1年目で採用業務!?新卒が新卒採用課で業務体験してみた【OJTレポート】

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こんにちは!2025年に新卒としてサーバーワークスへ入社し、現在OJT研修中のしょうじです。今回、入社して5か月ほどの私が、サーバーワークスの新卒採用・育成業務を担う「採用育成部新卒採用課」にて、約1ヵ月半OJT体験をしてみた感想・学びを記していこうと思います。

※OJTとは ”On-the-Job Training”の略で、実務を通じて業務上の知識・スキルを習得するトレーニングのことです。サーバーワークスでは1年目の研修として、いくつかの部署でOJTを行います。

OJTの目的・目標

新卒採用課OJTの目的は以下です。

1.サーバーワークスで求められる人物像を理解する(会社視点)

2.サーバーワークスで活躍している人たちはどんな人なのかを言語化できるようになる

3.部をまたいで業務を依頼することを経験する

4.社外の人にサーバーワークスの魅力や働くメリットを伝えることの必要性・重要性を学ぶ

新卒採用業務に携わることを通して、「会社の視点」を身につけ、これから働く中でその視点を役立てていくこと。また、様々な人と業務をすることで何かしらの学びを拾うことを目的としています。

現在よりさらに多くの人と協働しながら業務を行う中でどんな学びが生まれるのだろうかと、とても楽しみでした!

また、自分が経験したばかりの新卒採用の裏では何が行われているのかを知れることに対して、少しの不安と大きなわくわくがありました。

自身に課していた課題

新卒採用課でOJTを実施するにあたり、自身に課していた課題がいくつかあります。

1.タスク管理

今までのIT基礎研修・OJTで課題だったのがタスク管理です。タスク管理と一口に言っても、タスクの洗い出し・分解・適切な期限の設定・タイムマネジメント等様々な要素がありますが、私はその全てに苦手意識を感じていました。タスクが発生すると、「とにかくやらなきゃ!」と見切り発車することが多々…。

もちろん走り出してから気づかなかったタスクを発見することもあると思いますが、納期に間に合わせるためにはできるかぎり管理する必要があると思います。新卒採用課は1人が複数のタスクを担当するため、複数のタスク管理を経験するのに絶好のチャンスだと思いました。

2.口語での言語化力

私は、その場で臨機応変に喋るのが少し苦手で冗長になってしまいがち、という悩みを学生時代の頃から持っていました。頭の中で話すことが整理されていないものの、伝えたい気持ちはあるために、補足情報をつけすぎてしまって「本当に伝えたい事」が伝わりにくくなってしまうのだと思っています。

限られた時間で円滑に仕事をする中で、自分の伝えたいことをシンプルに的確に伝えることは重要だと感じています。こちらも、人に何かを伝える機会の多い新卒採用課で少しでも向上できればと課題に設定していました。

体験したこととそこでの学び

OJTでは、MTGへの参加の他、集客、採用、内定者フォローまで全てのフェーズを経験させていただきました。以下にその体験を記載していきます!

ミーティングへの参加

目的:社外の人にサーバーワークスの魅力や働くメリットを伝えることの必要性・重要性を学ぶ

目標:新卒採用ミーティングの中で新卒採用業務への改善提案を行う

OJTが始まった初週、早速全体MTGから集客・採用・内定者フォローチームごとのミーティングまで、様々なものに参加させていただきました。毎日いくつかのミーティングが設定されているカレンダーを見て、これだよこれ、この社会人感…。と謎の感動に浸っていました(?)

採用育成部のミーティングに対して感じていたことは、メンバー全員が何事に対しても「何が目的か」を常に確認し、議論を活発に行っているということです。それも、莫大なタスク一つ一つに対して、細かく「なぜそれをするのか」、「その行動は本当に課題に対して有効な解決手段なのか」「改善できるところはないか」を考え続けています。

社会人としては当たり前のことなのかもしれませんが、一人一人がとんでもないタスクを抱え、1日に3回面接が入ることもあるなど時間がない中で、自分のタスク以外のことについても真剣に議論している場面を目の当たりにして、「スーパーマンかな…?」と思わざるを得ませんでした。ミーティングに参加しただけでも、採用育成部のメンバーはサーバーワークスの行動指針である「スピード」「オーナーシップ」「顧客視点」を体現していると感じました。

私はというと、OJT序盤のミーティング参加では、説明会で送信するメッセージ・コンテンツについて提案することができたものの、OJTの中盤ではタスクに追われ思考する余裕がなくなっていき、目標である発言・改善提案ができなかったと感じています。

ただ、OJT終盤になると、時間のない中で最低限何をすればいいかを考えて余裕ができたり、「この行動は目的に沿っているか」と考える力がある程度身につき、議論のスピードにも追いついてきたと感じられました。

かなりまだまだではあるので、前提を疑うこと、目的を忘れないことを意識しながら取り組みたいと思います!

内定式懇親会の企画

目的:社外の人にサーバーワークスの魅力や働くメリットを伝えることの必要性・重要性を学ぶ

目標(達成基準):内定者懇親会の実施

OJT中の一番大きなタスクが、内定式懇親会の企画です。

内定者の方に対し、「入社にあたって不安を少しでも解消していただくこと」、「先輩社員との交流の場を設け、より会社について知っていただくこと」を軸として、30分の働き方に関するプレゼンと、1年目社員との座談会の企画を行いました。

企画を行うにあたり、同期メンバーに協力してもらいつつ、前提の定義と情報収集から始めます。新入社員が不安とは何なのか、こちらから伝えておきたいことは何なのか考え、社内の方や内定者の方にアンケートを取って盛り込む内容を決めていきました。

