こんにちは!新卒採用担当の猪井です。
弊社の会社説明会の企画「先輩社員に聞いてみよう」のコーナーに登壇しているサーバーワークス社員の説明会内ではお伝えしきれない、「どんな経験をしてきて、サーバーワークスに入社をしたのか」「新卒でサーバーワークスに入社して、どんなことをしているのか?」そんな部分に焦点を当てながら紹介していく記事です。
今回は、2023年入社 エンタープライズクラウド部の手嶋さんにお話を伺いました!
学生時代について
ー 学生時代はどんなことを学んでいたのですか?
もともとパソコンに触れることが好きで、高校の授業の一環でウェブサイト制作をする中でITに興味を持ち、4年制の専門学校へ進学しました。1年次は授業で基本情報技術者試験の資格取得を目指した勉強に取り組みながらITについて幅広く学び、その中でもインフラに面白みを感じたため2年次にはインフラを専攻しました。
ー なぜインフラに興味を持ったのですか?
ITの基盤技術を支える、縁の下の力持ちのような部分に魅力を感じていました。また、プログラミングはある程度独学で学習が可能ですが、インフラは独学では難しい部分も多く、実習の器材など学校の環境をフルに活用して学ぶことができると思い専攻しました。
就職活動について
ー 就活の軸は何でしたか?
エンジニアとしてインフラ領域に関わること、直接お客様とコミュニケーションが取れること、この2つを軸にしていました。
ー 1つ目の、インフラ領域に関わりたいと思った理由について教えてください
インフラを学ぶまではあまりイメージが付いていなかったのですが、専門学校で理解を深めていく中で、純粋にインフラが好きになりました。
一般的には、システム開発とインフラ構築はそれぞれの専任者に分担されるケースが多いので、プログラムもインフラもどちらもできるとエンジニアとしての優位性が非常に高いと感じました。
ー 2つ目の、お客様と直接コミュニケーションが取れることにこだわった理由についても教えてください
AIが進化していくことで、今後AIによって人間の仕事が奪われる時代が来ると思いました。そのためコードを書くだけのエンジニアではなく、お客様とコミュニケーションを取ることを重要視しなければ生き残っていけないと感じたため、コミュニケーション力 × 技術力 どちらも兼ね備えたエンジニアを目指そうと思いました。
ー サーバーワークスはどのように知りましたか?
サーバーワークスは就活エージェントに紹介してもらいました。就活当初は自分で企業を調べていて、インフラ関連の企業数は多かったものの、希望条件を満たした入社したいと思える企業になかなか出会えていませんでした。その理由として、インフラエンジニアの「24時間365日 システムを管理する」という業務の特徴から3交代制勤務形態(*1)の企業が多く、夜勤を避けて労働環境にこだわった検索だとマッチする企業数が極端に減ってしまいました。自身の情報収集だけでは限界を感じたため、新卒エージェントに登録をし、サーバーワークスを紹介してもらいました!
ー なぜサーバーワークスに入社を決めたのですか?
理由はいくつかありますが、軸であるコミュニケーション × 技術力を兼ね備えたエンジニアを目指すことができる環境はもちろん、将来のエンジニアのキャリアに幅広い選択肢があると感じたためです。サーバーワークスは、AWSの導入・移行・さらなる有効活用はもちろんのこと、自社サービスの企画開発やアプリケーションの受託開発を担当する部署や、自社内のITインフラ活用や運用を担当するコーポレートエンジニアの部署があったり、エンジニアとして幅広い選択肢のある環境がとても魅力でした!
ー よければ、他に決め手となった点もぜひ教えてください!
労働環境で気にしていた夜勤が無いことはもちろん、上場企業で財務状況を公開していてクリアであった点も安心感につながりました。また、サーバーワークスの文化としてエンジニアブログなどでアウトプットを積極的に行っている点や、活発に社内で情報共有が行われていたりと、技術を広く学べる風土が非常に魅力的でしたね。HPやさまざまなコンテンツに載っている情報と、実際の社員さんと会って聞いた内容・雰囲気が一貫していたことも、決め手となりました!
現在の仕事内容について
ー どのような部署に所属されているのですか?
エンタープライズクラウド部 クラウドリライアビリティ課に所属しています。主に大手のお客様を顧客とする部署で、お客様に専属でAWSの導入提案や、構築・運用、社内でのAWS利用促進などのサポートをしています。
ー なぜこの部署を選んだのですか?
規模の大きいお客様の案件を取り扱いながら、長期的にお客様と関われる部署を希望していたからです。大手企業だと、トランジットゲートウェイ(*2)があったり、サブネット(*3)など、専門学校で学んだネットワークの知識が活かせると思いました。また、コミュニケーション力を伸ばしていくためには、長い期間を通して定期的にお客様と話す機会があるほうが良いと感じたからです。
ー 手嶋さんが携わっているプロジェクトについて教えてください!
ある大手のお客様1社を担当する10名のチームに所属しています。
チーム全体の役割としては、AWSサービスの導入提案(プリセールス)、AWSリソース設計、構築、お客様の要望によってはハンズオン(実際にお客様と一緒に、操作や実践をして学んでいただく方法)まで行います。
インシデント発生時の対応フローの提案なども関わっているので技術的な領域から、ガバナンス、セキュリティの領域まで幅広くサポートしています。
プロジェクトの期間はさまざまで、すでにお客様の中で構想が固まっている場合は1~2カ月で実現するものもあれば、構想段階から携わる場合は半年ほどかけて行うものもあります。
ー その中でも手嶋さんはどのような業務を担当していますか?
