こんにちは。広報のたがみです。
本記事は、「今週のひとこと」のレポート第8回目です!
今週のひとこと とは?
サーバーワークスグループでは、毎週月曜日に行われる全社朝会の中で、弊社社長の大石による「今週のひとこと」というコーナーがあります。
その今週のひとことで取り上げられたトピックの中からいくつかピックアップしご紹介していくシリーズです。朝会で実際に話している動画も併せて掲載いたしますので、よろしければそちらもご確認ください!
今回は「ポジティブとネガティブ」についてです。
今週のひとこと 本編
先々週、ある方からこんなことを言われました。
「大石さんって、いつもポジティブですよね。」
この方はきっと良い意味で言ってくれたんじゃないかなと思って、好意的に捉えたのですが…
個人的には、「ポジティブシンキング」って言われることはすごく嬉しいという感覚ではないんですよね。
今回はこれがなぜなのか、皆さんに共有しようと思います。
考え方は使い分けが大事
ポジティブかネガティブか、というのは、私は一種のバイアスだと思っています。
そもそも「あの人はポジティブ」「あの人はネガティブ」と決めることは、自分で自分の考え方に囚われているとも言えます。
ポジティブもネガティブも、自分で意識して使い分けることが決定的に重要だと思っているんです。
ポジティブシンキングはいいことなのか?
ポジティブシンキングって一般的にはいいことと捉えられていますよね。
それはきっと、夢や希望、未来の目標を描く、ということがポジティブシンキングじゃないとできないからです。 人って、目標以上のことはできません。自分の将来は、自分の思い描いているもの以上にはならないのです。 自分の将来を楽観的に見て、大きな目標を設定できるのはポジティブシンキングの為せる業かなと思います。
さらに、ポジティブシンキングは課題や困難を乗り越えるパワーにもなります。 大きな夢があって、そこに向かって頑張るんだ!というときは目先の小さなことをかなぐり捨ててでも前に進む原動力になるんですね。
でも、いいところと悪いところは表裏一体、ポジティブシンキングにも悪いところはあるんです。
まず一つは、リスクを過小評価してしまうことです。
楽観的に考えるということは、細かいことには目をつぶる、ということでもあります。 ちなみに山での事故は楽観主義者に多いという情報もあるらしいですね。
二つ目は、似たようなことですが問題の本質を見過ごしてしまうということです。
本当は解決しないといけない、目先の小さなガンでも、取り除かないといけないじゃないですか。そういうことに目をつぶって、今は何ともないからいいやという思想になりがちなんですよね。
ネガティブなほうがいいのか?
では、ネガティブシンキングがいいのかというとそういうわけではないということはお分かりですよね。ネガティブシンキングは、成長のエネルギーを奪い取ってしまうところが良くないです。 呪い(マイナス)の言葉を吐くだけで、成長意欲を削いでしまいます。
そしてもう一つ、ネガティブシンキングの決定的な悪いところがあります。
それは、周りのモチベーションも下げてしまう、というところです。 自分一人で完結できるならまだよいですが、相手に対して「そんなのできないよ」「絶対にやめるべきだ」などという後ろ向きな言葉をかけてしまうと、周りの人もディモチベートしてしまうんですよね。
思考はどう使い分ける?
じゃあどうするの?という話ですが…
未来のことにはポジティブに向き合い、リスク管理が大切な目先のことや現実的な計画にはネガティブシンキングをうまく取り入れてみましょう。こうやって「時間軸」に応じて考え方を変えるのが良いと思うんですよね。
ちなみに、この考え方に関して、ある偉人がとても良い言葉を残しています。京セラの創業者、稲森和夫さんの言葉です。
「楽観的に構想し悲観的に計画し、楽観的に実行せよ」
未来のことは楽観的に、現実のことは悲観的に。時間軸に応じて自分のバイアスを入れ替えて考えていく。 とても良いなと思いますし、私も心がけています。
思考は入れ替えて使って行こう
繰り返しにはなりますが、ポジティブにもネガティブにも良い悪しはありません。
一般的には悪く捉えられがちなネガティブにも、決して悪いことばかりではなく、その考え方が物事を根本的に解決することもあります。だからと言って、ネガティブシンキングがチャレンジしないことの言い訳にはならないですね。 会社やチームで夢を描いて、みんなでそこに向かっていくというのは、ポジティブに、思考を入れ替えていくことが大事です。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。ぜひみなさんも実践してみてください。
2021年新卒入社