【シリーズ第5弾】リモート de 長野に!暮らそう

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こんにちは。広報のたがみです。

今回は「リモート de ○○に!暮らそう」シリーズ…通称「リモクラ」をお送りします!

サーバーワークスには、社員一人一人に適した働き方を実現し、生産性を高めることでお客様への提供価値を最大化することを目的とした「クラウドワークスタイル」にという制度が存在します。

弊社は東京・大阪・福岡・仙台にオフィスを構えていますが、この制度によって各オフィスから遠く離れた場所に住んでいる方もリモートワークを選択し、働くことができています。

▽クラウドワークスタイルについては採用サイトにも詳しく書かれていますので、気になる方はご覧ください。 www.serverworks.co.jp

「リモクラ」はそんなサーバーワークスだからできるシリーズ記事です。「リモクラ」を通じて様々な地域に暮らすメンバーとお話ししながら、その地域の良いところを聞いて日本の知られざる魅力を発見するとともに、読んでくださっているみなさんのリモートワークに対するイメージを広げていければと思っています!

今回お話を伺ったのは、コーポレートエンジニアリング部プロセスエンジニアリング課の山下さんです!

山下さんは、普段は青森県に住まれているのですが、なんと今年の夏は長野で1か月間のワーケーションをしながら趣味の登山を謳歌していたそうです。
長野ではどんな生活を送っていたのか?ワーケーションのリアルや、普段の働き方についてもお話を伺いました。

平日仕事、休日登山。1ヶ月の長野暮らし

ー 今回1ヶ月も長野でワーケーションをされたということで、経緯をお聞きしたいです。

昨年サーバーワークスに入社してから、制度としてワーケーションができることを知りました*1
入社間もなく私の所属部署にOJT研修で新卒の方が回ってきたのですが、その人が海外でワーケーションされていて、すごいなと。制度が実際に活用されているのを目の当たりにし、ワーケーションへの現実味が出てきて、「長野とか行って山登れたらいいな」と思い今回実行してみました。

長野は以前2回ほど行ったことはあるのですが、普段住んでいる青森と行き来するとなると遠いです。
また、山によっては一回登るだけでも2泊3日かかったりするので、移動時間含めると5日くらい使うことになるんですよね。なので、それならもう一旦住んで、その場から行けたらいいなと思って長野を選びました。

ー 長野での生活を詳しく教えてください。

今回は長野県の松本市にマンスリーマンションを借りて生活していました。

平日はいつも通り仕事をしていました。借りていたマンスリーマンションが松本城の近くにあったので、朝や仕事終わりに松本城までジョギングすることもありました。
休日は基本的にほぼ登山をしていました。観光も少しして、松本城や四柱神社に行ったり、美術館などを回ったりしました。天気が悪い日があればもうちょっと観光をしようかなと考えていたのですが、運よく全部天気が良かったので本当に登山ばかりしていて…最高の登山月間でしたね(笑)

観光で訪れた松本城

長野県は、日本アルプスに囲まれた場所なので自然が豊かで景色がとても良いです。また、ワサビ栽培でも有名なだけあって水がきれいで豊富で、街中に湧き水が飲める場所がたくさんあったのが印象的でした。

ー 記憶に残った山はありますか?

今回のワーケーション期間では、全部で5つの山に登りました。どの山も景色は最高で良かったのですが、中でも穂高岳ですかね。

上高地という有名な観光地が近い山で、だいぶ有名な山なので一度登ってみたいと思っていたので行けて良かったです。結構時間はかかるのですが、登山家の憧れみたいな山だと思います。足を滑らすともうアウトなところがあったり(⁉)とか、ドキドキするところもあるのですがそういう非日常感みたいなのを味わいたいのでとても良かったです。

この山は1日目上高地から登って、途中の山小屋に一泊、2日目で山頂に行って戻ってきてもう一泊、最後3日目に下山するという行程だったのですが、事前に山小屋が予約できなかったのでその周辺のキャンプ場で泊まることにして、テントを背負って行ったんです。
普通のキャンプ場って地面が芝生とかだったりするじゃないですか。でもこういった山のキャンプ場って、地面に石や岩がゴロゴロしていたりするんです。なので寝る時にマットとかがないと痛くて寝れないんですけど、それを忘れてしまって。
硬いところにリュックを敷いたりして、どうにか寝て乗り越えたんです。それが結構大変だったという思い出がありますね。

道中のキャンプ場の様子。これはたしかにごつごつしていますね…

登頂記念の一枚!

