はじめまして!
26卒新入社員のはせがわと申します。
突然ですが、私は1人でいるのが大好きな、極度の内向型人間です。
初対面の人と話すのは緊張するし、5人以上の輪の中に入ると発言数が激減するし、休日に誰かと遊ぶ予定が入っているともうその日は休日ではない気がしてしまいます。もちろん友人は少ないですし、趣味は読書、筋トレ、ゲームなど、1人で完結してしまうものばかりです。
しかし、そんな社会不適合者予備軍の私でもなんとか新卒就活という荒波を乗り越え、この春から新社会人としてサーバーワークスの一社員となることができました。
今回は、現在就活に取り組んでいる学生さんに向けて、私が内向型就活生として面接を戦い抜いた際の戦略をご紹介しようと思います。
- 「自分はコミュ障だから就活が不安だ……」
- 「面接官と上手く話せる自信がない……」
- 「就活ってどうせ明るくて社交的な人が評価されるだけなんでしょ……」
上記のような悩みを抱えている学生さんにこそ読んでいただきたいです。
結論:「コミュ力=ノリの良さ」とは限らない

学生の間で使われている「コミュ力」という言葉は、大抵の場合ノリの良さや外向性の高さを指していることが多いです。
現に、私が就活序盤で認識していたコミュ力の定義はノリの良さでした。
初対面の人とすぐに仲良くなれる、インスタのフォロワーが500人以上、やたらと飲み会が好き、なぜか常に恋人がいる……こんな特徴を持った人が「コミュ力のある人」だと思い込んでいました。
もちろん、これらの特徴も「コミュ力」の一部ではあります。しかし、全てではありません。
そして大抵の場合、就活で求められる「コミュ力」は「ノリの良さ」ではありません。
学生側がイメージするコミュ力と、企業が本当に求めているコミュ力はすれ違ってしまっている場合が多いのです。
なので、自分のことをコミュ障だと思い込んでいる就活生の方、
大丈夫です。就職できます。
飲み会でいつも隅っこで烏龍茶を飲んで愛想笑いしているだけの人も、
大丈夫です。就職できます。
大学によっ友しかおらず、いつも休日の予定ががら空きの人も、
大丈夫です。就職できます。
そもそもよっ友すらおらず、大学に行っても一切言葉を発さないまま一日が終わる人も、
大丈夫です。就職できます。
コミュ力の定義はとても曖昧
コミュ力の定義は人それぞれ、さらに言えば企業それぞれに全然違っていたりします。
「人から好かれる能力こそがコミュ力だ」という人もいれば、「相手をうまく説得できる能力こそがコミュ力だ」と言う人もいるでしょう。
これは企業単位でも同様なので、例えば「一瞬で他人と打ち解けられる人が欲しい」という採用方針の会社の面接を私が受けたら、「こいつにはコミュ力がない」と見做されて、一次面接で落とされるでしょう。なんなら書類選考すら通らないかもしれません。
一方で、例えば「コミュニケーション能力として論理性、正確性、傾聴力を重視する」という採用方針の会社の面接を受けた場合、私は少なくとも一次面接までは通ると思います。
つまり、「コミュニケーション力」という言葉が意味する範囲はとても広大なので、人によって定義が異なり、どうしてもコミュニケーション力という言葉を漠然と捉えてしまいがちなのです。
コミュ力の捉え方を変える
「自分にはコミュ力がない……」と思ってしまう原因は、コミュ力という大きな言葉のほんの一部を切り取って「初対面の人と喋れないからコミュ力がない」「性格が暗くて非社交的だからコミュ力がない」と悲観的になってしまっているだけなのです。
初対面の人と喋るのが苦手だからといって、コミュ力がないとは限りません。性格が暗くて非社交的だからといって、コミュ力がないとは限りません。
そういった性格の人たちでも、必ず他の部分のコミュ力があるはずです(私は今まで「あらゆる意味で全くコミュ力がない」という人は見たことがありません)。
私自身、就活序盤の頃はコミュ力をとても広い意味で漠然と捉えてしまっていたので、「内向的な性格がバレないようにしなきゃ!」「外向的で活発な学生を演じなきゃ!」と変に緊張して空回り、失敗を繰り返していました。
しかし、コミュ力という言葉をもっと狭い意味で捉え始めた途端、「あれ、別に演技しなくても意外と喋れるな」と気づき、徐々に就活の場で緊張しづらくなっていきました。
就活で求められるコミュ力とは

