こんにちは。最近、格安航空券の販売や香港政府の無料航空券プレゼントなどの旅行に関するイベントが増えていてどこに行こうか悩んでいる中山です。
今回は僕が新卒OJT期間で回った部署の紹介と、それぞれの部署でどんな事をやったのかをお話ししようと思います。
サーバーワークスの新卒研修は、本配属を決める前に自分が興味のある部署、行くかは分からないけど体験してみたい部署をいくつか回れるOJT(on the job training)を行っており、僕はその期間で運用、AWS導入支援、SSG(バックオフィス)、人事、営業の5つの部署を回りましたのでそれぞれ紹介していきます。
MS部:1ヶ月強
体験したこと
受入対応
お客様の環境にログインをして監視のために必要なエージェント(※1)をインストールする作業
お客様とのBacklog(プロジェクト管理ツール)を用いたテキストベースのやり取り
まだ本番稼働していないシステムとは言え、お客様の環境に入ってコマンドを打つのはかなり緊張感がありました。
特に”sudo”コマンドを使って管理者権限でのコマンドを実行した時の緊張感は今でも印象に残っています。
(エンターキーを押す前に5回は間違いがないか確認しました…)
※1 エージェント:運用監視でいうエージェントはシステムを監視して必要な情報を集めてくれるソフトウェア
お客様の環境移管作業
- Zabbixという監視ツールからDatadogというツールへの移管作業
こちらは既に本番稼働中のシステムで、Zabbixというツールを使って監視されていたものをDatadogという監視ツールに切り替える作業でした。
ダブルチェックをする役割として参加したので実際の環境を触る事はしませんでした。
ですがミスをするとアラートが出てお客様に通知が行ってしまうため、長時間でしたが緊張感を持ってチェックを行っていました。
監視ツールのハンズオン
- Datadogという監視ツールを実際に触って何ができるか確認する
AWSの監視をするためのDatadogというツールを実際に使ってみるというハンズオン課題 AWS内でも監視ツールはたくさんありますが、それを使わずに監視を行っているんだなと知りました。
SSG:2週間
体験したこと
SSGの方達の業務内容を知る
人事や総務、経理の方からどういった業務内容なのかなどを説明していただいた
大塩塾、大川塾
会社の経営において欠かせないバックオフィスの業務内容について知る事ができました。
税金の話もしていただいてとても面白かったです。
また、役員の大塩さんや経営管理部部長の大川さんにどういった経歴なのかや何をやっているのか、仕事をする上で大切なことは何かなどをお話ししていただきました。
AS部DS課:2ヶ月弱
体験したこと
仮想案件課題
社員の方をお客様に見立てて要件のヒアリングから設計構築、検収までを行う
仮想のお客様とのキックオフ、納品物の仕様説明会
要件定義に必要な情報の聞き漏れがないよう準備したり、質問されてもできるだけその場で答えられるように知識のインプットを行い、うまくヒアリングの会が終了した時はすごく達成感がありました。
また、要件定義から検収まで一気通貫で体験したのが初めてだったので、各フェーズでどんな事をしているのか事細かに知る事ができたのでよかったです。
結合テスト
- 構築済みの自動音声応答コールセンターをお客様に引き渡す前にテストを行う
構築された自動音声応答コールセンターが要件通り想定される処理をしてくれるのかをテスト項目通りに実際に電話を掛けながらテストしました。
いくつか想定外の処理が行われる場所があったのですが、先輩の方となぜうまくいかないのか話し合いながら原因を追究していくのがとても面白かったです。
コールセンターの構築も自分で試しに行っていて仕様も何となく理解していたので、自分も原因を追究する話し合いに参加して建設的な会話ができて、技術的な会話って楽しいなと感じました。
その他
Python課題
Amazon Connectを使った自動音声コールセンターの構築
特にコールセンターの構築は、電話をかけると自分が構築したフロー通りに応答してくれるので、作ったものを使える嬉しさを感じる事が出来ました。
日常生活で電話を掛けた時にたまに耳にする機会音声の裏側を知れたのも面白かったです。
人事部HR課:1ヶ月弱
体験したこと
新卒面接に参加
- 新卒面接に見学(議事録担当)として、また、サブ面接官として参加する
議事録を取る難しさ、面接の評価基準の中でまだ聞けていない事についてうまく引き出す質問を考える難しさを知りました。
学生の方は緊張しているのもあって、まとまらないまま話始める方もいるのでそれをうまくまとめるのが難しいと感じましたし、議事録を取りながら内容を理解して足りてない質問を考えるってかなり難しい事なんだと感じました。
1ヶ月弱のOJTを通して、話の内容を理解しながら聞きたい事をまとめておくという頭の使い方が少しできるようになっていたのでとても成長を感じました。
内定者懇親会の企画、当日の司会
- 23卒の内定者懇親会のコンテンツの企画、食事の手配、当日の司会を行う
自分達が内定者だった頃を思い出しながら、これをやったら嬉しそうだなという事を企画しました。
内定者の皆さんの自宅に食事を送るための手配も行いました。期日までに正しく手配しないと全員に食事が届かなくなってしまうので、当日はちゃんと届いているか不安でしたがうまく手配できていて安心しました。
その他
サバワクのブログ執筆
新卒説明会に先輩社員として登壇
新卒の先輩社員にインタビューをしてブログを書いたり、新卒の会社説明会の先輩社員に質問するコーナーに出たりしました。
就活生に質問されるのは面接を受けてる気分で、自分のやりたい事、やった事を改めて言語化して整理できるので就活生のためにもなるし自分のためにもなるいい機会だなと感じました。
営業部:1ヶ月弱
体験したこと
お客様との商談に参加
- 商談への参加
色々な企業さんとの商談が毎日のようにあるので、それに参加をして議事録を取っていました。
プリセールス(技術営業)の方がお客様と話をしている時に、サーバーワークス側としての作業範囲、責任範囲をとにかく明確にしようとしていて、エンジニアの仕事ってやはり要件をしっかり詰める事がまず大事なんだなと感じました。
お客様と対面で会う
- お客様と対面で会う
名刺交換を初めて対面で行ったので社会人として1つレベルが上がった感じがしました。
その他
- サーバーワークスのサービスについての座学
サーバーワークスがどういったビジネスモデルなのかなどを解説していただきました。
一見利益があまり取れなさそうな取り組みでも、回りまわって別の部分の利益に繋がっているという部分が知れたのが一番面白かったです。
終わりに
サーバーワークスのOJTはサーバーワークスに新卒で入る事の大きな魅力の1つです。
ファーストキャリアをエンジニアにしたとしたら、数年後に「人事や営業も経験してみたいな……」と思ってもキャリアチェンジは結構勇気がいるものになると思います。
その職種が何をしているのかを知らないで行かないのと、知っていて行かないのとでは全然違います。
実際、僕も最初はCI部というAWS導入支援を行っている部署に行くつもりでしたが、OJTを通して別の部署と自分がマッチしていると感じて、MS部という監視運用をしている部署に配属を決めました。
やってみなきゃわからない、やる前から好き嫌いをするのはもったいないというのを身に染みて感じたOJT期間だったので、サーバーワークスのOJTを通して色々な部署を体験出来て本当に良かったなと思っています。