インストラクターは「技術を教える」だけじゃない?

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こんにちは、エデュケーショナルサービス課の井澤です。

私は現在、お客様に対してAWSを教える「インストラクター」としての業務に従事しています。

AWSが開発した公式トレーニングの講師をつとめたり、お客様のニーズに合わせて教材を設計・開発し、トレーニングを実施するオリジナルトレーニング・内製化支援を実施したりしています。

それぞれのサービスの詳細は、下記のリンクからご覧ください!

www.serverworks.co.jp

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ところで、ITの講師、AWSの講師と聞いて、どんな姿を思い浮かべますか?

「AWSを教える」と聞くと、AWSのサービスの仕様や操作方法を淡々と伝える姿をイメージされるかもしれません。しかし、この仕事に向き合っていると、しばしば「単なる技術解説に留まらない仕事だな」と思います。

今回は、私が日々感じているこの仕事の面白さと、プロとして大切にしている姿勢についてお話しします。

「技術」だけではなく「新しい文化」を伝える面白さ

AWSを学び、使うということは、単に新しいツールを導入することではありません。 これまでのオンプレミス環境での当たり前を捨て、「クラウドネイティブ」な考え方へとシフトする、一種の文化的な変革(トランスフォーメーション)です。

一例を挙げると、システムへのバースト的な負荷は、オンプレミス環境では対策が難しい課題でした。しかし、AWSには「必要な時に必要なだけ利用する」「不要になったら返す」という考え方があり、AutoScaling機能として実装されています。

AWSがもたらす新しい概念には、次のようなものがあります。

  • リソースを所有するのではなく、必要な時に必要なだけ利用する
  • 失敗を前提とした設計(Design for Failure)を取り入れる
  • スピード感を持って実験を繰り返す

こうした新しい概念と、それを実現する機能を、トレーニングの場で伝えていると、お客様の中に「こんなこともできるのか」「これまでの課題が解決できるかもしれない」という気付きが起きます。 その瞬間に立ち会えることが、この仕事の最大の面白さだと感じます。

お客様の「背景」を推察し、最適な言葉を選ぶ

講義や説明を行う際、気を付けているのは、「お客様が現在どのような知識を持ち、どのような考え方をされているか」を推察することです。私の頭の中にある情報や知識を、バケツの水を他のバケツに移すようには、お客様の頭の中に移すことはできないからです。

たとえば、「サーバー」という言葉一つとっても、長年インフラを支えてきたエンジニアの方と、アプリケーション開発を中心とされてきた方、そしてAWSを当たり前に使っている我々では、響く文脈が異なります。

  • お客様の現在の悩みを想像する
  • 相手の知識体系に合わせた「翻訳」を行う
  • 納得感を得られる、最適な比喩や事例を提示する

このプロセスは、お客様の真のニーズを捉え、適切なソリューションを提案する「コンサルティング」のプロセスに似ています。

一方的に教えるのではなく、お客様の文脈に寄り添うことで、初めて技術は生きた知識として伝わるのだと思います。これもまた、ただ「情報や知識を伝える」ということを超えた、この仕事の面白さの一つです。

「マメに、謙虚に」学び続ける

ご存知の通り、AWSは驚異的なスピードでアップデートされます。昨日までの正解が、今日にはより良い手法に取って代わられることも珍しくありません。

この速いペースについていき、インストラクターとして責任ある仕事をするのはなかなか簡単ではありません(正直なところ、うまくいかないこともあります!)

インストラクターとして誠実に仕事をするために、私は以下の二つの姿勢を忘れないようにしています。

  • マメに勉強すること: 日々のドキュメント確認や検証を怠らず、情報をアップデートし続ける
  • 謙虚であること: 「自分は十分に知っている」という過信を捨て、常に新しい技術に対して一学習者として向き合う

お客様の前に立つ者として、常に最新で正確な情報を提供し続ける責任を感じながら学び続けることは、エンジニアとしての自身の成長にも直結していると思います。

おわりに

AWSを教える仕事は、技術を通じて、お客様の未来を形作るサポートをする仕事です。技術への好奇心と、お客様への共感力の両方が求められる難しさはありますが、その分、得られるやりがいも格別です。

これからも、変化を楽しみながら(時々苦しめられながら!)、より多くのお客様にAWSクラウドの真価を届けていきたいです。

井澤 哲也(記事一覧)

アプリケーションサービス部 エデュケーショナルサービス課