ずばり、就活で求められるコミュ力とは「傾聴力・論理性・正確性」の3つです(個人的考え)。
つまり、「相手の話をきちんと理解したうえで、自分が伝えたい内容をわかりやすく、間違いや過不足なく正確に伝える能力」のことです。
もちろん、世の中のすべての企業がこういったコミュ力を求めているとは限りませんが、私の体感としては多くの企業が「ノリの良さ」よりも上記のコミュ力を求めていると感じます(少なくともサーバーワークスでは上記のコミュ力を優先して評価しています)。
とはいえ、自分に「傾聴力・論理性・正確性」があるかどうかなんて、なかなかわかりませんよね。もしかしたら「自分にはそういう意味でのコミュ力もないからダメだ」ともっと悲観的になってしまった方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。就活の場では、自分に能力があるかどうかを自覚していることはあまり重要ではありません。面接官に、「この人には企業が求める能力がある!」と思ってもらえれば良いだけなのです。
具体的な面接対策は?
具体的な面接対策は「命がけで準備をする」と「聞き手ファーストの話し方を身に付ける」の2つです。
この2つがきちんとできていれば面接でほとんど緊張しなくなりますし、自分の能力を正しく評価してもらえるようになると思います。
面接対策①:命がけで準備をする

命がけで準備をするといっても、「想定質問1000問への回答を用意して丸暗記する!」という無理やりな根性論ではありません。
そもそも、想定問答を丸暗記するという対策はやめたほうが良いです。というのも、面接で訊かれる質問は、文章を変えているだけで全く同じ内容を訊いていることが多いです。
つまり、質問をいくつかのカテゴリに分けて捉えることができます。
例えば、
- 「学生時代に最も情熱を注いだことは何ですか?」
- 「あなたが学生生活の中で『これだけはやり遂げた』と胸を張れることを教えてください。」
- 「大学生活を振り返って、一番時間が溶けた(夢中になった)ことは何ですか?」
この3つの質問は、訊き方を変えているだけで実はすべてガクチカを訊いています。これらの質問に対する回答はほぼ同じものになるはずです。
他にも、
- 「集団の中で、あなたが周囲を巻き込んで何かを成し遂げた経験はありますか?」
- 「反対意見の多い中で、物事を前に進めた経験があれば教えてください。」
- 「チームの目標達成のために、あなたが個人的に犠牲にしたり、工夫したりしたことは何ですか?」
これらの質問はすべてチーム経験を訊いています。
もう一つだけ例を挙げると、
- 「あなたを『家電』に例えると何ですか? その理由も教えてください。」
- 「あなたの人生が映画化されるとしたら、タイトルは何になりますか?」
- 「もし明日、世界からインターネットが消えたら、あなたはどうやって生計を立てますか?」
これらの質問は一見すると何の関連性もないように思えますが、実は突拍子のない質問という点で共通しています。
つまり、これらの質問ではパニック耐性やストレス耐性を見ているのです。
突拍子のない質問が来たときは何でもいいからとにかく答える、と事前に決めておけば、それほどパニックには陥らないと思います。
要は、ガクチカを訊かれたときの回答、挫折経験を訊かれたときの回答など、質問のカテゴリ別に回答をひとつ用意しておけば良いだけなのです。
そのカテゴリの総数はそれほど多くないと思います(20~30くらい?)。
こういう風に考えると、面接の準備がかなり楽になるかと思います。
ガクチカや自己PRが訊かれることは就活初心者でもわかりますが、他にどのような質問カテゴリがあるのかはなかなかわからないと思います。
こうした質問カテゴリの収集は、とにかく多くの経験を積んでいくしかありません。
面接練習や本番の面接を受け、そのあとに上手く答えられなかった質問への回答を準備する、そしてまた面接練習と本番の面接を受けて……というサイクルを繰り返しましょう。
あるいは、企業研究を通じて、想定される質問カテゴリを自分で考えるのも有効です。
例えば、サーバーワークスの面接なら4つの行動指針について訊かれることが多いです。
スピードに関する質問への回答、オーナーシップに関する質問への回答などと、4つの行動指針それぞれへの回答を用意しておくと良いかもしれません。
回答を準備する際の注意点として、必ずひとつの文章ではなく箇条書きで用意するようにしましょう。
なぜなら、上記の例で「あなたが学生生活の中で『これだけはやり遂げた』と胸を張れることを教えてください。」と「大学生活を振り返って、一番時間が溶けた(夢中になった)ことは何ですか?」という2つの質問にはガクチカを答えればいいわけですが、内容は同じでも細かい文章は質問によって微妙に異なります。回答をひとつの文章で丸暗記してしまうと、質問に対する回答として微妙にズレてしまうことがあります。
回答として伝えたいことを箇条書きにして抽象的に捉えておくことで、質問に沿った文章で回答できるようになります。
面接対策②:聞き手ファーストの話し方を身に付ける
面接官にコミュ力のある学生だと思ってもらうためには、こちらのほうが有効な対策になります。
聞き手ファーストの話し方とは、そのまま自分よりも聞き手の理解を優先して話すことです。
そのくらい人として当然のことと思うかもしれませんが、意外とできていない場合が多いです。私も就活序盤はあまり意識できていませんでした。
