「働き方ラボ」とは?
サーバーワークスは「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく。」をビジョンとして掲げており、クライアントへの価値提供を通じクラウドによって働きやすい社会をつくることはもちろん、エンジニアをはじめとする自社従業員にとって働きやすく、働きがいのある環境作りを進めることでも、ビジョンの実現に邁進しています。「働き方ラボ」を立ち上げることで、社内外のエンジニアに向けた調査結果などをもとに、働きやすさや働きがいについて考えるきっかけとなる情報発信を展開してまいります。
今回の調査結果は、ITエンジニアの働き方に関する2024年振り返りおよび2025年予測調査を、全国に住む20歳以上の企業に勤めるITエンジニア248名を対象に実施した調査をまとめたものです。
▼前回の調査「女性エンジニアの働き方に関する調査」はこちら
調査のポイント
- 約3割が2024年に「会社指定のオフィス出社日が設定された」もしくは「会社指定のオフィス出社日が増えた」
- 2024年に年収が上がったと回答したITエンジニアは45.2%で約半数弱
- 2025年の年収予測は48.8%が「変わらないと思う」と回答も、26.6%は「上がると思う」
- 2024年に転職したITエンジニアは1割弱、新たに活動を開始したのは12.9%
- 2025年内に転職をしたいと考えている人は16.9%
- 2025年のITエンジニアの転職は「市場が活性化する」との予測が35.1%
- 2024年に業務で「AIを積極的に活用した」と答えたのは27.4%、最も多かったのは「活用しなかった」で43.5%
- 2025年に「AIを業務で活用する頻度が増えると思う」との回答は41.1%
調査概要
方法:インターネット調査(Fastaskを利用)
期間:2025年1月14日~1月20日
対象:全国に住む20歳以上の企業に勤めるITエンジニア248名
調査結果
現在の勤務体系をたずねると、最も多いのは「完全オフィス勤務(毎日オフィスに出勤)」の31.5%で、次に「自由出勤制(リモートとオフィス勤務を自由に選べる)」の28.2%、一方「フルリモート」は18.1%でした。2024年に勤務体系が変わったかどうかたずねたところ、約3割の人が「会社指定のオフィス出社日が設定された」もしくは「会社指定のオフィス出社日が増えた」と回答し、一部に出社回帰の流れがあったことがわかります。2025年の勤務体系の予測についてたずねると「変わらないと思う」との回答が68.1%を占めました。
現在の年収についてたずねると、最も多いのは400万円から600万円未満で31.0%でした。また、2024年に年収が上がったと回答したのは45.2%と、約半数近くの割合で年収が上がったITエンジニアがいることがわかりました。2025年の予測をたずねると、48.8%が「変わらないと思う」と回答した一方、26.6%は「上がると思う」と回答しました。
2024年の転職活動についてたずねたところ、2024年に転職したのは9.3%、2024年に新たに活動を開始したのは12.9%でした。転職の意向がなかった人は56%を占めました。また、2025年内に転職をしたいと考えている人は16.9%でした。
2025年のITエンジニアの転職市場はどのようになると思うかたずねたところ、「市場が活性化する」との回答が35.1%、「市場が停滞する」との回答が22.6%でした。最も多い回答は「わからない」の37.1%で、転職市場の見通しについて予測できない方も多くいました。
副業に関してたずねると、2024年に新しく副業を開始した人は8.9%、以前から副業を継続している人は17.3%、興味はあったが開始しなかった人は25%と、約半数が副業実施もしくは興味関心層であることがわかりました。2025年に副業を新たに始めたいと回答した人は31.9%でした。
業務でAIを活用したかをたずねると、「AIを積極的に活用した」と答えたのは27.4%、「試験的に活用したが、定常的ではなかった」が29%でした。活用しなかったとの回答は最も多く、43.5%でした。2025年にAIを業務で活用する頻度が増えると思うかたずねたところ、最も多かったのは「増える」で41.1%でした。
最後に2025年に新たに挑戦したいことをたずねたところ、最も多かったのは「専門分野の知識を深める」で24.6%、次に「新しい資格を取得する」で24.2%でした。その他、「AI・機械学習関連のスキルを身につける」は16.5%でした。