくなって、それが本当の意味の面白さにつながってくと思うんです。
私も学生時代、そんな威張れるような事はやってないんです(笑)
でも社会に出て会社に入って、色んなことをやってみる中で、これは自分が得意だなとか、これはできるなとか、これ苦手だなっていうのが、わかってくるわけです。
大石:自分のできるできないリストがはっきりしてくると、自分の頭のなかで棚卸されて、「じゃあ自分の目指すべきキャリアってこうだよね」とか、「じゃあもし自分で会社作るならこうだよね」ていうことがどんどんクリアになってくわけなんです。
会社選びもね、そういうコツって必要かなと思っています。 ほとんどの方が社会を出て仕事をする経験がない中で、会社に入らなきゃいけないので、あんまり難しく考えない方が、実はいいんじゃないかなと。
ただ、色んなことをやらせてもらえて、色んなことができるようになると、「自分これ向いてるんだ」とか「これ楽しくないな」とか、そういうことが分かってくると思うんですよ。
なので、好きな事リスト増やすには、いろんなことをやってみないといけない。
色々やってみなよっていう姿勢の会社は、キャリアのスタートとしてはすごくいいんじゃないかなっていう風に思えます。
私は、働きやすさとか働くってそういう感覚です。
松本:なるほど、ありがとうございます。僕は大石さんとは結構このお話しをしているので、ものすごく腑に落ちる感じでした。
「はたらく」に何を求めるか
松本:でも聞いている就活生の中には、「とはいっても...。」みたいなところをお持ちの皆さん多かったんじゃないかなと思ったので、
働くっていうのはこういうことですっていうのは、太田さんは結構芯として強く持ってらっしゃると思うんですが、その話ちょっと聞いてもいいですか ?
太田:私は、「この世の中にとって働くとは」というよりは、「私自身が働くっていうことに何を求めているのか」という話で行くと、
「100億円もらったら、次の日から働きますか?」っていう質問される時あると思うんですけど、多分私は働くことを選ぶと思うんですよ。
なのできっと、給与が貰える貰えないっていうことだけではなくて、何か働くモチベーションがあるんだなと思って。
それがなんなのかっていうふうに考えた時に、私はみんながニコニコハッピーで嬉しそうにしてるのが嬉しいんです。周りの人たちが、すごいハッピーであってほしいなっていうのが、まず第一根底にあって。
サーバーワークスに転職する時に、多分大石さんとの最終面接でも言ったと思うんですけど、実は強烈に思った瞬間があるんです。
人事部長のエピソード
太田:うちの息子が今11歳小学校6年生なんですけど、2年前に1/2成人式っていうのが学校であった時に、あと半分で成人するんだって思ったんです。
その時に、日本の政治とかを色々見て、彼らが大人になった世界で、自分の子供達をそこに出していくのがちょっと心配だなーっていう想いがありました。
元々、人が働いている環境だったり、人に関わる仕事ずっとしていたので、あと10年で息子が成人するまでには、少しは日本の働く環境をもっと良くして、やりたいことをやりたいようにできるような環境に、少しでも近づけておきたいなっていう風に思いました。
そこが、このクラウドで世界を働きやすくっていうこのビジョンとすごく合致して、 サーバーワークスに入りたいなと思ったんです。
太田:なので私は、自分の子の同年代の子達のために、周りの環境をできるだけ良くしたいなというのがあって、少しでも世の中を良くしたいって言うと大げさですけど、それを今後この場でやりたいなと思って働いています。
松本:なるほど。ありがとうございます。
太田さんの場合、原体験とか周りの人達からかなり強い影響を受けているなっていう感覚は僕もあるので、非常にその話も納得しました。
「はたらきやすさ」とは
松本:僕たちサーバーワークスは、「はたらきやすさ」っていうのを求めてる会社ですけど、今「働き方改革」というキーワードがあって、働きやすさが世の中一般的に求められていますよね。
でも、そもそも働きやすいってどういうことなんだっけ?っていうところは、実はそんなに議論されていないなっていう感覚があります。
先ほど大石さんの方から選択肢があることっていう話もありましたけど、働きやすさの定義を今から就活をする皆さんにお伝えするとしたらどういったメッセージがありますか?