自分よりも聞き手を優先して話すとは、相手が聞きたいであろうことを正確に捉え、それを相手にとってわかりやすい形で伝えることです。
これについては、一朝一夕で身につくものではありません。日々訓練を積み上げていく必要があります。
しかし、必ずしも面接の場だけで磨かれる技術ではありません。日常生活のあらゆる場面で「聞き手ファースト」で話そうと意識してみるだけで、意外と早く身に付けることができます。
まずは日常生活の中で、以下に紹介するテクニックを意識して使ってみましょう。
相手が聞きたいであろうことを正確に捉えるためのテクニックとして、相手の質問内容をもう一度繰り返すことがあります。
例えば、面接の中で意図がよくわからない質問(上述の言い方なら、どのカテゴリに含まれるのかわからない質問)が来たときに、「~という質問でよろしいですか?」と自分なりに相手の質問内容を言い換える(繰り返す)ことで、自分の解釈が相手の意図と一致しているかどうかを確認できます。
そうすることで、より相手の意図に沿った回答を言いやすくなります。
日々の雑談や大学の授業、バイト先などで「これって~ということですか?」とワンクッション置いてみるだけで、相手との意思疎通が円滑になることがわかると思います。
ぜひ意識してみてください。
相手の意図を汲み取った後は、自分なりの回答を相手にとってわかりやすい形に整える必要があります。
そのためのテクニックとして「結論ファースト」「主観と事実を切り分ける」「接続詞を多用する」というものがあります。
結論ファーストについては、シンプルに「自分が一番伝えたいこと」や「話を一言でまとめると何か」という要素を最初に話すよう意識すれば良いだけです。
こちらはすぐに実践できると思います。
主観と事実を切り分けることについては、例えばサークルについてのガクチカを話す際、課題の説明として、
- 「サークルの練習に誰も来ず、あまりにも絶望的な状況でした。メンバーの意識が信じられないほど低く、組織として完全に崩壊していました」
- 「練習の出席率が50%を切る日が週に1回ありました」
という2つの説明があったら、もちろん後者のほうがわかりやすく適切な説明です。
前者の説明は主観が混じっており、具体性がなくわかりづらい説明になっています。
事実は事実として、できるだけ数字を使うなど具体的な説明を心がけましょう。
主観(考えや思い)について語るときは、事実ではなく主観だと明示的にわかるよう説明しましょう。
接続詞を多用すると相手にとってわかりやすい説明になることは、この文章をここまで読んでくださった方なら既に体感済みかと思います。
ここまでの文章の中で私は「つまり」「要は」「だから」「そのため」「しかし」「もちろん」「とはいえ」などの接続詞を多用してきました。
そうすることで、論理の繋がりがわかりやすい文章が書けただろうと自負しています。
接続詞を使うことで相手にとってわかりやすい文章になりますが、自分にとっても考えを整理するために役立ちます。なので、普段から接続詞を意識して話してみましょう。
これらのテクニックをすべて身に付けられれば、とりあえず就活の場では聞き手ファーストの話し方ができるようになると思います。
まとめ
個人的に「たくさん友達を作れるコミュ力」は生まれつきの部分が大きいと思いますが、就職活動や社会人生活で必要とされるコミュ力は技術的な側面が大きいので、後からでも十分身に付けられると思います。
この記事が内向型就活生が第一志望の企業から内定を得るための一助になることを願っています。
補足:内向型就活生におすすめの企業!
極度の内向型人間である私でも内定をいただけたサーバーワークスという企業があります! 皆さんご存知でしょうか?
私の体感でしかありませんが、サーバーワークスの面接では「ノリの良さ」よりも上述した「傾聴力・論理性・正確性」を優先しています(それにしては26卒同期はノリの良い人が多いですが……)。
なので、内向型就活生の方でもきちんと対策すれば内定が狙えると思います(私も内定いただけたので!)。

また、サーバーワークスには内向型でも働きやすい文化がたくさんあります!
内向型就活生の方はサーバーワークス4つの行動指針のひとつであるオーナーシップを目にしたときに、「自分から積極的に発言していくのは苦手だよぅ~」と委縮してしまったかもしれませんが、安心してください。大丈夫です。
サーバーワークスには、内向型でもオーナーシップを発揮しやすい文化があります!
代表的なところでは「失敗を叱責しない」「文面で否定しない」の2つがあります。
挑戦して失敗しても人に叱責されることはない、と考えると少しだけ不安が低減されますよね。
また、我々の世代は子供の頃からLINEやInstagramなどでのテキストコミュニケーションに触れてきたので、テキストコミュニケーションにおいて何らかのトラウマを抱えている方もいるのではないかと思います。
そういった方もご安心ください。サーバーワークスには「対面よりもテキストで否定したときのほうが、必要以上にきつく感じる」という共通理解があり、「文面でネガティブな感情を伝えない」というテキストコミュニケーションの原則が共有されています。
なので、テキストコミュニケーションで心を脅かされる機会は少ないと思います(私は今のところ一度もありません)。

内向型人間の仲間が社内に増えると私も嬉しいので、ぜひサーバーワークスへの入社を検討してみてください!