今週のひとことアーカイブ #16「”叱責しない” の本当の意味」

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こんにちは。広報のたがみです。

本記事は、「今週のひとこと」のレポート第16回目です!

今週のひとこと とは?

サーバーワークスグループでは、毎週月曜日に行われる全社朝会の中で、弊社社長の大石による「今週のひとこと」というコーナーがあります。

その今週のひとことで取り上げられたトピックの中からいくつかピックアップしご紹介していくシリーズです。朝会で実際に話している動画も併せて掲載いたしますので、よろしければそちらもご確認ください!

今回取り上げた朝会では、生産性・業務の質向上を目的に定められたサーバーワークスの社内ルールのひとつ「失敗は叱責しない」をテーマに扱ったお話をしています。

大石さんがこの社内ルールについて触れているインタビュー記事もありますので、ご覧ください。 business.nikkei.com

今週のひとこと 本編

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※途中、社内情報が出てくる部分をカットしています。

会社として、私は「失敗は叱責しない」と言っています。 これ、大事なのは「失敗は」の部分なんです。

叱責しないのは失敗だけ

普段の仕事やプロジェクト、ブログ執筆、サバラボ、対外的な発表などなど……通常の業務や新しいことへのチャレンジに取り組んだ結果、失敗しちゃったという時は叱責しないよ、と言っているんです。

一方で、怠慢やルール違反、指示命令違反、コンプラ違反……こういったものについてはなどについては叱責も有り得ます。マネージャーの皆さんにはむしろしてください、はっきり伝えています。
実際、就業規則には「けん責することもある」と明記しています。

失敗を叱責しないのは失敗の隠ぺいをなくし、気持ちよく仕事に取り組める、チャレンジできるようにするためです。 仮に失敗があったときに、改善スピードを上げるための手段なんですね。

これを踏まえて、叱責、修正の仕方にもポイントがあります。何か業務上に問題があって修正しようという場合は、直す順序があります。

失敗を修正するためのアプローチ

まずは、その仕事そのものを無くしてしまおう、ということです。

無くなればベストですが、それは難しいことが多いので、自動化、仕組み化します。それもうまくはまらない場合は仕事を増やさずに注意が向くようにします。
例えばチェックリストを作るのは最悪です。チェックリストを作る仕事も増えてしまいますし、仕事も増えればエラーの量も増えてしまうと思います。
通知をバンバン出すのも注意が必要です。通知が多ければ多いほど注意って散漫になってしまいますよね。取りこぼしが発生してしまう場合もあると思います。

ただ、プロジェクトの場合は特有の難しさがあります。特に受注時はそうですよね。
チェック項目を増やすと時間がかかりスピードが失われます。
事前の採算を重視しすぎると価格が上がり、受注角度が低くなってしまいます。
さらに、プロセスが増えすぎると営業の負担がかかり意欲が失われてしまう…

こういうジレンマってどうしてもあるんですよね。

私からは、プロジェクト受注時のフロー修正について、

  • スピードが失われないよう、適切な頻度でのチェックを
  • 受注角度が低くならないようにコストと品質のバランスがとれる提案を
  • 何より現場の営業・エンジニアが「やるぞ」と思えるような適切なチェックと背中を押すフローの構築を!

これらをともにやっていくべく、お願いしています。

まとめ

「失敗は叱責しない」これは今後もグループ全体で続けていく原則です。
そして「失敗を叱責しない」のはあくまでスピードをあげるための手段です。「怒られないから何をしてもよい」「全く怒らない」のとは根本的に異なります。
そして、失敗を叱責しないからには、修正が大切です。修正にもアプローチ方法があります。「本質的にバランス良く成長できるような」適切なアプローチで適切な修正を行って、失敗から学べる良いチームを作っていきましょう!