”プチ引っ越し”がもたらした良い影響

ー ワーケーションをしてみて、どうでしたか?何か心境の変化などはあったでしょうか?

まず、週末に登山が待っていると思うとそれがモチベーションになって仕事を頑張れる、みたいなことはあります。

加えて、普段と違う環境で仕事をすると新鮮味が生まれ、同じ作業でもいい意味で緊張感をもって臨めました。
今回のように1ヶ月のワーケーションとなると旅行と言うよりは割と生活するという感じになるんです。なので、プチ引っ越しみたいな感覚で新生活感を味わえたんですよね。
平日は普段通りリモートワークしているのと同じですし、やっている仕事内容もワーケーション関係なくこれまで通りですが、知らない土地で新しい生活のような環境で仕事をできて、面白かったですね。非常にモチベーションは上がりました。

また、ずっと山に登っていたのもあると思うのですが地元(青森)の山にもう一度登りたいなという思いがこみ上げることもありました。たった1ヶ月ではありますがなんだか懐かしくなりましたね。これ、ホームシックみたいなことなんでしょうか。

あとは、一応ワーケーションなので頭は半分観光になってるんですよね。観光地に行くとどうしても財布の紐が緩むので、お土産買ったり、美味しいものを食べたりしたいんです。普通の観光だったらそれが1日2日とかなんですけど、今回は1ヶ月続いたので…お財布からどんどんお金が…!(笑)
お土産とか、山に登るたびにそこでしか手に入らないタオルとか、長野のおいしいご飯とか…結構使いました。計画的に使わないとすっからかんになっちゃいますね。

長野といえば信州そば

長野はうなぎもおいしいそうです。観光荘のうなぎ

ー ワーケーションを1か月実施するにあたって準備はどれくらいしましたか?

意外と準備はそんなにかけていないです。マンスリーマンションは全部ネットで契約して、鍵もナンバーキーでしたし、賃貸で家を探すときのような内見とかもなくて、契約後そのまま「○日から入れます」みたいな感じでした。
道具とかも、基本マンスリーマンションで家財道具は大体揃っているので、あんまり気にしませんでしたね。着替えや登山道具を持って、足りないものは現地調達しようという勢いで行ったので、準備に時間はかけてはいないですし、かかりませんでした。
こういうことするの初めてだったので色々調べはしたんですけどね。ただ結局それを始めたのも1ヶ月ぐらい前なのですごく入念にしたっていう感じではないですね。そのせいで契約が遅くなってちょっと高くついちゃったり、現地調達するものが多くなったりとかしてお金かかったかもという感じはします(笑)

ですが今後は、仕事の環境面については準備段階からもう少し気を付けようと思いましたね。
まずネット環境です。今回100GB使える場所を選んだのですが、足りるかなと思ったら全く足りませんでした…。今回はレンタルのモバイルWi-Fiで乗り切りましたが、ネットが使えなくなるともう仕事が出来なくなってしまうので、ワーケーションとしては致命的です。それを踏まえて、今後は必ず、ネットの制限が無いところを利用しようと思いました。
次に、設備です。ディスプレイや机など、いつも自室で使っている物がないのはやはり少し不便に感じました、例えば以下のような注意点がありました。

  • 机が狭い(ビジネスホテルに置いてあるような小さい机だった) → 追加の折り畳みの机があると良かったです。
  • 普通サイズのディスプレイがほしい → モバイルディスプレイを持っていきましたが、少々小さかったです。
  • 椅子が固い(オフィスチェアでない) → 私は耐えれましたが、腰が悪い人や椅子にこだわりがある人は注意が必要です。

この辺りは気づくことが多く、事前にもっと細かく調べたりしておけば快適な環境が作れたんじゃないかなと思っています。

待ち時間をなくす、リモートワークの働き方

山下さんはサーバーワークスに入社されるまで出社メインの働き方をされていたということで、今回はワーケーションという働き方についてメインでお聞きしていましたが、普段のリモートワークについてもお話を伺いました。

ー リモートワークで働き方や仕事の進め方のカルチャーショックなどはありましたか?

