こんにちは。広報のたがみです。
本記事は、「今週のひとこと」のレポート第9回目です!
今週のひとこと とは?
サーバーワークスグループでは、毎週月曜日に行われる全社朝会の中で、弊社社長の大石による「今週のひとこと」というコーナーがあります。
その今週のひとことで取り上げられたトピックの中からいくつかピックアップしご紹介していくシリーズです。朝会で実際に話している動画も併せて掲載いたしますので、よろしければそちらもご確認ください!
今回は「行動指針が変わった時の話」についてです。
今週のひとこと 本編
新卒の採用面接では、結構学生さんから聞かれる質問がビジネスから離れた、ユニークなものが多いんです。
よくあるものだと「文系と理系は関係あるか?」や「はたらきやすさとは?」といったものですね。
そして、今回の本題となる質問がこちらです。
行動指針っていつから?
「行動指針は創業時から今のものだったのですか?それとも、変わってこうなったんですか?」
ハッとしました。いい質問だなと思いました。結論を言うと、最初は違って、実は2015年くらいまで別の指針を掲げていました。 以前の行動指針は「スピード」「仕組み化」「発信」「チームワーク」「チャレンジ」の5つでした。この5つが今どうなっているかというと、
「スピード」は「スピード」のまま、
「仕組み化」と「発信」は「成果」に
「チームワーク」は「オーナーシップ」に
「チャレンジ」は「顧客視点」に
言葉を変えています。
行動指針を変えることになった経緯を話すと、きっかけは「仕組み化」と「発信」が異質だったことです。この二つって、手段なんですよね。行動指針と言うからには、方向性やゴールのほうがいいよね、という話になったんです。
ではここからは、具体的にどうしてそれぞれが変化したのか、説明していきます。
「仕組み化」と「発信」は「成果」に
先ほども言いましたが、仕組み化と発信は手段です。
私たちはあくまで成果をあげるために仕組み化や発信を行います。目的は「成果をあげる」ことですので、目的に集中しよう!というところから「成果」という言葉に変わりました。
「チームワーク」は「オーナーシップ」に
サーバーワークスでは、一時チームワークを強調していました。すると、意外と他責思考になってしまい、各々が主体的に動こうという意識が弱まってしまったことがあったんです。
みなさん、聞いたことがあるかもしれませんが、山登りを一人でするのと二人でするのと、どちらが遭難しやすいか知っていますか?
実は、二人で登ったほうが遭難する確率が上がるんですね。お互い「相手がこの道を覚えてくれているだろう」というような、暗黙の甘えが出てしまうみたいです。この意識は、今回の行動指針の話にも通ずるものがありますよね。
自分ごとに捉える意識がベースにあって初めて、チームワークは機能するのではないか、という考えから、「オーナーシップ」という言葉に変わりました。
「チャレンジ」は「顧客視点」に
チャレンジ自体はとても大事です。ですが、チャレンジを目的にしてしまうと独りよがりになってしまいます。エンジニアリングの世界だと、新しい技術を使いたいという欲求が生まれることってよくあるんですよね。
でもそれが、目の前の課題解決やお客様のお困り事を解決できなければ、エンジニアの自己満足にしかならないんですよね。そういうことってチャレンジを目的化すると、起きてしまうんです。色んな技術、いいサービスが出てくる中で、それが本当にお客さんに使えるものなのか吟味して、それが本当にお客さんのもとに導入、活用していくことが、同じチャレンジでも絶対に大事だという想いがあります。
やりたいことは同じですが、チャレンジの先にお客さんがいることを忘れないために、「顧客視点」という言葉に変えました。
行動指針は方位磁針のようなもの
私が学生から行動指針について聞かれた時は、「ログポース」「方位磁針」などと表現します。方位磁針って、現在地によって指す向きが変わりますよね。それと同じように、これからも行動指針が状況に合わせて変わっていく可能性は十分にあります。実際、G-gen(サーバーワークスのグループ会社)には十数個行動指針があるのですが、多いから改良していこうか…という話が出ているみたいです。
このように学びを経ていきながら、アジャストしていく、その繰り返しが大事なんだと思います。
行動指針を大切にしながら、状況に合わせてみんなで良いチームを作っていきましょう!
2021年新卒入社