こんにちは。広報のたがみです。
本記事は、「今週のひとこと」のレポート第24回目です!
今週のひとこと とは?
サーバーワークスグループでは、毎週月曜日に行われる全社朝会の中で、弊社社長の大石による「今週のひとこと」というコーナーがあります。
その今週のひとことで取り上げられたトピックの中からいくつかピックアップしご紹介していくシリーズです。朝会で実際に話している動画も併せて掲載いたしますので、よろしければそちらもご確認ください!
今週のひとこと 本編
今期、サーバーワークスでは新任マネージャーを11名登用しました。
一度に11人の方が新しいマネージャーになるって、過去最高だったんですね。
サーバーワークスでは新任マネージャーの方をお迎えして、オリエンというのをやっているんですけれども、サーバーワークスのコンフルには実は「マネージャーへのメッセージ」ということで、ウェルカムの気持ちをお伝えするということと、12箇条のマネージャーガイドみたいなコンテンツがあるんです。
これは今まで、新しくマネージャーになる方に私が直接伝えいて、それはそれでもちろん今後も続けていこうと思っています。一方で私、これまでの朝会で「マネージャーの知識スキルはマネージャーじゃなくても必要ですよね」と言ってますよね。
それなのに私がマネージャーの方にしか伝えてないコンテンツがあるっていうのはなんとなくちぐはぐだなという風に思いまして、今日は時間の関係で全部お伝えできないんですが、一部「新任マネージャーの方にこんなことをお伝えしてるんですよ」ということを皆さんと共有させていただきたいなと思っております。
この12箇条、どんなコンテンツかというと…こんな感じなんですね。
- 期待が変わったことを理解すること
- 高い目標を設定すること
- 会社のリソースは借り物である、と認識すること
- 他のマネージャーを大切にすること
- メンバーの能力を引き出すこと
- 会社のビジョンと戦略を翻訳して、実行に移すこと
- 新聞を読むこと(情報ソースを複数持つこと)
- 判断の評価軸を明確にすること
- 自分の成果を見える化(レポート)すること
- 評価に真摯に取り組むこと
- 明るくて謙虚な姿勢を崩さないこと
- マネージャーという役割を楽しむこと
色々たくさんあるので、一部ちょっと抜粋お伝えします。
抜粋1. 期待が変わったことを理解すること
メンバーからマネージャーに変わるのってやっぱり期待値が変わるんですよね。
マネージャーになれる方というのは、やはり実務能力高いからマネージャーになるんですが、これが結構大きな罠だったりするんですね。
今まで個人の実務能力を期待されていたのに、これから突然「チームでパフォーマンス出してください」となってしまう。
今まで野球の選手だったのが、突然監督やってくださいみたいな。そういう感じになるんですね。
でもこの変化に気づいていただくってのはすごく大事で、その期待値が変わるってことをまず理解しましょうということを伝えてます。
抜粋2. 高い目標を設定すること
これ、めちゃくちゃ難しいんですね。
皆さんも、課長さんとかマネージャーやられてない方は、自分がマネージャーに任命されたところをちょっとイメージしていただきたいのですが、その時に高い目標を設定するって割と大変じゃないですか?
分からないことがたくさんある中で、目標を高めろと言われてもなんかちょっとうぐぬ…っってなっちゃうと思うんですけれども。これ、どうしても最初って、できることに絞った目標になっちゃうんですよね。
でもこれって、課長さん自身もいろんなチャレンジできないですし、何よりメンバーのチャレンジも阻害することになってしまいます。
私が伝えているのは、高めにチャレンジして未達でもいいですよということです。
メンバーもマネージャーもみんな成長できたっていう方がいいですよ、ということをよく言っています。
ちょっと細かい例ですが、10%成長の目標110%達成するっていうちっちゃい目標だってクリアしましたと言うよりも、30%成長の目標が95%で未達だった、という方が、実は成長の度合としては高いわけです。その方が、マネージャーとして優秀ですよねということを言ったりしてます。
抜粋3. 会社のリソースは借り物である、と認識すること
どういうことかと言うと、特に新任のマネージャーさんってメンバーをめちゃくちゃ大事にするんです。
これ、いいことなんです。いいことなんですが、それが守る方向に行ったり、ガラパゴス化しちゃうことって大いにあるんですよね。
これって私たちみたいなプロジェクトの仕事をやっていると”あるある”だと思うんですけれども、せっかく自分が育てたメンバーを取られたとか、逆に誰か人を押し付けられたとか、そういう感情が湧き上がってきたら要注意ですよと言っています。
自分の所有物に対して、何か奪われたとかですね、なんか自分がコスト負担しなきゃいけないところを押し付けられたみたいな、そういう感情があると危険ですよねと。
あくまでこのリソースって半年とか1年間とか非常にテンポラリーなものなので、限られたものでいつどんな場合でも、現状のリソースでベストを尽くすことに集中しようという話をしています。
抜粋5. メンバーの能力を引き出すこと
これも難しいんですが…
メンバーをコントロールするんじゃなくて、どういう能力があって、どう引き出すとチームのパフォーマンスが良くなるのか?成長を促すことができるのか?それを考えようという話をしています。
これを実現するために、私たちはMVP推薦ということをしていて、行動指針に合致した行動をMVPとして推薦してくださいということを私からお願いしています。
それは、この「メンバーの能力を引き出す」を実現するためなんですね。
例えば、メンバーが良い行動をしていたのに推薦していないという場合。この場合は課長さんが良い行動を見つけられていないか、見ていないか、もしくはその推薦を怠っているかのどれかですね。この課長さんが問題だという話になりますよね。
逆に良い行動ができてない場合は、それはやっぱり課長さんとしていいところを引き出してあげたりとかですね。「こうすると良い行動できるようになると思いますよ」とサポートしてあげる必要があるわけです。
どちらにしてもこの課長さんのトレーニングになるよね、ということでこのMVP推薦はやっています。
抜粋12. マネージャーという役割を楽しむこと
1番重要なのがこれですね。「楽しもう」。
私たちの場合は、仕事の肩書きが「課長」とか「部長」とか付いている=偉いというわけじゃないんですが、やっぱり役割としてはすごく大事です。
この会社という舞台を成功させるためにみんながそれを演じ切ろうという話をしているわけです。
先日のキックオフで、最後に羽柴さんが「所詮、仕事」という表現をして、みんなが「えっ、羽柴さんそんなこと言っていいんですか?」みたいな感じでちょっと笑ってたエピソードがあったと思うんですけれども、私はすごくあの感覚が大事だと思っています。
なぜ「所詮、仕事」って表現してるかというと、これはですね……命取られないんですよね。失敗しても。命取られないからチャレンジもできるし、思いきりやれるんですよね。
なので、本当にいろんな失敗して欲しいな、いろんなチャレンジして欲しいなと思います。課長になるっていうことも人生のチャレンジですし、それによって皆さんのキャリアが開かれることってあると思うんですね。
失敗しても本当に命取られない。それってすごく、この仕事という面で大事だなと。
その精神を羽柴さんは「所詮、仕事」と表現したと思うんですけれども、だからこそいろんなことやってこうよということなんですよね。
今日は時間の関係で本当に一部しかお話しできませんでしたが、こういうのを見てマネージャー目指したいなという方が増えれば私も嬉しいですし、増えるんじゃないかと思います。
これからも、こういう話だけじゃなく、マネージャーの研修もやっていきます。 是非皆さんのマネージャー像を理解する手助けになればなと思っております!