一番大変だったのは、集めた情報をいかに内容に落とし込むかを考えることです。盛り込みたい内容を決めた後、それをどんな方式で、どんなストーリーで、どこまでの情報を落とし込むのかを決めることにとても苦労しました。

その情報が目的に沿っているか、優先順位はどれくらいかを考えることで精査されていきましたが、ここでかなりの時間を使いました…。

しかし、とりあえず取り掛かってみる!と実行していくと、意外と物事が決まっていくことに気づきました。物事が決まっていくと、気づかなかった視点を発見し、効率よく改善していくことができます。企画段階では予測できなかった時間や方向性も、とりあえず実行することで見えてきました。私は実行する前に考える癖があるのですが、実行してこそ見えてくるものがとても多いので、考えるのはそこそこにしてまずやってみるという動き方の重要性を改めて理解しました。

また、企画をする中で新卒採用課が裏でどのように動いているのか、近い距離から知ることができました。イベントの内容を考えるだけではなく、タスク依頼、予算や場所や道具の手配、MTGの準備など、それだけで1日が過ぎるような業務をかなりのスピードで行いつつ、内容の精査を怠らない姿勢・その方法はとても勉強になりました。目標達成のための逆算とタスクの分解はこれからもより意識していこうと思います!

準備はかなり大変でしたが、当日までに無事コンテンツを完成させることができました。内定式懇親会後のアンケートでは「不安が解消された」との声が多く上がっており、とても嬉しかったです!

説明会司会・知るカフェセミナー・なんでも質問会

目的:社外の人にサーバーワークスの魅力や働くメリットを伝えることの必要性・重要性を学ぶ

目標:質問に対して会社を代表した立場で正しく魅力的な情報をアウトプットする

会社説明会の司会を任せていただく他、選考前の学生へ情報提供を行う場である「知るカフェセミナー」、選考中の学生と先輩社員が交流する場である「なんでも質問会」へ何回か同席し、学生からの質問に答える機会がありました。

「半年前入社したばかりの1年目が、学生の前で社員としての立ち振る舞いを…??」と最初は不安もありましたが、最近まで就職活動をしていた分「学生の気持ち」や「学生が企業に期待していること」をある程度理解し、解消できるのではないかとも思っていました。そのため、先に挙げた「口語での言語化」が一番の課題でした。

最初の同席ではやはり自信なさげになったり、補足情報を入れすぎたりしたと思います。しかし、2回目の同席のために準備を行う中で、自分の就活時代に感じていたことや、サーバーワークスで働いてみて感じることについて内省化され、自信を持って端的に学生へ伝えることができるようになったと感じています。(お会いした学生さんたちが選考を受けてくれたら嬉しい~!!)

事前に何を伝えたいか、をしっかり固めておくことで、シンプルに伝えられるようになるので、これからも「一番伝えたいことは何か」を事前に言語化しておくことを意識しようという学びがありました。

社員インタビュー

目的:サーバーワークスで活躍している人たちはどんな人なのかを言語化できるようになる、部をまたいで業務を依頼することを経験する

目標:社員インタビューを期限内にサバワクにアップする

説明会登壇者の先輩社員にインタビューを行い、ブログを執筆しました。

私は自分と同じく「文系、IT未経験」の学生が、クラウドエンジニアを目指すことへの不安を解消したい、と思っていたので、同じく文系で、想像のしにくい運用業務にも携わっているエンジニアの加治屋さんにお話を伺うことにしました。

「文系の学生の不安を解消すること」「想像しにくい運用業務の魅力を伝えること」「サーバーワークスの魅力を伝えること」を軸に、加治屋さんへの質問を考え、インタビューするところまではよかったのですが、問題は執筆でした。

インタビューしたことの全部を大切に感じて、メリハリをつけられていない…。

インタビュー内容をもう一度読み、私が心を動かされたところ、先ほどの軸に沿うところをピックアップしました。その上で、他のサバワクブログで既に伝えられているところや、軸に若干沿わない部分を削っていき、無事に記事をアップすることができました。事前に伝えたいことを明確にし、余分なものを削っていき、伝えることによりフォーカスできるよう意識していこうと思えた学びでした。

また、これまでの業務や加治屋さんへのインタビューを行う中で、「サーバーワークスで活躍している人」は、全方向に対する学びを止めず、行動に移し、さらにそれを周りに伝えようとする人なのかな、と自分なりに確信を得られました。

仕事は様々なことが関わって成り立っていると、今までのOJTで感じていました。「業務への理解」「扱うものへの理解」「周囲の人との協働」など、そしてどこにも学びが必ず発生すると思います。それらの学びを偏ることなくバランス良く拾い、仕事に生かしていける人や、その学びを周囲にも発信し影響させていける人が、まだまだ成長していくサーバーワークスにとって、活躍できる人なのではないかと思います。(実際、ブログ文化や勉強会が開催される文化は本当にありがたいです!)

私もそのような人たちを目標にしながら、努力していきたいと思います。

終わりに

新卒採用課OJTの様々な業務の中で、冒頭に挙げたOJTの目標は無事達成できたのではないかと思います。

多様な業務の中で生まれる課題が多く、不安になることもありましたが、都度気づきを見つけ、改善していくことで成長していくことができました。タスク管理と口語での言語化能力にはまだ課題はありますが、タスク管理はとにかく「逆算」と「分解」であること、口語での言語化は準備を徹底することで改善していくことが可能だと知ることができました。

あと3つの部署でのOJTの中で、さらに学びを獲得していくのが楽しみです!

文系IT未経験のエンジニアのリアル&運用業務について知ることができる、先輩社員へのインタビューブログもぜひご覧ください~!

sabawaku.serverworks.co.jp

しょうじ(執筆記事の一覧)

新卒研修中

25卒入社。二次元と三次元の両刀オタクながらも無事許容されている感じがします