お客様と共に未来を語る一日!お客様感謝祭2025を開催しました

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こんにちは。広報のたがみです。
サーバーワークスでは今年も9月に東京と大阪にて、お客様感謝祭を開催いたしました。

お客様感謝祭の目的

「お客様感謝祭」という名前の通り、弊社をご利用くださっているお客様へ直接感謝の気持ちをお伝えしたいという思いはもちろん、在宅勤務でオンラインミーティングがベースとなっている中、実際にお会いしお話しすることでより温度が伝わるコミュニケーションを取りながら、お客様のお困りごとの発見やAWSをより一層活用していただけるきっかけを作りたいと考えています。

これからもお客様のビジネスのさらなる成功・飛躍につながるサポートをしていきたいという思いのもと、このプライベートセミナー・お客様感謝祭を実施しています。
ご参加くださった企業の皆様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

さて、今回の記事では、東京の様子をレポートしてまいります!

プログラム

今回サーバーワークスでは、お客様感謝祭開催に併せてプライベートセミナーも開催いたしました。プログラムとしては以下のようになっています。

1.プライベートセミナー

・代表大石によるオリジナルセッション
・ゲストをお呼びしたパネルディスカッション

2.立食パーティー

プライベートセミナー

プライベートセミナー前半は、弊社代表大石によるオリジナルセッションです。

「AWS活用の注目事例とこれからの生成AI活用戦略」と題し、この1年間の当社の歩みと、特に私たちが注力している「生成AI」をテーマに、その取り組みと未来へのビジョンをお話ししました。

4つのトピックスとお客様事例

まず、サーバーワークスのこの1年間の進化を象徴する4つのトピックスをご紹介しました。

ASEAN諸国でのAWSデリバリー開始

グローバルで事業展開されるお客様をサポートするため、ISID様との協業でASEAN展開を開始。高品質なデータセンターが限られる地域でクラウドへ移行したいという需要に、私たちの知見を活かして応えていきます。

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新潟に運用拠点「サーバーワークススマートオペレーション」を設立

増加するマネージドサービスの需要に高品質かつ安定的に応えるため、新潟市に新会社を設立。24時間365日体制*1でお客様のシステムを支えてまいります。

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伴走型セキュリティサービス「サバソック」を本格始動

「セキュリティ通知は来るが、次に何をすべきか分からない」というお客様の悩みに応えるため、インシデント対応だけでなく、潜在リスクを分析・報告し、共に予防策を講じる「伴走型」のサービスを本格的にスタートさせました。

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運用自動化自社サービス「Cloud Automator」の機能強化

10年以上の提供実績を誇るAWS運用自動化SaaSも進化を続けています。

▼最新の機能アップデート情報はこちら www.serverworks.co.jp

※また、Cloud AutomatorはAWS Marketplaceからも契約・購入が可能になっています www.serverworks.co.jp


これらの取り組みは、常にお客様の成功と共にあります。セッションでは、クラウドネイティブへの移行をご支援したハルメクホールディングス様、複雑化したAWS環境のガバナンス強化を実現したヤオコー様の事例をご紹介しました。

▼ハルメク様事例 www.serverworks.co.jp

▼ヤオコー様事例 www.serverworks.co.jp

そして、続く生成AIのパートへの重要な布石として、東日本計算センター様の事例にも触れました。

▼事例はこちら www.serverworks.co.jp

これは、Amazon Kendra等を活用し、社内に散在する膨大なドキュメントを横断的に検索できる「エンタープライズサーチ」を生成AIで構築した本番導入事例で、生成AI活用のアイデアをサービスとして提供できる状態、実際に使える状態にしたことが大きなポイントです。
この事例は、私たちのAIへの取り組みを象徴しています。

