こんにちは!
24卒の石田です。一年間の研修が終わり、ついに3月から本配属となりました!
さて本記事では、サーバーワークスの「行動指針」に焦点をあてて新卒研修を再解釈したいと思います。 FY25新卒研修の具体的な内容については、こちらの記事をご覧ください。 sabawaku.serverworks.co.jp
また、同時期に記事を執筆している同期が様々な側面から情報をアップしてくれると思うので、記事一覧よりチェックしてみてください!
新卒研修とは何だったのか
私にとっては、行動指針の内面化を行うプログラムであったと感じています。
もちろん、会社のサービス・業務形態を知ることや、実務で使用するAWS、その下地となるITの基礎知識を身に付けることも重要な要素です。
しかしこれらは、業務を行う上で必要な知識であり、技能であり、これから先いくらでも増やしていくことができる装備です。 その装備をどんなふうに持ち歩くのか、どうやって使っていくのかという実践的な指南書なしには、活かせないものでもあります。
この意味で行動指針は、今の装備をサーバーワークスというフィールドで最大限活用するためのステータス項目であると言えるのではないでしょうか。
つまり、行動指針として推奨される行動を取ることで、サーバーワークスの文化や思想を体現することが、サーバーワークスの石田として働くことの根底にまず必要なのだと考えます。
会社の思想に染まれ、ということが言いたいのではありません。
自分自身が行動指針を理解することで、取り巻く環境や実際の行動を再解釈・再定義し、常に実践という形で文化を刷新・継承していくことが重要だということです。
社外に対する会社のブランドイメージ向上や、近い将来共に働く誰かのため、そして何より、自分や仲間が働きやすい環境を保つためにも、必要な下地であると考えます。
行動指針の内面化
さて、少し脇道に逸れて自分の話をします(すぐ本筋に戻ります)。 私の性格は、根本的にネガティブ思考で、心配性で、変なところで完璧主義を発揮するものであると自認しています。
一方で、サーバーワークスはベンチャー精神が旺盛で、物事に前向きに取り組む姿勢が行動指針にもあらわれています。

会社のHPにも詳しく記載がございます。 www.serverworks.co.jp
私の性格と会社の性格とは、ハッキリ言ってちぐはぐなのです。 そのため、「会社が求めていること」に自分の行動を適応させることが必要だと思う傍ら、そのための行動に自分の心が置いて行かれることもしばしばありました。
「こう動くのが最適だろう」という考えと、「自分にできるかわからない」「もっと違う方法があるのでは?」という不安とがぶつかり合い、そのたびに「うわ~!(大暴れ)」となる感じです。
そのため、「行動指針に則ろうとする」だけでは、これから先満足のいくパフォーマンスはできない、と痛感しました。

今思えば、行動指針の「答え」を探してしまっていました
では、どうやって行動指針に則りつつ不安と戦っていくか?という話ですが(本筋に戻ってきました)
行動指針をそのまま内面化してしまえばよいのです。 つまり、「行動指針」を自分の性格に足りないものとしてとらえ、一種のフレームワークとして自分のステータスに落とし込んでいく、ということです。
ステータスを上げるためには経験値を積むしかありません。そのためのチュートリアルとして用意されていたのが、一年間の新卒研修なのだと私は捉えています。

研修は(配属後もですが)、トライアンドエラーの繰り返しです。
一年で様々なプログラムを経験する中で、多様な挑戦と失敗/成功を繰り返すことができました。
知らず知らずのうちに「挑戦をすること」が自分の中で前提となり、「自分にできるかわからない」というような不安にもだえる時間を「勿体ない」と思えるようになったことも大きな成長だと感じています。
さらに、たとえ失敗したとしても「挑戦したことそのもの」を認める文化が浸透しているため、失敗に対する恐怖感は自然と小さくなっていきました。 また、失敗を分析することで、「もっと違う方法があるのでは?」という不安感を「次の作戦」として解釈することもできるようになりました。
自分の性格と会社の行動指針を適合させることで、特性のあるステータスを作ることができると考えます。
「会社が私に求めること」を活用する
さらに助けとなるのが、「会社が求めていること」を理解することです。
社員は、実績やパフォーマンスに応じて評価基準が定められています。
そのため、自分の評価基準を知り、「すべきこと」「やらなくていいこと」「プラスアルファ出来たらいいこと」の区別を付けた考え方をすることで、自分の責務範囲外のことに関心を奪われ、無駄に不安感を得る必要が無くなります。
入社して間もないLv.1の社員は、自分に割り振られた仕事をやり遂げることがレベルアップの条件です。そのため、他のことに気を取られすぎたり、失敗した時の責任に怯えたりすることは、経験値になりません。
プラスアルファのクエストに取り掛かることは、ボーナス経験値になる場合もあれば、メインクエストを圧迫する重荷になる可能性もあります。
そのため、自分が会社に求められていることを理解することは、自分の経験値を積むために必要なだけでなく、余計な不安を抱えることなく仕事をするうえでとても助けになると考えます。
(個人的には、自分がすべきことの範囲を外的に設定されることで、心配性が抑制されるように思います。)
まとめ
物事に取り組む姿勢の根本にある行動指針を、様々な研修内容から理解・内面化していくことが、新卒研修のねらいの一つだったのではないでしょうか。 少なくとも私にとっては、一年の学びの中でもっとも大きな側面であったと感じています。
もちろん、AWSやITの基礎知識を身に付けることなども必要な研修の柱ですから、本記事の内容が新卒研修の絶対的な解ではありません。 「どんな学びや成長を促してくれるものだったのか?」に対する一つの答えとして、みなさまに提供できれば幸いです。
石田裕菜
趣味は映画と音楽とドラゴンボールです