
はじめに
気が付いたら入社2か月目が終わろうとしているCS部ES課研修中のオールドルーキー有川です。 入社した日は10日前くらいに感じます。そのぐらい濃密な研修期間を過ごしております。
この記事では、AWS資格取得によるメリットと、それを達成するための会社の仕組みと時間管理についてまとめています。 また、サーバーワークスではどのような仕組みで効率的に働くことが出来るのかについて、少しだけ掘り下げていきます。 最後にちょぴっとだけサーバーワークスの仕組みをどのように活用したのか、私自身の話をします。
AWS資格について
AWS資格更新を決意するに至る背景
サーバーワークスでは、AWS認定資格取得が社員のキャリアに大きな影響を与えています。 これは、資格取得者がレビュアーを務める事が望ましいとされる弊社の規定があり、その運用が厳格であるためです。
私自身も2021年12月にAWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP)の資格を取得しておりました。 話が逸れますが、これは前職において大変有効な資格となり、様々な案件を経験する事が出来ました。本当に取得してよかったと思っています。
しかしAWSの資格は有効期限が3年です。今回の転職で研修期間中に有効期限が切れてしまうという事態が発生しました。 研修で覚えなければならない事柄が多い中でこの難試験の更新を行うための勉強時間を生む余裕はないであろうことから今回の更新は諦め、研修が終わって本配属になり案件をこなす中で、慣れが時間的余裕を生んでくれることを期待してその時間で再勉強の上再取得、という絵を描いていました。
しかし入社してから分かった以下の4点を鑑みて、入社前に描いた絵を見直しました。
- 上記のレビュアー規定の運用方針が座学を通じて分かった事
- 座学の最初に分量やゴール、締め切りが示されているので無理のない範囲で試験勉強に時間を使う計算が出来た
- 同じ研修を受けている仲間達(ほんのちょい先輩)が当たり前みたいにバンバンAWS資格を取得してる、全冠もいる(!?)
- 毎週月曜に全社朝礼で、AWS認定資格をはじめとした資格の新規取得者と更新者が発表され表彰される。毎週10名前後何かしら取得してる
結果、期限内に資格の更新に挑む事にして、勉強時間は2週間程度でどうにか更新することができました!(結構キツかったのは事実ですが・・・)

AWS資格による、知識とスキルの向上
AWS資格を取得することにより、新しい知識を得ることはいちエンジニアとしてもちろん有意なことです。 さらにサーバーワークスはAWS専業のクラウドインテグレーターかつプレミアティアパートナーとなっており、AWS資格のための勉強や取得自体が業務に直結します。ベンダー資格あるあるな、「これは業務では使わないとこだな」というような知識が殆どありません。
殆ど無駄が無く捨てるところが少ない、まるでイカのようなとても「美味しい」コスパの活動です。

しかし、資格はあくまで、次なる挑戦の入口に立つための通行証に過ぎません。 事実、サーバーワークスではSAPの資格取得者が、全社員の1/3ほどに及びます。非エンジニア職ですら取得者がいます。(!?)
取得すること自体は目的ではなく、取得に至るだけの知識をどのように案件で活かし、アウトプットするのか実践していく事が目的です。 あくまで成果を出すための一手段であるという点は忘れてはいけないポイントです。

時間管理のコツ
時間管理について
さて、上記の資格取得の体験談の中で、"無理のない範囲で試験勉強に時間を使う計算が出来た"と記載しました。 これについて、私がどのように弊社の仕組みを利用し、実践したかをまとめます。
私が実践した時間管理
弊社では、全社員がGoogleカレンダーをスケジューラとして使用しています。 これにより、「誰が」「いつ」「何をしている」のかが明確に分かるよう、会社として仕組みが存在し、運用されています。 私はここに会議の予定だけではなく、自身の作業予定(一人で実施するような検証の予定もすべて)を記載しました。 1日を4分割くらいにして午前の1部と2部、午後の1部と2部という枠を作り、そこにかなりざっくりで構わないのでタスクを詰めていきます。 タスクを作る際のルールは以下の通り。
- 会議予定など、他人の時間を奪うことになる予定を優先して自身の行動予定を空き時間に差し込む
- プライベート予定は枠を取得する(会議予定など差し込まれるのをブロック)
- タスクの分解はかなり粒度粗くてよい(スケジュール作る時点で面倒になってしまうのを防ぐため)
これをすることで全ての予定が可視化され、勉強時間にある程度枠を取れると踏むことが出来ました。 これは、弊社の初月研修項目である座学において、「何を」「いつまでに」「どこまで」やるべきなのかが かなり細かい粒度で明確化されている事が大きく、上記のような荒めな時間術でも効率化を実践することが出来ました。

