新卒1年目を終えた今、サーバーワークスの「募集要項(新卒採用)」を見てみる

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こんにちは。1年間の新卒研修を終え、3月からEC部SA課(AWSエンジニアの部署)に配属となりました、熊谷です。

今回は入社して1年経ち、実際の業務や会社の雰囲気を体感した今、就職活動中に何度も目にしたサーバーワークスの「募集要項(新卒採用)」を改めて見てみようと思います。

  • サーバーワークスってどんな会社なの?
  • エンジニアって色々あるけどクラウドエンジニアって何が違うの?
  • 就活中で社員の生の声が聞いてみたい

といった方に読んでいただければ嬉しいです。

募集要項を改めてチェック

件のサーバーワークスの新卒採用募集要項はコチラ↓

サーバーワークス新卒採用募集要項

※先に注意となりますが、本ブログは2025年3月現在での新卒採用募集要項の内容を参照しています。

職種

私もこの総合職として入社し、先日エンジニアの部署に配属されました。
サーバーワークスでは、私を含め、エンジニア未経験で入社する人がほとんどです。
入社前意外とわからなかったのですが、サーバーワークスに入社してもクラウドエンジニア一択!というわけではないです。
社内にはAWSに触れるエンジニア以外にも多くの職種があり、1年間の研修を通して自分はその中でどんな業務・技術領域に興味があり、どの部署であれば理想のキャリアや働き方を実現できるかといったことを考え選択することが出来ました。

配属後もご自身のキャリアプランに応じて、他部門への異動やキャリアチェンジを応援しています。

実際に、部署異動している先輩社員も多く、キャリアの幅広さを実感しています。 部署異動という選択肢も含め、サーバーワークスでは社員の自主性に大きく委ねられている部分があります。 そのため、新たなキャリアに進むことも「チャレンジ」として前向きに捉えられ、成長を後押ししてくれる環境だと感じています。

ということで、就活市場では即戦力となるITスキルを持つ学生を求める企業が多い中、サーバーワークスは未経験者を丁寧に育成してくれる貴重な企業だと感じています。

ただ、もちろん自主的な学習も必要です。

私たちの代の新卒研修では

  • 基本情報技術者
  • AWS Certified Cloud Practitioner
  • Certified Solutions Architect - Associate
  • LinuC 101試験

の資格取得が目標に設定されており、各自自主的に時間を見つけて勉強をしていました。 これだけでなく、なんと1年間で12個あるAWSの資格を全て取得した同期もいます!(本当にすごい)

新卒研修スケジュール

【IT基礎研修】
入社後の3ヶ月間は、基本情報技術者の内容を基に、ITの基礎知識を徹底的に習得する期間です。
しかし、この研修は単なる座学ではありません。

3人1組のチームで週ごとのテーマについて学習し、毎週金曜日には10分間のスライド発表

という形式でした。これによりただ知識を詰め込むのではなく、

  • チームで学習計画を立てる
  • 役割分担を決める
  • スケジュール管理をする
  • どんな成果物を作るか話し合う

など、実際のプロジェクトに近い経験ができました。 入社するまでグループワークというのをほとんどやってこない学生生活だったのでこの経験は非常に勉強になりました。

【On The Job Training】
OJTでは、 1か月半ずつ、全3部署に配属され、実際の業務を体験しました。私は、

  • 営業課
  • お客様のAWS環境の監視・トラブル対応部署
  • 社内システム整備・アプリ開発部署

の3部署を経験しました。 このOJTを通して、具体的にどんなスケジュールで日々業務を送るのかであったり、どのような業務分担で会社として活動しているのかが分かりました。 サーバーワークスに入ってもクラウドエンジニア以外に色々な職種があることがわかり、非常に勉強になりました。

仕事内容

【営業職】

私が想像していた営業の仕事って、電話をかけまくったり、会社に飛び込みで訪問したり…みたいな感じだったんですが、サーバーワークスでは全然違いました。

サーバーワークスで扱うのはパッケージ商品ではなく、お客様それぞれのご要望に合わせたAWS環境です。 お客様から「こんなことできないか?」という相談を受け、それをじっくりヒアリングして、課題の本質を見つけて、最適なAWSの構成を提案する。