働きやすさってこういうことなんじゃないかなみたいなところってありますか?
大石:働きやすい会社って良いことばかりじゃないんです。
昔ながらの会社って、年功序列でめちゃくちゃ理不尽な事言われるけど、黙って聞いてれば給料は上がっていくみたいな側面もあるわけです。
私たちサーバーワークスは、すごく「選択していく事」を大事にしているので、例えば極端な話、「週に1日しか仕事しません」って人も容認されるわけです。
でもそういう人は、週に1日分の成果しか出せないので、そこの部分は給料を他の人より抑えて、パートタイムみたいな形で働きましょう、といったような契約になるわけです。
黙ってずっと言うこと聞いてれば、ずっと伸びていくみたいな世界観じゃないじゃないわけですね。
このように、働きやすいっていうのは、良い面もあるし悪い面もあるわけです。
我々みたいなベンチャーって存在意義そのものが社会実験です。我々が言っていることが正しければ成長できるし、そうでなければ私たちは淘汰されてしまう。
大石:幸いに我々の実験っていうのは、うまくいっていて、能力もあるしやる気もあるという人が、どんどんエンバウワーして、みんなが頑張って成果を上げていこうとしています。
そういう人に、例えばポジションだったり給与だったり、リターンとしてちゃんと報酬を出してこうといったような、真っ当なんだけどある意味、特有の厳しさみたいなのはあるわけです。
成果を出すためのアプローチ
大石:例えば、我々サーバーワークスは、テレワークとかリモートワークの仕組みは、すごく早くから整っていたけど、それは福利厚生じゃないんですよね。
あくまで働く成果を出すためのアプローチとしてこのテレワーク・リモートワークっていうのがあるんです。
https://www.serverworks.co.jp/
大石:そういう意味で「福利厚生がすごく充実してて、黙っててもお金もらえるんです」という世界観とは良い意味で真逆ですよね。
それを楽しめるかですね。
さっき言ったように、自分でやれることを増やして、やれることが増えると好きなことが増えるんです。そういう好循環を、自分で作ってくっていうのが、私たちサーバーワークスがうまくいっているエンジンそのものです。
自分で判断したり、自分でチャレンジしたりを楽しめるかっていうのが、すごく鍵な気がします。
「選択する」ことは働きやすいのか
松本:逆にちょっと意地悪な質問かもしれないですけど、選択肢がある中で選択するのってめっちゃパワー使うじゃないですか。
要は、これやってねって言われてやってお金もらえるんだったらそれが一番楽で、それが自分が好きなことだったら結構幸せなんじゃないかなって思う節もあるわけですよ。
それでも尚、選択肢を用意して、選択肢から選ばなきゃいけないっていうパワーをかけるところまでやることが、本当に働きやすさにつながるのかって思ったりするんですけど、その辺りって太田さんどうですか ?
太田:正にそうだと思います。
選ぶっていうのは、勇気がいるんですよね。責任も伴うし。そうなると本当にその責任とかプレッシャーとかを背負っていくのが働きやすいのかっていうところもあると思うんです。
なので、こういうことを本気でやりたいなって思うことを仕事にしてかないと、自分の責任において選択するところの勇気ってなかなか出ないと思うんですよね。
自分の責任を負ってでもやりたいな、とか頑張りたいな、とか思えることが仕事だったら、成果を出すための決断というのはできると思うんです。
何となく会社に入った後にそういう選択を迫られると、うわーなんか苦しいなってことがあるんじゃないかなと思います。
松本:なるほど。そうですね。
僕も面接官やって思いますけど、就活生の時ってどうしても選ばれようとしちゃうじゃないですか。
なんですけど、やっぱり選ぶっていうのがすごい大事だなってすごい思うんですよね。 そう思ってる人って結局選ばれるんです。選ぼうと思ってる人が、選ばれるみたいなところがあるので、そこが今日の大石さんと太田さんの話で皆さんに伝われば良いなと思いました。
松本:ということで、一旦この対談のコンテンツとしては以上にしたいと思います。
大石さん、太田さん、ありがとうございました!
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました!
本イベントの前半のコンテンツをYouTubeにUPする予定です。そちらも是非、ご覧ください。
また今度、このようなイベントがあったら是非参加してみてくださいね。