サーバーワークスが推進する生成AI活用について

なぜ今、サーバーワークスが生成AIに力を入れるのか。それは、クラウド黎明期からサーバーワークスが一貫して持ち続けてきた思想に基づいています。

まずは自ら実践し、ノウハウを蓄積する

新しい技術をお客様に提案する前に、まず自社で徹底的に活用し、その価値と課題を深く理解します。

その象徴が、エンジニア研修のための社内ツール「生成AIトレーナーbot」です。

当社では、中途入社のエンジニアに4ヶ月間の実践的なOJT研修を実施していますが、事業拡大に伴うトレーナー不足が課題でした。そこで開発したのが、トレーニーからの質問や成果物投稿に対し、AIが過去のデータや文脈を深く理解した上で最適な回答案を生成するbotです。
AWS環境を活用し、研修中の社員からの質問に自動で回答案を作成し、トレーナーがチェックして問題が無ければそのままワンクリックで返答できる仕組みです。 これにより、トレーナーの指導業務における工数最適化と質の高い学習機会の提供を実現しました。かつては「人がAIを学習させる」のが常識でしたが、私たちは「AIが人を育てる」という新しい世界を自ら実践し、ノウハウを蓄積しています。

▼社内事例「生成AIトレーナーbot」について www.serverworks.co.jp

「良いデータ環境」こそが成功の鍵

多くの企業が「生成AIを導入したが成果が出ない」という課題に直面しています。Amazon の CTO、ワーナー・ヴォゲルス氏が言うように「良いAIには良いデータが必要」なのは間違いありません。
しかし、私たちはさらに一歩踏み込み、「『良いデータ環境』こそが成功の鍵である」と考えています。

企業の競争力の源泉となるデータの99%は社内に眠っています。その多くが様々なSaaSの中に閉じ込められ、API制限などでサイロ化し、AIの学習に十分に活用できていないのが現実です。*2

クラウドとセキュリティの知見を活かし、お客様を導く

この課題に対し、私たちは2007年のクラウド黎明期から培ってきた知見を活かした解決策を提示します。それは、AWSを安全なデータ基盤(データレイク)とし、堅牢なセキュリティを確保した上で、企業のデータを価値に変えていくアプローチです。

サーバーワークスは、新しい技術が登場した際、お客様が直面するハードルをテンプレート化し、誰もがスムーズに導入できるよう支援してきた歴史があります。この経験を、生成AIの分野で再び展開していきます。
クラウド(データ基盤)、セキュリティ(安全な活用)、そして生成AI(価値創出)を三位一体で提供できることこそ、私たちの最大の強みです。

特別対談

セッションの後半では、国内有数の企業で技術戦略を担うCTOと、デジタルイノベーションを牽引する部門責任者のお二方をお招きし、対談が実現。

  • 直近で実施されたプロジェクトや現在実施中のプロジェクトについて
  • 今後、生成AIをさらなるビジネス成長に繋げていくために、どのように備えていくべきか?
  • ITを使って自社や自分たちのチームをどのように変革していきたいか

という3つのトークテーマをもとに議論を交わしました。

お二方からは、独自のカルチャーの中でインフラ統制を進める戦略や、AIで可視化・資産化したDXの具体的な成果など、リアルな現場の話も交えて語られました。

お客様感謝祭

セミナーの後はお客様と立食パーティーや抽選会を行いました。

セッションでの知的な興奮が冷めやらぬ中、お客様同士が業界の垣根を越えて語り合ったり、具体的な課題について弊社エンジニアと議論されたりと、会場の至る所で繋がりが生まれていました。

おわりに

セミナーセッションの熱気は、その後の立食パーティーへと引き継がれました。和やかな雰囲気の中、お客様同士、そして弊社社員が垣根なく語り合う光景が会場の至る所で見られました。
普段のリモート会議だけでは得られない、対面ならではの熱量の中で交わされる意見交換は、私たちにとっても非常に貴重な学びの時間となりました。
おかげさまで、当日は盛況のうちに幕を閉じることができました。ご参加いただいた皆様、そして素晴らしいお話を聞かせてくださったご登壇者の皆様に、心より感謝申し上げます。

これまでも様々な場面でお伝えしていますが、サーバーワークスはお客様にとって、クラウド活用の道のりを安全に導くシェルパのような存在でありたいと思っています。今後もこのような対話の機会を大切にしながら、皆様と伴走し、ビジネスの成長を力強くサポートしてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!