LT大会 Season10 に込められた思い。他者評価こそ..という気付きが教育の原点。

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突然ですが、LTって言葉知ってました?

こんにちは、サーバーワークス人事の中村です。昭和の異世界からジョイン(ちなみにこの"ジョイン"という単語もまだちょっと使うのに勇気がいる)してきた私にとってLTという響き、最初はランチタイムの隠語かなんかかと思ってましたが、正しくはライトニングトーク(Lightning Talks)の略でした。どこかのサイトの説明を拝借すると「カンファレンスなどで実施される短時間のプレゼンテーション」との事、なるほど。

当社ではLT大会を社内で実施しています。2013年ごろから実施していて、タイトル通り10シーズン目を迎えました。このLT大会、過去に何度か存亡の危機があったようで、いつもは社員の「それ違うんじゃないすか?」と言われると、ひよっちゃうことが多い経営者なんですが、この時は珍しくトップダウンで、

LTはクラウド時代に必要な「プレゼン能力」を向上させるためにやってるんだから、やめちゃダメ!今回はDisagree & Commitmentでおなしゃす!

という思いから今も続いています。発表する側、聞く側、事務局とも課外活動なのではなく、みんな業務扱いです。とはいっても本業はそれぞれ別にある中でもLTにはそれなりに時間を割いてます。企業教育上不可欠、という経営の思い、そして事務局社員の涙ぐましい努力により成り立っています。ちなみに事務局はその年の新入社員が担当するのが当社の慣例で、当日運営業務だけでなく、そのシーズンのコンセプト決め、資料の形式や発表時間、外部公開といったルール作りも事務局が行っています。これもまた教育の場。

ちなみにLTというとエンジニアが対象なの?というイメージもあるみたいですが、当社では役員も含め全職種、全員がやります!東京以外の人間もリモート(GoToMeeting)でLTを行います。現在は水曜、金曜の週2回に3名ずつ、1人5分の持ち時間でLTします。週6人ペースですが、Season1の時代から社員数が4倍に増えており、現在は一巡するに半年くらいかかっちゃいます...。

テーマは選択制、「仕事」「技術」「ライフスタイル」の三択!

「みんなが知らない、ウチの課の縁の下系業務」「AWSの新サービス、イケてる俺の使い方」「実は競馬場って親子で楽しめるよ」などテーマは比較的自由。ただし!前述の教育的意味合いを担保するための仕組みがあります。Season10では主に以下の2つ。

  1. YouTubeへの動画アップ
    (会社のプレゼンス向上の意味合いもなくはないが、それよりは内輪ネタを牽制するため)

  2. 社員間のフィードバック
    (点数を競うのではなく、個々の強み・弱みを本人たちが自己認識できる項目にする)

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Googleフォームを利用したフィードバックの入力画面です。発表者一人ひとりに大して聞く側みんなでフィードバックします。集計結果はフィードバックする側(聞く側)・される側(発表者)ともリアルタイムで確認できます。自分でも気付かない話すときの癖とか指摘があると次の改善につなぐことができますね。また刺さるテーマだったよ!と評価されればやる気も出ます。いずれにせよ、やっぱりフィードバックは重要。他者評価こそがその人の実力の証なのです。

いざ、フィードバックタイム!

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フィードバックの記入タイムの光景です。みんな趣旨を理解して参加しているので、結構真面目に黙々とフィードバックを書いています。記入時間は発表の合間の3分間です。ちなみに聞く側は担当制ではなく、その回に出れる人全員参加を原則としています。社内とはいえ、聞く人が多いと発表者も結構緊張するようですね。

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実際の集計結果の抜粋です。冒頭にある写真の発表者、井澤さん(クラウドインテグレーション部)のLT『Amazon Translateのデモ機能で翻訳してもらう』へのフィードバックですが、かなり好評価のようです。もちろん私はとてもこんな評価をもらえる自信はありません。


以上、本日はサーバーワークスのLT大会の様子をお伝えしました。私自身も9月下旬にLTをアサインされているので、そろそろネタを仕込みつつ、いい評価だった人のレビューを読んで研究しなければ...