リモートワーク自体は昨年入社してから続いていますが、出勤に時間を消費しないのが非常にありがたく思います。普段は青森に住んでいるので、特に道路が凍る冬に車通勤が無いのはうれしいです。
また、リモートだと基本的にテキストでのコミュニケーションなので、すべて言語しないと情報や伝えたいことが漏れてしまいますよね。テキストにしづらいニュアンスみたいなのは実際に話した方が伝わりやすいですし、こちらも読み取りづらいです。そういう面でコミュニケーションコストはやはり少し高いのかな、とは思いますが、そういう時は図解したり、口頭で話したりします。

他には、働き方だけでなく前職の職種も関係しているかもしれませんが、対面でのコミュニケーションがメインだった頃は、相手と話しながら一つのタスクに集中して進めることが多かったんです。でも、今のようにテキストベースだと、非同期のコミュニケーションになります。質問を投げた後に「待ち」になることが結構多く、マルチタスクになることが割と増えたとは感じますね。いろんなところから話が来て、それぞれに対応する必要があるんです。
なので、チャットで対応してボールを相手に預けたら、そのタスクは一旦”ペンディング(保留)”ということにして、すぐに別のタスクに切り替えています。

環境を変えれば、日常が変わる

ー 現在の働き方と暮らしを、今後も続けていきたいと思いますか?今後の暮らし方など現時点で考えていることがあればお聞かせください。

リモートワークもワーケーションもとても良い働き方だなと感じています。

ワーケーションは普通であれば長期の休みを取らなければいけない場所やできない体験を働きながらできますので、ぜひ利用してみると良いと思います。金銭面の問題もあるので、1年に何度も何度も…というのは難しいなと思いつつ、チャンスがあればどんどんやりたいですね。というのも、やると生活環境に変化が生まれるので、すごく刺激になります。普段夜についついだらだらしてしまうところを、勉強もしてみるとか、そういうのもありますよね。 マンネリ化防止のような側面もあるので自分にとってはとても良い影響だなと感じます。

今後は登山であればまた長野に行くのも良いなと思いますし、登山のほかに釣りも趣味なので、北海道や四国の海に囲まれてワーケーションするのもありだな、とも考えています!
ちなみに、私の場合はワーケーション中はお財布のひもが緩みがちで無駄遣いが多くなってしまいましたのでお金は計画的に利用しましょう😊

あとがき

今回の「リモクラ」は、少し趣向を変えて、その土地に暮らす方ではなく、ワーケーションで滞在された山下さんにお話を伺うイレギュラー編をお送りしました。

私自身、これまで積極的にワーケーションをした経験はありませんでしたが、「環境を変えることが生活のマンネリ化を防ぐ」というお話は、出張の際などに感じる感覚と重なり、共感しました。
また、「ワーケーションは長くても1週間くらい」という固定観念があり、観光も中途半端になってしまうのでは…と思っていましたが、やり方次第で1ヶ月という長期滞在も可能なのだと知り、働き方の選択肢が大きく広がったように感じます。今回の山下さんのお話は、ワーケーションという働き方を、より身近で魅力的なものとして感じさせてくれる貴重な機会となりました。

これからもいろんな地域のメンバーを紹介していきますのでお楽しみに~!


ちなみに、本シリーズは2年前に2023年新卒の方が1年目の研修期間、広報でOJTをしていた際に書いてくださっていた記事が発祥です。

今回、第5弾として記事を継承し書いております!ぜひ過去回もこちらからご覧ください。 sabawaku.serverworks.co.jp

*1:クラウドワークスタイルとして働く場所を選べる中で、ワーケーションも一つの方法として認められている

田上(執筆記事の一覧)

2021年新卒入社