一般的なイメージでいうと営業よりも、コンサルタントに近い仕事だと感じました。

【エンジニア職】

入社前は「クラウドエンジニアとは?そもそもエンジニアとは?」という状態でしたが、研修やエンジニア部署への配属を通じて理解を深めることができました。

例えば、アプリケーション運用に必要なAWS環境構築プロジェクトでは、

営業 → ヒアリング → 設計 → 構築 → 納品・検収

という流れで進みます。具体的には以下の工程で進められます。

  1. 営業:
    • お客様のニーズを把握し、AWSを活用した解決策を提案する初期段階
    • お客様のビジネスモデル、技術的な課題、将来の展望などを詳細にヒアリングし、プロジェクトの方向性を決定
  2. ヒアリング:
    • 営業担当者とエンジニアが協力し、お客様の要件を詳細に聞き取る段階
    • 必要なアプリケーションの機能、パフォーマンス要件、セキュリティ要件、予算などを明確にする
  3. 設計:
    • ヒアリングで得られた情報をもとに、AWS環境の構成を設計する段階
    • 最適なAWSサービスを選定し、ネットワーク構成、データベース構成、セキュリティ構成などを決定
  4. 構築:
    • 設計図に基づいて、実際にAWS環境を構築する段階
    • AWSマネジメントコンソールやAWS CLIなどを使用し、EC2インスタンス、S3バケット、RDSデータベースなどのリソースを作成・設定
    • IaC(Infrastructure as Code)ツールなどを活用する事で、効率的に構築を実施
  5. 納品・検収:
    • 構築したAWS環境をお客様に納品し、動作確認や受け入れテストを実施する段階
    • お客様の要件を満たしているか、パフォーマンスやセキュリティに問題がないかなどを検証
    • お客様からのフィードバックに基づき、必要に応じて修正や調整

これらの工程を通じて、お客様のビジネス目標達成をAWSの技術を通じて支援するのがAWSのクラウドエンジニアの業務となります。 上はほんの一例で、もちろんこれ以外にも多種多様な業務があります。

就活時はエンジニア=コードをひたすら書きまくる というイメージでしたが、僕の配属された部署におけるクラウドエンジニアはコードを書く以外にもネットワークやインフラを設計するためにお客様へヒアリングを行ったり、AWSサービスをブラウザ上で操作したりといった業務も多く、一日中コードを見続ける感じでは全くないです。もちろんAWSサービスを使ってバリバリコードを書きまくる部署もあります。

応募条件

本当に多種多様なバックグラウンドを持つ方が活躍しています。
例年新卒入社は情報系の学部出身の方はごく少数で、大多数が非情報系出身です。
ITで働く上で基礎的な知識は新卒研修の中で学べますので事前知識がなくても大丈夫です!
入社してから自分で必要な知識を学んでいく力や、日々アップデートされていくAWSサービスをキャッチアップしていく力が大事です。(自戒)

給与

ワークスタイル手当は、リモートワーク環境を整えるための備品購入に充てられる手当です。私はこの手当で、

  • モニター、モニターアーム
  • 昇降式デスク
  • オフィスチェア

を購入しました。次はマイクなど音響系を狙っています。

勤務地

サーバーワークスでは、みなさん全国各地からリモートワークで働いています。
申請をすればワーケーションも可能ですので、場所に縛られず自由な働き方ができます。
私は満員電車が嫌いなので(好きな人もいないと思いますが)、通勤から解放されていることで本当にストレスなく働けています。

勤務時間

新卒1年目は定時勤務制で10-19時固定です。
2年目以降はグレードが上がっていくとフレックスタイム制、裁量労働制となり自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。
有給は1時間単位で使えるので、19時から行きたいイベントがあるので18時上がり!というのも可能です。

まとめ:募集要項の記載内容は真実

就活時に募集要項を見ていたときは、どこまで真実なんだ...?と疑心暗鬼になっていたところもありましたが、全て真実でした。

業界のことであったり、サーバーワークスで働くイメージをする一助になれば幸いです。

熊谷 晃希(執筆記事の一覧)

2024年4月に新卒で入社しました。南米を旅するのが目下の目標です。