お客様のプロジェクトが複数同時並行で進行しており、私も現在2~3件のプロジェクトに関わっています。専門学校でITを学んだ経験がアドバンテージとなり、資料を読み込んで自走することに慣れているおかげで、ありがたいことに幅広い業務を任せていただいています。
ー 仕事のやりがいは何ですか?
これまで中規模案件のプロジェクトを3つ遂行したのですが、やはり案件を完走した時にやりがいを感じます。お客様へ提案した際に反応が良かった時や、お褒めの言葉を頂いた時も嬉しいですね。エンタープライズクラウド部の特徴として、案件規模が大きいことや、お客様の担当者がプロジェクトリーダーや役職者だったりするので、そういった方々と関われることも仕事のやりがいです!
ー 仕事で意識している点やモットーはありますか?
サーバーワークスの行動指針の1つでもある「顧客視点」を大切にしています。お客様がどんな組織でどういった仕事をしているのかを、しっかりと理解・把握した上でサービスを提案することを意識しています。
仕事のモットーは、楽しむことですね!もし業務の中で退屈だと感じることがあれば、自動化・効率化する意識を持って改善に努めています。
1日の流れは以下のようになっています。
時間 | 内容 |
---|---|
10:00 | 勤務開始 |
10:30 | 顧客定例 + アフターミーティング |
11:30 | 顧客定例報告レポート作成 |
12:30 | チーム昼定例 |
13:00 | 昼休憩 |
14:00 | 週次 AWS アップデート情報チェック & ピックアップ |
15:00 | 案件作業立ち合い |
15:30 | 案件タスク |
18:00 | チーム夕会 |
19:00 | 退勤 |
サーバーワークスで働いてみて
ー 実際に働く中で、学生時代の学びが活きていることはありますか?
学生時代にネットワークの原理原則を学んだ経験は、入社直後から現在に至るまで大きなアドバンテージとなっています。また、独学でPythonやJavaScriptなどのプログラミング言語を学んでいたことも、業務でPythonを使ったコードを書く際に非常に役立っています。
さらに、興味を持ったことや疑問に思ったことを徹底的に調べる習慣も、日々の業務に大いに活かされています。
ー サーバーワークスに入社して、改めて感じたことはありますか?
入社前に想像していたよりも、業務における自由度が高いと感じました。自分がやるべきことができていれば、どこまで検証するかなどは完全に委ねられており、若手のうちから裁量権を持って働くことが可能です。
入社前にも魅力に感じていましたが、社内で頻繁に情報共有が行われているため成長しやすい環境が整っていると改めて実感しています。
ー 手嶋さんが、サーバーワークスの魅力に感じる点を教えてください
まずは、入社後1年間を通して行った新卒採用社員向けの研修制度です。
OJT研修では、興味のある部署をいくつか回り、業務を見学・体験することで自社業務への理解が深まりました。決まった業務をこなすだけでなく、OJT期間中にも私の技術力に合わせて、先輩からやりがいのある実務を任せていただく機会もありました。この経験を通してエンジニアとしての実務イメージがより明確になり、自信を持って現在の部署を希望することができました。
もう1点は、技術習得や成長のためのサポート体制・後押しが大きいことです。
AWS認定資格取得の受験料を会社が全額負担してくれるほか、業務に関するそのほかの技術資格についても受験料の一部負担や合格支援金を支給してもらえるため、資格取得に挑戦しやすい環境が整っています。この制度を積極的に活用し、今後も意欲的に資格取得に挑戦していきたいと考えています。
また、私自身クライアントワークとは別に、AWSが主催する若手限定のハッカソン「ANGEL Dojo」に参加していました。チーム内で業務の稼働時間を調整してもらい、週2日「ANGEL Dojo」のための時間を確保しました。就業時間の中で挑戦できる環境があり、本当にありがたいと感じました。
こちらのブログもぜひご覧ください!
▼新入社員研修制度
▼ANGEL Dojoの活動報告
ー これからの目標を教えてください!
「セキュリティ」と「自動化」の分野を自身の専門分野として深め、これからのキャリアの柱にしていきたいと考えています!
また、将来的には顧客の経営陣とコミュニケーションが取れるエンジニアになっていきたいと考えているので、引き続きコミュニケーション力の向上を目標として頑張っていきたいと思います!
さいごに(就活生へメッセージ)
就職活動では、自分の興味や情熱を大切にしてください!
就活中は、慣れない面接やエントリーシートの準備などで、たくさんの大変な思いをされているかもしれません。でも、その経験は必ずあなたを強くし、新しい一歩を踏み出す力になります。
私自身、幼い頃からのパソコンへの興味がきっかけでエンジニアの道を選びました。サーバーワークスの面接では、そんな私の想いや個性を真摯に受け止めてくれました。面接官の方々は、あなたの自分らしさを大切にしながら、お話を聞いてくれるはずです。
サーバーワークスでは、自ら手を挙げて挑戦することで、多くの成長の機会が得られます。 ぜひ、皆さんの情熱を持って、私たちと一緒に新たな価値を創造していきましょう。お会いできる日を楽しみにしています!
*1:1日24時間を8時間ずつ、朝・昼・夜3つの時間帯に分け、定期的に交代しながら働く勤務形態
*2:トランジットゲートウェイ:仮想プライベートクラウド(VPC)とオンプレミスネットワークを相互接続するために使用されるネットワークの中継ハブのこと
*3:サブネット:大規模なネットワーク内の小さなネットワーク(IPネットワークを論理的に細分化したもの