どうも、アプリケーションサービス部の落合です。
サーバーワークスに中途入社をして1年が経過しました。この1年、様々なことに取り組みをさせていただきましたので、その取り組みの紹介をさせていただきます。 「こんな中途社員もいるんだなあ」とこの記事を読んだ方の参考になれば幸いです。
トレーナーになるために
私は新卒でSIerの会社に就職し、約5年程SEとして活動し転職活動を行った者です。
中途入社を経て LX課 に所属し、はじめはトレーナーになるためのOJTを受けました。
(なお、現在は 中途エンジニアのトレーニングカリキュラムもあります)
OJTでは、研修講師養成講座を始めとした外部研修や実際のトレーニングのサポートを通して、『成人学習』について、わかりやすく説明する技術などの経験を積みます。
中でも、効果的・効率的・魅力的な研修を設計するための、教材設計のよりどころとなる教育工学のアプローチ「インストラクショナルデザイン」は面白いです。
私自身は中学・高等学校教諭一種免許を保持していますが、「子供の学習」と「成人の学習」は異なるため、新たな学びや難しさがそこにはあります。
トレーナーとしての技術に磨きをかけるために
OJT期間を終えた後は、実際のトレーニングや、トレーニング以外ではエンジニアとしての現場業務にも携わりました。
トレーニングは、AWSトレーニングや内製化支援、また新卒研修のサポートなどがありました。
エンジニアとしての現場業務とは、サーバーレス開発や AWS のインフラ構築、お客様からのAWSに関する質問に回答するサポート業務など、実際の現場での活躍です。サーバーワークスのトレーナーはトレーナーであると同時に、現役エンジニアなのです。
私のエンジニアとしての1年間の活動の流れは次のとおりです。
AWSインフラ構築
私は、入社1ヶ月後から半年間ほどクラウドインテグレーション部に兼務する形でAWSのインフラ構築に携わりました。プロジェクトを通して、設計・開発だけではなくPMも担当します。
トレーニングと合わせると半年間で10プロジェクト程取り組みました。
社内営業向けAWS認定資格取得サポート
また、同じ入社後半年間のうち3ヶ月間ほど社内の営業担当者向けに、AWS認定資格取得を目的とした学習サポートを行いました。
これは、定期的な講義をするというトレーニングではなく、個人の最適な学習スタイルに合わせた 1 on 1 形式のサポートです。
多い人で週に2回ほど1時間程度の会を設けて、質疑応答やハンズオンを実施する内容でAWS基礎・IT基礎について取り扱いました。結果は、5名中4名が合格となりました!🎉
サーバーワークスマイスターズポータルのバックエンド開発
半年が経った後からは、トレーニング案件と平行してアプリケーション開発に携わりました。AWS運用代行サービスで提供しているマイスターズポータルの開発です。
まずはバックエンドからということで、Python ・FastAPI ・PostgreSQL を中心とした API開発のコーディングをしました。
フロントエンドとバックエンドは同じチームなので、距離も近くデータ連携などの調整がスムーズで開発にスピード感があります。
LX課で提供している「内製化支援」における、チーム開発のノウハウに磨きがかかりました。
Udemy「サーバーレス編」の制作
トレーニング案件と平行して、もう1つ実施していたのが Udemy動画のサーバーレス編の制作です。
当コンテンツは、「【AWS初心者向け】手を動かして身につける!実戦で役立つAWSサービスの基礎とアーキテクチャ(SAAレベル)」に基礎編に続く 追加コンテンツ です。
(まもなくリリースとなります!既に購入済の方は追加費用無くサーバーレス編の学習が可能ですので、ぜひご覧ください!)
サーバーレス編では、AWS Lambda や Amazon API Gateway といったサーバーレスアーキテクチャの中核となる AWSのサービスを組み合わせて、Webアプリケーションを作成します。
実際に作成するWebアプリケーションのフロントエンド開発は内容に含まれないため学習者は事前に用意されたソースコードを利用します。なので制作側としては、動画作成の他にソースコードの準備として、 Vue.jsを中心としたフロントエンド開発を行いました。
これから
ということでざっくりとですがこの1年間、トレーニング業務と平行して AWSのインフラ構築やアプリケーションのフロント・バックエンド開発の経験を通してトレーナー技術に磨きをかけるために、様々な活動をさせていただきました。
サーバーワークスでは、このようにエンジニアとしての経験はもちろんのことトレーナーとしての経験やそれ以外も含めてやりたいことにチャレンジさせてくれる会社です。
個人的にはすごくわがままばかり言って、迷惑をかけてきたなという印象が強いです。が、「そんなことよりもやりたいことをやってほしい」と言ってくれる人がたくさんいる温かい会社だなと振り返りを行って改めて感じました。
1年が経過した後のこれからは、さらにわがままを言ってDS(ディベロップメントサービス)課で活動していきます。引き続き頑張ります!
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