ワークライフバランスの重要性
ストレスフルな職種かつ、家庭持ちとしてワークライフバランスは欠かせない要素です。 サーバーワークスでは以下の3点を従業員の自由意志に任せ、生産性を高めています。
- 時間: 従業員のグレード制度に紐づいた働き方が複数用意されています。
- 場所:オフィスでもリモートでも選択が可能です。理由があるならカフェのコーヒー代まで補助されます。
- 道具:基本的には必要に応じて機器を貸与してくれますが、PCやスマホについてはBYOD制度があり、制度を利用すると手当が支給されます。
これらは生産性の高い働き方を社員自身が選択して下さいという会社の意思の表れであり、手当として給与に反映される※ほどに徹底された仕組みです。 ※ワークスタイル手当の項を参照
子供の世話や介護など、通常であれば業務に集中しなければいけない時間を別の用事に割り当て、空いている時間で成果を出す。 このような自由な働き方が認められるのは、サーバーワークスで働く社員にとって大きなメリットであり、会社としての強みにも繋がっていると感じます。
これらは生産性の高い働き方を実践するため、という目的のためであることは強調しておきます。 福利厚生ではないということは忘れてはいけませんが、会社と従業員お互いに良い効果を生む施策であり続けようという意思を感じます。
理想の仕事環境を実現するために
自分に適した環境作りのステップ
ここからは、私自身が上記の仕組みを活用してどのような環境を作ったのかをお話しします。 といっても大したことはしていませんが・・・。
モニタ増設
ワークスタイル手当を活用し、PCモニタとドッキングステーションを購入しました。 参照用の画面と、作業用の画面、チャットコミュニケーション用のノートパソコン画面の3つを表示し、生産性を高めています。 複数のモニタを利用すると生産性が42%向上するとの研究結果がありますが、体感上もかなりの向上を感じます。

キーボードのリフレッシュ
お気に入りのHHKBの、キートップを山葵色に変更しました。 だから何だ、生産性上がるのか?と言われてしまうとそれまでなんですが・・・。"アガる"んです。わかる人にはわかると思います・・・。
スマホのBYOD化
自身が使用しているAndroid端末をBYOD申請し、SlackやGoogleカレンダー(会社用)がスマホで閲覧できるようになりました。 これらにより、例えば業務時間中に中抜けして通院する際の待ち時間などで、スケジュールの確認が出来たりチャットの返信があるか確認したりなど、出先で簡易に状況が把握できるようになって、帰宅後、スムーズに業務に復帰が可能になっています。
ChatGPTの活用
弊社Slackにはチャッピー君がいます。ChatGPTの擬人化(?)AIで、割と何でも答えてくれます。 私はIaCのコード化があまり得意ではなかったので、研修でテンプレートの用意されていないコードについてはほぼチャッピー君に依頼して大まかに作ってもらうことで効率化を実践できています。
まとめ
この記事では、私がどのようにして濃密な研修時間の中で時間管理を行い、一般的に難度の高いとされるAWS資格を更新するに至ったのか、またどのように仕組みと手当を活用し、理想の仕事環境を整えているのかについて、ご紹介しました。 この記事を読んで頂いた皆様におかれまして、サーバーワークスにご興味を頂けましたら一緒に働く事ををご検討くださいますと幸いです。
ありかわ りゅうた(執筆記事の一覧)
カスタマーサクセス部 CS2課
2024年11月中途入社
自動車、釣り、キャンプ、ギターが趣味です。
経験こそ至高と思っているので、趣味的な事柄は何でも手を出します。
妻(パート)と娘(小学低学年)と息子(小学高学年)と犬(ゴールデンレトリバー)と猫(ミックス)で暮らす日々が煩わしくてうるさくて面倒くさいのに、かけがえの無いものなのが不思議です。