初めてのAWS Summit Japan!参加してきた

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こんにちは。2024年4月にサーバーワークスに入社した、さいかです。
入社してから早くも3か月が経ち、今ではOJTとして部署を回り、会社のビジネスの流れを実務を通して学んでいます!
今回、人生初のAWS Summit2024に参加してきました!AWS Summitは2日間開催されていましたが、私が参加したのは6/21(金)の1日のみとなります。
AWS Summitに参加してみた感想であったり、講演の内容について記載していきます!

講演の内容

ここからは私が参加したセッションの中で、印象深かったお話について取り上げていきたいと思います。また、当記事ではご登壇された技術的な内容のみに言及しております。
紹介するセッションについては以下の引用元から掲載しております。
https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-Summit-2024-Japan_Agenda.pdf


なお、各セッションは2024年7月5日までオンデマンドで配信されていますので、 気になったセッションがあれば下記AWS Summit Japanのページよりご視聴ください。

aws.amazon.com

 サーバーレス開発のベストプラクティス ~より効果的に、より賢く使いこなすために~(ご登壇:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社様)

ご登壇の中で印象的に思った点は、イベント連携やフロー管理のサービスを活用して繋ぎのLambdaは減らし、「独自にやりたい処理」にLambdaを使うという点でした。実際にLambdaが呼び出されても、実行としてはわずかであるという実例が多々あるとのことでした。 具体的には、Lambda関数を増やしすぎると運用上の負荷になるため、Step FunctionsやEventbridgeなどのマネージドサービスを積極的に活用することで、Lambdaの削減に繋げて運用上の負荷を低減していくことが望ましいということでした。

私が今後実際にサーバーレス開発に携わった際に、この考え方は特に重要だと感じました。また、全体としての構成の理解という点からも、LambdaではなくStep Functionsで管理をした方がチーム内での人員変更などが起きた際でも対応のし易さという点で非常に有効だなと感じました。

 1 億 9000 万人のユーザー基盤を支える LINE の CDN 戦略(ご登壇:LINEヤフー株式会社様)

ご登壇の中で印象的に思った点は、私たちが毎日欠かさず使用しているLINEは常に膨大なトラフィック量を抱えているが、特に新年や自然災害によるトラフィックの急増対策として、地理的近接性を考慮したグローバルなマルチCDNに着目して活用しているという点でした。中でもAWSサービスであるCloudFrontを活用しており、以前CloudFrontは単純な機能しかなかったものが、時代とともにマルチCDN対応に進化してきたという点も興味深かったです。

地理的近接性という点に関しては、自動運転車にも活用されていることを以前学習し、応答時間を短縮しリアルタイムのデータ処理を可能にすることで交通事故を防いだり重要な働きをしていることを知っていたため、CloudFrontの計り知れない重要性であったり、今後の進化にもとても興味が湧きました!

 より良い視聴体験を求めて、ニコニコ動画の配信基盤刷新の舞台裏(ご登壇:株式会社ドワンゴ様)

ご登壇の中で印象的に思った点は、ニコニコ動画の旧基盤として複雑化したシステムにおける開発の難しさという課題をAWSのマネージドサービスを活用することで、システムの単純化とリソースの大幅な削減を実現したという点です。
また、GitHub Actionsの導入によって、アプリケーションの更新作業が効率化されるなど、具体的な成果が示されていることから、技術的な取り組みが実際にどのような効果をもたらすのかが明確に伝わってきました。

オンプレミスからクラウドへの移行によって、運用負荷の軽減や突発的な負荷への対応が容易になったことは、クラウドの利点を強調するとても良い例だな感じました。

最後に

今回初めてAWS Summitに参加させていただきました!会場に足を運ぶことで、AWSというサービスに対して多くのエンジニアが興味や期待を持っているということが体感できます。講演だったり、展示会で多くのエンジニアと一緒に盛り上がるという体験は、とても貴重で空気感を味わうだけでも楽しかったです!

講演のほかにも様々な会社様が個人ブースを立ち上げており、そこでも講演やイベントが開催されています。講演だけでなくブースを巡るのも楽しいです!アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社様が提供している展示ブースでは実物のSnowball Edgeデバイスが展示されていました!約20kgほどあり、実際に持ち上げてみて重厚感を体験する等できました。Snowball Edgeについては認定試験の学習では学びましたが、実際に現場で社員様とコミュニケーションをとることで、具体的なイメージが掴むことができるというところもAWS Summitの良さだと感じました。
また来年もAWS Summitに参加したいと思います!

AWS Snowball Edge

雑賀 風暉(執筆記事の一覧)

2024年4月入社。

音楽が好きでライブに行きます。エンジニア目指して修行中。